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機動戦士ガンダムでギレンがキシリアに暗殺されずア・バオア・クーに籠城続けてた...

あやさん

2015/6/1108:06:14

機動戦士ガンダムでギレンがキシリアに暗殺されずア・バオア・クーに籠城続けてたらジオン軍は停戦まで持ち込めたでしょうか?

ギレンが「圧倒的じゃないか」って言ってたから多少は有利に進んでいたと思います。
勝利は無理でも停戦もしくは講和に持ち込めたと思うのですがどうでしょう?

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ベストアンサーに選ばれた回答

gui********さん

2015/6/1112:37:11

確かに、良く
「ギレンの急死で指揮が乱れドロスが沈みジオンが負けた」
とか、得意げに語る人があります。が、本編を見ていないか、
後年の後付けOVAの類をごちゃ混ぜにしてるような人か、そう
いう向きしかそんな事はいません。
ドロス艦隊が破られたのはギレンの射殺と同時でした。総帥の死
の事実が要塞司令室の中から全く漏れていない時点にも関わらず。
これは、ドロス=ギレン=要塞の命運、という演出効果と共に、
ギレン個人なぞこの戦いの趨勢には何の影響も無い、という冷厳
なドラマ描写でもあったと思います。
ギレンがア・バオア・クーでの戦局を「圧倒的」と思い込めたのは、
連邦によって要塞表面に橋頭堡を築かれる前の段階で殺されたから…
というしかありません。

そして国家総力戦というモノは、独裁者個人の采配だけで事がどうにか
なるなんて、そんな甘っちょろい話ではありません。「戦術」「現場」
レベルの采配如きで、その上のもっと大きな戦況・戦闘の趨勢といった
ものを覆すなんて絶対無理です。戦略レベルの誤りを戦術レベルで
取り返すなんて事は不可能、というのが古来より戦(いくさ)というもの
のセオリー。
一個人の才覚だけで全世界の命運が左右されるなんて、どっかの別編
ガンダムじゃあるまいし、ファーストはそういう作風ではありません。

第二次大戦末期のF・D・ルーズベルトの急病死や、チャーチル政権
の選挙敗北・退陣が、連合軍のその後の圧倒的攻勢に何か影響を
与えたでしょうか。近代国家の総力戦とはそうしたものなのですし、
また、個人如きで世の中というモノに働きかけられる限界、という
本作のテーマ性とも直結した話でもあるのです。

最終話でキシリアは、「グラナダの戦力と、本国の戦力が残っている」
と同時に、「私が生き延びねばジオンが失われる」と、驚くほど冷静な、
そして醜いホンネを吐いています。もしあの時点でキシリアが脱出に成功
したら、やがて体勢を整え直して侵攻して来るであろう連邦に対し、残さ
れた月と本国の戦力とで「本土決戦」を挑み、連邦に大出血を強いる事
で有利な条件による講和を勝ち取る…これがあの時点であり得たジオン
の「勝利」なるモノの実情です。
言い換えれば、ジオンの銃後の一般国民と将兵の血と屍をタテにして、
指導層だけは生き延びようと言う事。キシリア自身が、自国にはそんな
選択肢しか残されていない、と冷徹に判断していたわけで。例えギレン
個人が生きていたところで、ジオン必敗は全く覆りようもなかったと
いうのが大前提です。

ソーラ・レイで確かに虎の子の連邦艦隊の1/3は壊滅しましたが、そも
そも母数が違いすぎます。地球圏にはまだまだ戦力…工業生産力と人的
資源も含めて…があるわけで、リカバリーは利く。
それに対しジオン軍は、最新鋭MSの搭乗員の多くが未熟な学徒動員兵
だった事からも解る様に、ア・バオア・クー戦の時点でもはやスカスカ
だったというしかありません。しかも、学徒兵の動員と訓練は、どう
遅めに見積もってもTV本編の開始時にはとうに始まってだいぶ進んで
いたのでなくては、時間軸としてつじつまが合わない。開戦時点で既に
ジオンの戦力なるものは、実に心許ないモノだった、というしか無い
のです。

何せア・バオア・クー戦でのジオンの防衛ラインだって、まるで糸か
紙みたいに細くて薄いものでしかなかった。一旦突破されたらもう
一切取り返しがつかない状態。
普通、拠点の防衛線というのは「縦深陣地」と言って、例えラインを
突破されても、その次にまた大部隊を幾重にも重ねてあるものです。
侵入軍を、側面や背後からも討つというのがセオリーなのです。それ
すら出来ないというのは、兵の頭数も兵器や資材の量も圧倒的に足り
なかったからに他ならない。「連邦の1/30の国力」と総帥自身が
認めるところですから。

地球圏から叩き出され、制宙権も大幅に失った戦争終盤のジオン本国は、
時が経てば立つほど勝手に干上がって行くしか無い状態に追い込まれて
いた。ジオン側に、こと「戦闘で連邦を圧倒・殲滅」という意味での
勝ち目など、最初から最後まで無かったのです。

ジオンの「勝利」とは、「有利な講和」という意味での「自陣営への
連邦からの軍事的政治的不干渉」としての譲歩を勝ち取る事…でした。
地球圏全面侵攻などという、底なしの消耗戦と長期戦に出た時点で、
そうした意味でのジオンの「勝利」なんてもの、実は最初からありえ
なかった…と言わざるを得ません。

確かに、良く
「ギレンの急死で指揮が乱れドロスが沈みジオンが負けた」...

質問した人からのコメント

2015/6/11 14:40:52

詳しい説明ありがとうございます。 ジオンには最初から勝利はなく、有利な条件での講和しかなかったことが納得できました。 ありがとうございました。

ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

nan********さん

2015/6/1111:26:43

ア・バオア・クー緒戦ではギレンの的確な指揮によりソロモン戦の敗因の一因となった大量のパブリク突撃艇によるビーム撹乱幕の展開を阻止し戦況を優勢に進めています。
ギレンの「圧倒的じゃないか」の発言はこの時のことです。

ア・バオア・クー戦の戦力比を見れば戦艦や巡洋艦の艦隊戦力ではジオンが劣勢ですが、モビルスーツの数では連邦とジオンでは4:3でした。(連邦軍のモビルスーツはジム、この中にはボールも含まれています)
また、要塞のビーム砲やミサイル砲台などもあるため単に戦力比だけではこの時点の勝敗を決めるのは困難です。

ギレンの暗殺はそれまで戦線を支えていたベテラン軍人の戦意喪失という事態を招いており、離脱した艦艇やモビルスーツの数から考えてもまさに瓦解といってよいでしょう。

このため、ギレンが指揮を執り続けた上でサイド3本国とグラナダの戦力を投入すればア・バオア・クーでの勝利の可能性はありました。
ただ、双方が完全に疲弊することになるため、ア・バオア・クーでのギレンの演説にあるように「これ以上戦い続けては人類そのものの存亡に関わる」ことで停戦もしくは講和になる余地は十分にあったでしょう。

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