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アーク溶接でうまくビードを引くには??

gyx********さん

2008/6/520:15:50

アーク溶接でうまくビードを引くには??

今アーク溶接の実習をしています。今は単純に、鉄板にストレート、ウィービングのビードをおく練習です。
実習では練習と本番に分かれていて、毎回本番を講師に提出します。

練習では、150×150×t3.2くらいの板にビードをおく練習をします。
本番では、150×40×t3.2で行ないます。
溶接棒はB-10のφ3.2です。

そこで質問なのですが、練習では鉄板が大きいためか、安定したビードが置けるのですが、
本番の小さい鉄板になるとうまくできません。

詳しく言うと、最初は安定していても鉄板が熱を持つのか、すぐに
溶け込みが深くなり、ビードがへこんだように平べったくなってしまいます。

こういったときはどうすればキレイにビードがおけるのでしょうか?

自分なりに考えて、電流を下げたりしてみたのですが、あまり手応えはありません。
熱を持ったらいったんとめて…というアドバイスも受けたのですが、
そうするとどうしてもビードに出てしまい、キレイになりません。

わかりにくいかもしれませんが、よろしくお願いします。

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mai********さん

2008/6/606:57:27

こんにちは
元 特級ボイラ溶接士、現在電気職ですが溶接指導員を兼務しています。

B-10は神戸製鋼の一般構造用軟鋼棒の中でも溶け込みが深く、t3,2に3,2φ棒でキレイな
溶接ビートを置くのは、初心者の方には、やや難しいと思います。
まあ実際の現場では、能率を重視して太めの棒を使いますから、講師さんのお考えでしょうか。

母材150×40×t3.2を水平に置いて、下向き溶接だとすると、電流は交流アーク機の場合で
80~100A、直流アーク機では70~90Aが適当です。
ZERODE-44やB-33の場合は上記電流値の+15%ぐらいです。

質問文で仰っている通り 母材が小さいので 溶接中後半では母材温度は高温になります。
棒角度とアーク長さを一定に保ち溶接を継続すると母材の温度上昇にしたがってアークの当たる
溶融池が大きくなります。
溶融池が大きくなると、溶け落ちを防ごうとして運棒速度を速めてしまう方が多いですが、運棒
速度を早くすると、母材の溶け込みは深くなり、溶接棒の溶融量は減少するので、溶着量は
減少して薄く平坦なビートになります。ビート外見は荒い>>>状になります。

言葉だけで手技を説明するのは難しいのですが、溶接の進行(母材の温度上昇)にしたがって
序々に入熱量を減らしながら溶接棒の溶融量を増加するようにすれば良いのです。

一例としては、溶接中に「溶融池が大きくなり始めた」とか「母材溶融が早い」と感じたら、
溶接棒を進行方向へ倒して行くと同時にアーク長さを短くしていきます。
ビート長10cmの予定なら、棒角度70°ぐらいでアークスタートして終了点で45°ぐらいでしょうか。
アーク長はスタート時には棒径と同程度(3mm)~終了点で1mm程度が良いでしょう。
この場合も無意識の内に運棒速度が変化してしまわぬように注意して下さい。

ステンレスや高張力鋼の溶接では「コンタクト進行法」と称する方法を用います。
アークをスタートして1~2秒してアークが安定したら棒先を溶融池に軽く接触させて進行します。
溶け込み量、溶着量(ビート高さ)は、運棒速度と棒角度で調節します。

適切な運棒速度について
棒角度とアーク長さは多少の練習で判ってくるのですが、運棒速度は中々判り難く身に付ける
のに時間が掛かります。アーク長を適切に保てるようになったら、溶融池後ろのスラグの盛り上がり
具合が一定になるように良く見ながら進行すれば運棒速度のバラつきが少なくなります。

アーク溶接作業の手技には、電流値、棒角度、アーク長、運棒速度のパラメーターが有ります。
溶接は手練習のみでは習得不可能です。理論を良く理解した上で、色々なパラメータ条件で
練習を重ねるのが上達への近道です。

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