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何故、国鉄は民営化しJRになったのか、 または国鉄が民営化に至った経緯について...

righertunbusさん

2012/7/317:40:49

何故、国鉄は民営化しJRになったのか、
または国鉄が民営化に至った経緯について、
全くわかりません。

無知ですいませんが、国鉄について詳しい方で宜しいので、
具体的に教えて下さい。

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ベストアンサーに選ばれた回答

mt54bunbunさん

2012/7/823:32:46

簡単に申しますと、国鉄が大赤字だったからです。
なお、これに異を唱える論もあります。実は国鉄も

運輸収入>営業費用

となる程度の業績は維持できてましたので、これに依拠した「実は国鉄は赤字ではない」論です。
主に民営化に反対していた勢力の論法です。
しかしこれは大間違い。

たしかに国鉄の赤字は「長期債務」(=つまり新幹線の建設費や輸送力増強のための設備投資にかかった費用の、ひらたく言えば『ローンの返済』)でした。
ですが、どんな企業でも、設備投資に要した費用は年月をかけて回収していくべきものです。
国鉄はそれが全く出来ていなかった、という事です。

そこで、この、平たく言えば国鉄が背負った巨額の借金をどう処理するか、という事が大問題となったのですが、まず最も当事者としてこれに向き合うべき国鉄当局は、国策によって半ば強制的に背負わされた借金であるから、何とか責任逃れをしようとしていました。
しかも公共企業体であるという事で営利事業を営む事も禁じられていましたので、なおさら当事者能力を失っていたのです。
一方、政治の世界はというと、官僚寄りの自民党と組合寄りの野党、とりわけ左翼政党とで全く意見が食い違い、有効な手立てを全くしておりませんでした。
昔は高金利でしたから、そうこうするうち金利で「借金」は雪ダルマ式に膨れあがってしまったのです。

そこで行き着いたのが、民営化して民間企業の経営センスを取り入れ、人件費などのコストを減らし、一方で営利事業も認め、今でいう「エキナカ」や不動産、レジャー関連事業、デパート経営なども含めて積極的な増収をはかろう、という物でした。
さらに株式の売却益や、貨物駅跡地などの土地を売って長期債務の返済をしようと言う案でした。

そしてこの事を民意を問う形で行われた総選挙では分割民営化を進めようとした自民党が躍進、無責任な空論を展開していた社会党・共産党が敗退し、結果、いわゆる分割民営化法案が国会で可決され、民営化に至ったのです。

なお、国鉄が大赤字になった時代背景ですが、まずわが国が高度成長期であったため輸送力の需給が逼迫し、借金をしてでも輸送力を増強せざるを得なかったこと、一方、当時は「狂乱物価」と言われるほど物価が高騰、にも関わらず国鉄運賃を改定するには国会の認可が必要で政治的駆け引きの道具になり、結局国鉄運賃が長らく適正を欠く水準であったこと、そしていよいよ長期債務で首が回らなくなった時に一気に運賃五割値上げという愚挙をやった結果、当然ながら大幅な客離れが起き、さらに経営が苦しくなったこと、そんな時代に国鉄職員でつくる労働組合は「社会党との支持・協力関係」「共産党との協力・共同」という左翼労働運動をやってストライキによる経営圧迫とコスト増大をもたらしていたこと、なども申し添えておきます。

国民世論も国鉄労働組合に非難が集中し、国鉄末期には国鉄職員の多くが国鉄労働組合を脱退し、民営化に協力する方向に転換してゆきました。
もっとも、その過程においては、不当労働行為も半ば公然と行われたのは歴史上の汚点ではあります。

質問した人からのコメント

2012/7/9 21:51:09

驚く 詳しい回答ありがとうございました。

ベストアンサー以外の回答

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autorude1300さん

編集あり2012/7/319:10:00

国民の大半は、国が公式に発表した国鉄の累積赤字が原因で分割民営化されたという話を信じていますが、真実はそうではありません。
確かに国鉄は東海道新幹線が開業した昭和39年から赤字転落し、その後累積赤字は37兆円にまで膨らんだとされていますが、財務に詳しい方ならわかると思いますが、この話の裏では、国鉄が保有する土地などの資産が一切考慮されておらず、バランスシートを無視した強引な話でした。この話が通用するなら名立たる大企業は軒並み巨額の累積赤字を計上(銀行に至っては預金残高がそのまま赤字額になるという事態に)していることになってしまいます。

真実の話は、3公社(電電公社・専売公社・国鉄)による民業圧迫を恐れた旧日経連などの財界による働きかけと、一部建設族などの族議員による私物化とも取れる整備新幹線や新規在来線の建設促進(我田引鉄と揶揄された)の解消、更には、経営方針を巡る対立から労働組合との関係悪化に伴うストライキの増加への対策が相まって、中曽根氏や国鉄改革3人組と呼ばれる旧国鉄幹部らが主導して、過激な労働組合構成員の排除と経営陣が労働者を管理しやすい規模に分割し、かつ民営化することにより国(国会議員)の関与を減らすという裏の目的があって分割民営化されました。

分割民営化に当たっては、旅客流動を考慮し、極力それを分断しないこと。その為、なるべく県境を境に分割すること。また、本州3社すべてが収益源になる新幹線を保有できるようにすること。また、新幹線は路線の途中で経営主体を分断しないことを大前提に会社境界が決められました。
本州は、当初東西分割が主流だったがドル箱の東海道新幹線が西に入ると西日本会社の方が収益が良くなるため、東日本会社に配慮して名古屋を中心に東海会社を作ったと言われていますが、国鉄改革3人組がその後本州3社のトップにそれぞれついたことを見れば、その真意がわかるというものです。
国鉄の累積赤字解消についても、分割民営化当時、日本はバブル絶頂期。汐留などの遊休地の一括売却を早々に行っていれば赤字を解消したうえで更に国庫に還元できたのです。ところが、一等地の土地の一括売却が地価高騰を悪化される(常識的に考えて、大量供給されたら供給過多になり、逆に価格が下がるのが経済原理)という不自然な理由により売却を小出しにしてわざわざ赤字を膨らませてきました。実際汐留では周辺地価の半分以下という不当な安値で取得した事業者がいたことへの批判が集中した。

こうして、国鉄は1987年4月1日に分割民営化されたのですが、もともとバランスシートを無視して、一方的に負債部分だけを強調していたため、遊休資産が経営から切り離されたJR各社は、地の利の悪さから黒字化が難しいと言われた3島会社と貨物会社を除いて、初年度から大幅な黒字を計上できたのは当たり前のことであり、組合問題も一応の決着を見たこともあって、順調に長期負債を減らしていくことになります。

ところが、一時中断されていた整備新幹線の話が再度持ち上がると、並行在来線の扱いを巡る対立がJR各社と国との間で起こることになり、何が何でも新幹線を引きたい政治家らが中心となり、並行在来線の経営分離と引き換えに整備新幹線を建設すること、更に上下分離を採用(恒常的営業黒字を計上できるまで保有機構からリースする形にする、更にリース料は償却費を一切考慮せず、運営赤字にならない範囲で決める)することなど、JRが有利になる形で強引に決着させます。

現在進行形のものとしては、国鉄改革25年問題というのがあります。当初から分割民営化後25年目に経営の在り方について再度検討するというのが分割民営化素案に明記されていました。
そして今年その年を迎えたわけですが、今のところ政権交代があったこともあり、3島会社への経営支援のための基金を積み増すことでお茶を濁しています。
考えられているのは、経営が順調な本州各社に3島会社を吸収させる案(北海道は東日本に、四国は西日本に、九州は東海に)が出ています。ただ、既に完全民営化を果たした民間企業に対して強制的に負担を強いることは難しいという意見が大勢になっています。また、九州は単独での上場を目指すことを経営方針としています。

まだまだ国鉄改革は終わっていない。本当に分割民営化が成功だったかどうか判断するのはまだ早いと言えそうです。

yngcs208さん

2012/7/317:58:09

最大の目的は、国鉄労働組合など一部の労働組合を弱体化させることにありました。
そのために違法でない職員の削減方法を考え抜いた結果が、「分割民営化」だったのです。
なぜ「分割民営化」か、それは特定の人を職場から排除するために「職場組織の全てを新会社に移行し、新会社が旧国鉄職員を新たに採用する」という方法を取るためです。
同時に国鉄の借金等の解決を図ろうとしました。

この「職場組織の全てを新会社に移行し、新会社が旧社員を新たに採用する」という方法は、大胆かつ違法でないリストラ方法として「分社化」という手段があることを、大企業に残していきました。
バブル崩壊以降の失業率の増加は、国鉄分割民営と無関係ではないのです。

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mygencomさん

2012/7/317:45:01

表の理由…累積債務数兆円を抱えていた国鉄の経営再建
裏の理由…その大きな障害となっていた国労など敵対組合組織の弱体化と政治家の介入の阻止

国鉄民営化以降、社会党(現社民党)や共産党は弱体化しました。

niochan123さん

2012/7/317:42:29

こんにちは メチャクチャの大赤字で税金圧迫していたからですよ。国家リストラですね

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