バチカン図書館の「地獄室」は実在するのでしょうか? バチカン図書館のWikipediaに「都市伝説」と書かれているのですが、やはりそうなのでしょうか?

バチカン図書館の「地獄室」は実在するのでしょうか? バチカン図書館のWikipediaに「都市伝説」と書かれているのですが、やはりそうなのでしょうか? 地獄室について調べても、あくまで「~らしい」という文章しか出てきません。 もし実在する場合、観光客の見学は可能ですか?

宗教1,727閲覧xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">100

1人が共感しています

ベストアンサー

1

ウンベルト・エーコの小説「薔薇の名前」に登場するように、ヨーロッパの古文献を収蔵した図書館には迷宮的な趣があり、歴史と伝統を誇るバチカンのような大図書館には様々な噂や憶測が絶えませんね。 バチカン図書館に「地獄室」と呼ばれる一角があり、世界最大のポルノコレクションが収蔵されているという類の話もその一つですが、この噂の元ネタは大英博物館に現実に存在する約3万冊以上のポルノグラフィーを収蔵した「秘密室」にあるのではないでしょうか? カトリックには禁書目録というものが存在したのは事実ですが、禁書といっても教会の教えを揺るがしかねない哲学や科学関係の本を指します。 「禁書=ポルノ」という短絡的な発想が、このような噂に拍車をかけているのかもしれませんね。 しかし、「薔薇の名前」が修道院の図書館に密かに収蔵されていた禁書を巡る殺人事件が主題であるように、バチカンが膨大な数の禁書を密かに収蔵している可能性は否定できません。 中には世に出ていない書物で、キリスト教を根本的に覆してしまうような書簡や文献があり、それらの資料を厳重に保管しているかもしれません。 ナザレのイエスに関する同時代の記録が極端に少ないのは、キリスト教成立時に意図的に抹消されたためと容易に想像できますし、もしかしたら、ナザレのイエスに関するキリスト教側以外の記録(例えば、属州ユダヤ総督府の裁判記録やイエスの妻子にまつわる記録、イエスの神格化に反対した弟子の記録など)が世の目に触れぬように封印されている可能性は否定できません。 (これらにまつわる学説が浮上した場合、論理的に反論できるようにバチカン側は記録を手元に残しておく必要があり、自分達にとって危険な資料でも安易に破却できない訳です) キリスト教徒にとっての一番の地獄は、サタンが世に出てくることではなく、教会の教えそのものが論理的に否定されてしまうことにあり、仮にそのような証拠資料を保管しておくとすれば、そこはまさしく「地獄部屋」と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか?

1人がナイス!しています

ThanksImg質問者からのお礼コメント

丁寧なご回答ありがとうございます!!

お礼日時:2015/4/9 18:31