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狩猟文化と農耕文化について、詳しく知りたい!

bak********さん

2013/2/2422:25:58

狩猟文化と農耕文化について、詳しく知りたい!

今日テレビでアフリカの先住民を見た高校生ですが、
自由に狩猟をしている姿を見て思ったんですが、争いも少なそうで平和には少なくとも見えました。

そこで、農耕文化と狩猟文化の欠点と利点を詳しく知りたくなったので教えてください。

自分なりの考えでは
農耕文化
利点
安定した食料の供給、それによる人口増加

欠点
土地が肥えてなければできない、そのため技術革新が必要、食料をめぐって争いの勃発、集団作業が主なので階層社会が強固に形成

狩猟文化

利点
食料の備蓄がないので争いが起こらない、集団でまとまらなくてもいい、身分社会が強固に作られないため農耕文化と比べると平等

欠点

自然環境が相当恵まれてなければならない

安定しない食糧供給

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pla********さん

編集あり2013/2/2621:20:32

狩猟・採集と農耕・牧畜の一番の違いは、同じ土地面積当たりの食物の収穫量です。狩猟は動物性食物の獲得、採集は主に植物性食物の獲得ですが、動物が食物を食べると食物のエネルギーはおよそ10分の1の減ってしまうので、同じ土地面積あたりで狩猟で得られる食物エネルギーは採集で得られる食物エネルギーの10分の1しかなく、したがって狩猟・採集文化はほぼ採集文化と考えてよいと思われます。生態学の教科書によれば、その採集文化での食物獲得量は0.2~10kcal/m2/年、エネルギー(燃料)補助のない、つまり前近代的な農業での食物獲得量は25~1000kcal/m2/年だそうです。すると、同じ土地面積あたりでは、前近代的農業では狩猟採集よりも100倍の食物が獲得できることになります。このことの意味は、狩猟採集文化では広い土地を必要とし、実際には狩猟採集民は、ある土地で狩猟採集して食物が減ってくると他の土地に移動する「遊動」をくりかえします。食物獲得量は不安定であり、仮に年ごとの食物獲得量がa~b(a<b)の範囲であるとすると、狩猟採集民の人口はaに平衡するそうです。これに対して農業(農耕牧畜)民は大量の食物が比較的安定して得られるためにふつう定住し(純粋な牧畜民なら牧草を求めて遊動することが多く、これは遊牧と呼ばれます)、社会の人口は狩猟採集民社会よりも大きなものになります。
次に文化人類学によれば、狩猟採集民はバンドと呼ばれる、だいたい50~70人からなるもっとも単純な社会を形成し、そこでは分業はなく、成員は経済的にも社会的にも平等です。もちろん各個人の能力には差があるのですが、質問者さんが言われるように食物の備蓄がないし(遊動をくり返すために物資の備蓄も最小限であり、だからいわゆる財と呼べるほどのものがありません)、食物の獲得には運もあるので、各人は生存リスクを減らすために食物を分配し合い、食物獲得能力に長けた人が存在しても、その人は同じ集団の人々からねたまれるのを何よりも恐れ、自分だけ高い地位につこうとはしません。
ところが農耕牧畜文化では、穀物を生産した場合には乾燥によって容易に保存できるので、食物の獲得量は安定し、さらに食物余剰を獲得できます。その余剰量には個人間に差が生れますし、定住性ゆえに物資を蓄積して財をなすことができ、結局は経済的不平等が生まれてくることになります。M・サーリンズによれば、多くの余剰を有している人間Aが欠乏している人間Bに食物などを贈与するとAの地位はBのそれより上昇するそうで、ここから社会的不平等も誕生することになり、社会に指導者や支配者が出現してくることになります。土地が重要なものとなり、その私有制度が生まれ、土地などをめぐって争いが起こるようになり、また貧しいか争いに負けた人間は他の生存手段を探すようになり、ここから分業が生まれてくることになります。

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muz********さん

2013/2/2508:41:04

アフリカで生活した経験があります。
私は農耕文化を持つ人々に囲まれて過ごしましたが、別の印象を持ちました。
私(日本人の友人たちも同様の印象だったようです)が感じたのは、例えアフリカでも農耕系の人々は協調性を重んじ、争いを好まい、ということです。白黒ハッキリさせる事より、その場を丸く納ることを優先するところなんか、日本人の価値観によく似ています。
農作業と言うのは、みんなで協力し合いながらの労働です。ここで個人の強さとか高い技能とかを競い合う余地はほとんどありません。大切なのは協調性です。体格もみんな小柄でした。

一方狩猟系の文化を持つ人々の場合、性格が勝ち気で、良く言えば勇敢、悪く言えば頑固で喧嘩っぱやい所があるようです。有名なマサイ族などは牧畜を主な生業としていますが、ライオンを槍一本で倒すなど狩猟民族としての文化を持っていることは明らかです。このような文化においては、狩猟の技術に優れた者が優位に立ちますし、体力や体格も大いにものを言います。そこでは仲間たちと役割分担する場面もあるでしょうが、競い合って個々の技能を磨くことがとても重要であり、性格面では協調性より積極性のほうが重要です。
この身体的能力や性格は、ひとつ間違えると戦の要因になります。今のアフリカ社会ではそうそう部族間の闘争という事態にはならないと思いますが、昔はいろいろあったんではないでしょうか(そこらへんになると詳しく無いですが)。

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