ここから本文です

使用済み核燃料の冷却期間は30~40年ですが、使用中核燃料の冷却期間はそれよりは...

drt********さん

2012/12/1323:18:31

使用済み核燃料の冷却期間は30~40年ですが、使用中核燃料の冷却期間はそれよりは長いと思いますが、何年位になるのでしょうか。また、冷却中にポンプが停止したらどのくらいで危険なレベルにな

るのでしょうか。

閲覧数:
6,151
回答数:
1
お礼:
100枚

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

プロフィール画像

カテゴリマスター

rie********さん

2012/12/1404:37:23

使用中核燃料の冷却期間というのは変な言い方ですが、一般に、核燃料は原子炉と建屋内にある使用済み燃料プールとの間を行ったり来たりします。つまり、13か月の定期点検時に一部が入れ替えられて出力やそのバランスの調節をします。
そうして一つの燃料棒が原子炉内で燃やされるのは通算して2~3年程度、プールでの出番待ち保管を含めればもう何年かプラスになるようです。

プールでは常に水冷されます。完全にお役御免となった燃料棒は、別の建屋にある共用プールというところに水冷で貯蔵されます。その期間は最低でも2年間以上です。
その理由は、原子炉で燃焼させた燃料の発熱が水冷しなくともよいほどに下がるのに2年ほどかかるからです。

原子炉でもプールでも、水冷が止まるとやがて熱がこもり燃料が溶けだす危険がありますが、水冷が止まってから溶けるまでの時間は、原子炉での燃焼(核反応)停止から水冷保管されていた期間で変わります。保管期間が無い停止直後の状態だと、福島第一1号機のように数時間で全部溶けます。保管期間が半年くらいだと水冷停止後3日程度で溶け始め、1年なら6日程度の余裕があります。2年くらい経てば、閉じ込められて空冷も無い閉鎖空間でないとほとんど溶けだしません(物が燃えるような高温にはなるようです)。

再処理してガラス固化体にするとすれば、だいたい2年以上水冷されたものが処理されるようです。その結果出来たガラス固化体は40~50年ほど一時保管されます。それはその他の処分、たとえば地下埋設処分などのためにはまだ発熱や放射能が高いためだそうです。
再処理しないで直接処分する場合でも大体同じような期間は一時保管されるそうです。

今では全国に使用済み核燃料の山があるわけですが、それらのなかには数十年も水冷されているものもあります。
水冷されるのは発熱を除くためと、放射線が水で遮断され減衰するためと、万一被覆が破損しても放射性物質が大気放出されないためです。
しかし近年は乾式キャスクという空冷による貯蔵方式が開発されて普及してきています。使用済み核燃料は数年経てば発熱が充分下がり、さらに何年かすれば放射能も下がるので、空冷式で保管できるようになるからです。
この方式は移動が簡単で水冷のための大きな設備も必要が無く、また水があるための臨界事故も起こりにくくなるので、100年とかの長期保管に適しているとして全国で普及が進んでいます。

質問した人からのコメント

2012/12/18 16:38:47

有り難うございました。

あわせて知りたい

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる