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行政書士試験の勉強中です。自己の法律上の利益に関係のない違法を理由として取消...

buku_norichanさん

2014/6/1019:50:29

行政書士試験の勉強中です。自己の法律上の利益に関係のない違法を理由として取消しを求めることは許されず、請求が棄却されるとは、どういう場合を指しているのですか?

法律上の利益がないので原告適格を欠き、却下になるんじゃないでしょうか?

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srkoko411さん

2014/6/1020:13:32

>自己の法律上の利益に関係のない違法を理由として取消しを求めることは許されず、請求が棄却されるとは、どういう場合を指しているのですか?

この記述は、行政事件訴訟法10条1項の内容です。意味としては、たとえ「法律上の利益」が認められて「原告適格が肯定されても」、原告は、本案審理で、その法律上の利益と無関係の主張を行ってはならず、そのような主張では請求に理由なしとして、請求が棄却になるということです。

例えば、航空機騒音に悩む空港付近の住人が原告となって、定期航空運送事業免許の取消を求めた場合、空港付近の住人には、取消訴訟を提起する法律上の利益は認められます。免許の根拠法である航空法は、航空機騒音障害の防止の観点からも定期航空運送事業に対する規制を行っているため、付近の住人の騒音防止という利益は、法律上の利益といえるからです。

しかし、原告適格が認められたものの、本案審理では、直接騒音被害を理由とした取消の主張ではなく、それとは無関係な理由(着陸帯が非計器用なのに計器用として供用している点が違法とか、利用客の大部分が遊興目的の韓国ツアーの団体客であるため免許基準に適合しない等の主張)で、免許取消しを求めたとしても、そのような主張は失当であり請求に理由なしということで棄却になります(新潟空港事件・最判平元.2.17)。

このように、10条1項は、(原告適格は認めつつも)本案審理での違法主張の理由について、自己の法律上の利益と無関係な主張を制限して審理の円滑化を図った規定です。

質問した人からのコメント

2014/6/10 20:42:18

成功 判例の解説もしていただき理解できました。法律上の利益があっても、別の理由で取消しを求めてはダメということですね。

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