子供が２歳の時にDV夫と別れ、娘と二人暮ししています。 実は、私も手に職もなく、何の資格も持っていない状態で仕事を離れて１年近く経っていたので色々不安でしたが、将来の不安より夫の理不尽な暴力から逃れたい思いが勝って、家を飛び出したのです。娘も日常的に夫の怒鳴り声を聴いていたので、ちょっと影響が出ていたのです。飛び出す前の娘の口癖は「ごめんなさい」「怒った？怒ってる？」でした… 以来１７年、契約職員という立場で何回か転職を経ながらも、何とか娘を大学に入れることが出来ました。（奨学金借りてますが…） 離婚した当時からの生活のお話をちょっと詳しくしますね。 娘を連れて家を飛び出す時に、私が働いていた時の貯金通帳・印鑑を持って出て、そのお金でアパートを設定しました。半年後に離婚が成立しました。 娘の出産→退職後にハローワークで失業給付の受給期間延長手続きをしていたのを別居後に解除し、失業給付金をもらいながら半年ほど仕事を探しました。 離婚も成立し、年度末近くなっても仕事が見つからなかったので、職業訓練を受ける準備（訓練校受験）もしました。母子家庭の母が職業訓練を受けると、ある程度の経済支援が受けられるという制度があるので、それを利用することも検討していたのです。 保育園の入所審査でも、職業訓練受講を入園理由として申請出来ました。 私は結局その年度末ぎりぎりに契約ながら新しい仕事が決まり、職業訓練を辞退して無資格のまま社会復帰したけれど、母子家庭のお母さんの中には、訓練で取った資格を活かして正職員となり、離婚しても経済的に安定している人もいます。 子供が保育園生のうちは、週４日勤務で手取りは月１２～３万円、児童扶養手当４万円程度と元夫からの養育費３万円を加え、家賃５万円のアパートでどうにか暮らしていました。 子供が小学校に上がるときに、週５勤務で手取り１６万円程度になり、それとともに児童扶養手当も減額されたけれど、ちょうどその頃家賃の安い（２万円未満）公営住宅の抽選にあたって引っ越したので、以来何とか暮らせています。児童扶養手当は半額以下（１．５万円程度）になりましたが、元夫からの養育費は娘が中学進学後に４万円に上がっていたので娘にはそんなに不自由させずに済みました。（塾や習い事まではさせてあげられなかったけれど…） 高校卒業と共に児童扶養手当と養育費が切れ、大学進学は無理かな…と思っていましたが、娘が生まれた時に私名義で入っていた学資保険が満期を迎え、受験費用と学費に充ててなんとか進学出来ています。奨学金も受け、娘がアルバイトも始めているので、私からお小遣いを渡すことも減りました。 貯蓄などのことを考えると、確かに将来安泰とは言えないけれど、いま娘と二人、だれにも怯えたり気を使わずにのびのび暮らせることは何物にも代えがたい幸せです。 自分語りで申し訳ないが、参考にしていただけたら幸いです。