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辛口批評で有名なフランスのクラシック評論家が辻井伸行さんの演奏について「全盲...

joy********さん

2012/4/102:17:49

辛口批評で有名なフランスのクラシック評論家が辻井伸行さんの演奏について「全盲のピアニストは彼以外
にもたくさんいる。彼等に共通しているのは一様に『聴いている者に心地よい演奏をする』ということだ。

先天性の場合は海の壮大さ、雨の情景、自然の雄大さなどはイメージとして頭の中にインプットされていない。
つまり作曲者の深層にたどり着く方法がない。だからいろんな演奏者の「心地よい部分だけ」をインプットする。
得てしてこれが万人受けする演奏となる」と評していました。私自身はピアノは弾けませんが聴くことは大好きです。
何となくこのフランス人が評してることも解るような気がするのですが、例えばショパンに関しては「ユンディ・リのノクターンが好き」
「アヴデーエワのワルツが好き」「辻井伸行のマズルカが好き」「ブレハッチのポロネーズが好き」・・・というように
楽曲のカテゴリーで嗜好が分かれます。録音テクノロジーが存在しない時期に創られた楽曲ですから、唯一の伝承手段は
楽譜ですよね。付随するエピソードとして「長雨が続く憂鬱な日にショパンが「雨だれ」を作曲した」というのは有名ですが、
今日のプロ演奏者がみんな雨の情景をイメージしながら雨だれを演奏しているとは思えません。
ということは前出の「作曲者の深層に近づく」必要などないのではないでしょうか?
心地よく聴ける・・・ということはそれも評価のひとつではないのでしょうか?

支離滅裂な長文になってしまい恐縮です。
クラシックピアノに造詣のある方、ご意見お願いします。

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ベストアンサーに選ばれた回答

sin********さん

2012/4/109:13:26

まあ、音楽評論家は洋の東西をとわず、その程度のものだということがわかりますね。
質問者さんがその評論家のいうことが「分かるような気がする」のは、分かるような気がします(笑)。
なぜなら、その評論家は自分でも「我ながらうまいこと言ったぜ。へっへっ」と思っているだろうからです。
昔ここの常連だった前川さんという人は「連れの言葉」として「辻井は、演奏も盲目」と言っています。
もちろん、じぶんでもうまいこと言ったと思っているのでしょう。彼も本質的には評論家体質なのです。
要するに音楽評論家なんてのは、クラシック鑑賞にこと寄せて、どうやってうまいことを言えるかという、言葉遊びをしているような存在なのです。
一部の楽理的、歴史的な知識に基づくものを除けば、彼らの発言は、何ら事実に基づくものではありません。
かれらの耳の程度は、おそらく二声の聴音すらままならないお粗末なレベルです。
その音楽評論家は「盲目の演奏家」は心地よさだけを目標とした演奏をするとのことですが、盲目の演奏家と、普通の演奏家で
区別できるかブラインドテストしてみましょうと言えば、ハダシで逃げ出すことでしょう。

あと、音楽における描写の意義ですが、誤解を恐れずに言えば、私は音楽の本質はそこにはないと思います。昔バーンスタインだったか、「展覧会の絵」の「キエフの大門」を聞いて、ミシシッピー川の流れを想像したとしても、それはかまわないといったそうですが、私も其れでかまわないと思うし、そもそも我々のほとんどすべてがモデルになった絵そのものをしらんじゃないですか。つまり我々のほとんどすべてが、作曲者の深層なんぞわかりゃしないのです。笑。

質問した人からのコメント

2012/4/1 11:32:32

降参 なるほど…炯眼のある言葉ですね。納得しました。批評家のコメントによってCDのセールスが左右されたりリサイタルの動員数が変わったりするのは素人の域なんですね(笑)これからも自分の感性で聴いていきたいと思います。あとのお二方も丁寧な解説ありがとうございました。

ベストアンサー以外の回答

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exi********さん

2012/4/111:23:36

じゃ、そいつらにブラインドテスト(演奏者名を伏せてCDを聞かせる)したら、辻井さんの演奏を言い当てられるか?これは疑問だね。何よりも辻井さんのことを「全盲の」とかの境遇を前提に語ることが演奏者を冒涜してると思う。弾いてる彼にゃ、目明きと同じ事やってんだから、関係ないことだ。
要は、彼の演奏を聞いて俺たちが感銘を受けられれば、それで良いわけだ。
たとえば、器用貧乏の何でも屋;バレンボイムのピアノ。
クサいとしか言い様がないメロディの溜め、リズムの崩しのオンパレードであるベートーベン31番32番のソナタCDなど、通常はうざったくて聞くに耐えないが、ちょっと自分が落ち込んでたり迷いがあるときに聞くと、たまらなく愛おしく新鮮な演奏に感じることもある。あくまでも聞き手の主観の問題であり、他人に振り回されず、自分の耳で判断すれば良いのだと思う。
一応ついでながら。そのフランスの評論家、なかなか上手いこと言ってるなって、表現上の感心はしたよ。だけど、所詮フランス人。そいつはどうせホモだろう。おおかた辻井さんが自分の好みじゃなかったのがホンネって次元の問題じゃないかな。笑

kin********さん

2012/4/108:56:39

ソフトなおせんべいもガチガチバリバリせんべいも両方あってしあわせ。

『聴いている者に心地よい』演奏だって、いいと思う。
『聴いている者に心地よい演奏』ができるって、すてきなことなのでは?

sin********さん

2012/4/105:34:33

心地よく聴ける・・・ということはそれも評価のひとつではないのでしょうか?
ということについてですが、
評価のひとつだと思います。
愛好家として、自分の耳で選んだものに浸ることは喜びですし、そのような愛好家もいる上で、作曲家や演奏家が音楽に携わっていけるということもあります。クラシック音楽だって、歴史の中で耳に受け入れられたものが残っていると考えられますし、それを今の聞き手の耳に心地よく演奏できることは、評価されていいと思います。受け入れられるということは、それだけでひとつの才能といえるでしょう。
一方で、耳馴染みのいいものが評価の優先度が高いかというと、そう高くないとも思います。

クラッシックといわれる音楽は、新しい世界への挑戦のくり返しの中で生み出されているものでもあります。作曲家も演奏家も常に新しい世界に挑戦し、その音楽性で切り取った新しい美しさや表現を求めることが、クラッシック音楽の本質とも言えます。そのため、万人に受け入れられること以上に、その時代の音や作曲者のインスピレーションを引き継ぐ正統性や、更に新しい美を生み出すような革新性が求められ、そこが評価の対象となっていると思います。また、歴史の上に成り立っているものですので、土台や基となっていることを知っていることで理解できることも多くあります。聴いて好き!という価値もありますが、絵画や骨董の鑑定同様、見れる人だけに分かる価値というものがあって、「作曲者の深層に近づく」ことが、それを得ることにつながるといえるでしょう。

ですから、
「作曲者の深層に近づく」必要などないのではないでしょうか?
については、
それこそ必要。作曲家の深層に近づくことが、文化的な意味でのクラシック音楽の演奏家の使命である、といえると思います。
もちろん、多くのプロの方が、演奏家として生活をするために聴衆を意識して、「聞いて心地よい」「分かりやすい」「奇をてらう」「技術を見せる」などのバランスをとって演奏していることは事実でしょうし、雨の情景はひとつのたとえで、雨の情景なんて浅いところで考えているプロの演奏家はいないでしょう。でも、各々が想起されるインスピレーションの連鎖の中で、「作曲者の深層に近づく」ことは(多分全てのプロの演奏家が)しているはずです。

端折って、一面的な部分も多々あるかと思いますが、
質問の回答として、伝わる部分があれば参考にしてください。


以下回答を外れるかも知れませんが、この批評を読むに、
辛口…ということで、それを好きな人には、自分のことを否定されているような印象を与え、視覚を持たない人への差別的な嫌な感じもあってこのような疑問が出たのかと想像します。

視覚は確かに知覚として大きな影響がありますが、視覚を持たないものが作曲家の深層に近づけないと主張しているような表現には、私も疑問を感じました。
私は見えない方と関わることも多いのですが、見える者とはまた違う、はるかに繊細な聴覚をはじめとする感覚をもっておられます。その点では、秀でた感覚で音の違いや質感を表現しているのに、見えている私たちは感じることができていないということがあるかも知れず、単に『聴いている者に心地よい』のではなく、見える者が知覚できない部分での何かがあり、それを表現した結果が「心地よい」と感じさせる(こもとある)のではないかと思えます。
だとすれば、視覚ではできなくても、聴覚はじめそれ以外の感覚を通して作曲家の深層にたどり着く方法はあって、見える人がそれを知覚できるようになることが、新しい美しさや音楽性につながるのではないかと考えます。
むしろ、この批評で、古い耳では見極められない、新しい音への可能性がそこにあるということが浮き彫りになっているようにも思います。

好みは好み、批評は批評として、辻井伸行さんには自分らしい演奏で人を「心地よく」し続けて欲しいと願います。

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