水素結合とS-S結合とペプチド結合の違いを教えてください。 全てアミノ酸をつなぐものですよね?? 問題に出されると全くわからなくなってしまいます…。
水素結合とS-S結合とペプチド結合の違いを教えてください。 全てアミノ酸をつなぐものですよね?? 問題に出されると全くわからなくなってしまいます…。 回答よろしくお願いします><
化学Ⅱはしていないです(;;)
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化学はⅡまで勉強なさってますか? すみません補足してください >>そうですか、化学Ⅱの高分子の分野を勉強するとより理解が深まるのですが、もし図説などをもっていて、その図説の最後の方のページに少しくらいDNAに関する事がかいてあると思うので、一度見るのをお勧めします。 まず基本中の基本ですが、タンパク質とはなにか?っていわれたらなんてこたえますか? アミノ酸がたくさんつながったもの。と答えられればとりあえずOKです。 そのアミノ酸とアミノ酸をつなぐ”結合の名前”をペプチド結合といいます。 タンパク質は別名アミノ酸のポリペプチドといいます。 ポリはわかりますか?ギリシャ語で「たくさんの」って意味です。 ポリ塩化ビニルなんてきいたことありますか?あれは塩化ビニルという分子がたくさんつながった物の名前です。 DNAには塩基とよばれるものが存在しますね。遺伝子の情報源となっている4つの文字ATGCです。 アデニン、チミン、グアニン、シトシンですね AはTと、GはCと結合しそれ以外の組み合わせはありません。このへんは大丈夫かな? それで、このAーT、GーCのそれぞれの結合の名前が水素結合です。 水素結合といったら良く出てくるのが水ですが、水はH2Oですね。酸素と水素はそれぞれ「共有結合」という結合でくっついています。では「水素結合」ってどこではたらいてるの?ってのがよくある疑問ですが、分子間力というのをご存知でしょうか?分子と分子はそれぞれすんごい弱い力ではありますが、お互いにひきあっています。 しかし水の分子間力は普通の分子間力と違って、ものすんごい強い力でひきあいます。この普通の分子間力より強い結合のことを特別に「水素結合」という名前にしたのです。この水素結合は電子的に偏りが生じている分子、つまり、極性分子間において生じやすい結合です。 ですが、まぁ、ここは、難しい事考えずに、AーT、GーCの結合は水素結合なんだな〜って思ってください。 SーS結合ですが、これはタンパク質どうしの結合に関与しています。アミノ酸ではなく、タンパク質の結合です。 わかりますか?ペプチド結合はアミノ酸どうしの結合でしたよね。アミノ酸がたくさんつながって、タンパク質ができるわけです。できあがったタンパク質はさらに他にもできてるタンパク質とくっついたりして、さらにおおきな塊となっていきます。有名なのは抗体ですね。生物の図説をみてください。長ーい鎖(重い鎖という意味で英語ではHeavyの頭文字をとってH鎖というなまえの)と短い鎖(反対にLightの頭文字のL鎖)があると思いますが、それぞれの結合はこのSーS結合になってるとおもいます。このSーS結合の特徴は、少し離れた距離があってもくっつける事ができるというのが特徴ですね。 まとめます。 水素結合はDNAの塩基どうしをつなぐ結合 ペプチド結合はアミノ酸とアミノ酸をつなぐ結合 SーS結合はタンパク質とタンパク質をつなぐ結合 ということです。もちろん水素結合やSーS結合は他のいろんな種類の化学物質のいろんな結合の例がありますが "生物のこの分野に関していえば"上にまとめた事を整理していただければ十分行けると思います。 それをおさえておけば問題は解けると思います。かならず生物の資料集をみてください。 見る箇所は DNAの構造に関するページと タンパク質の構造に関するページと 抗体の図がかいてあるページをしっかりみて、具体例を覚えて、一度しっかり整理してください。 がんば^^
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質問者からのお礼コメント
とてもわかりやすく説明して下さってありがとうございました!!ずっと疑問に思っていたので理解できて嬉しいです。 がんばります(^^)
お礼日時:2012/1/23 8:49