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レーニンの後継者は何でトロツキーじゃなかったのですか?

風船猫さん

2017/4/1517:42:24

レーニンの後継者は何でトロツキーじゃなかったのですか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

yuu********さん

2017/4/1820:53:46

レーニンの晩年辺りになって、距離を縮めるようになりますが、メンシェヴィキ出身のトロツキーはレーニンの忠臣とも、連帯感がある同志というわけではありませんでした。
10月革命で抜群の才覚を発揮して革命の功労者とはなりましたが、その上で才走った理論家で傲岸不遜なところもあったので、党内で人望があったとは言い難く、またそうした気質からも閥を作る性格ではなかったのです。

また世間ではトロツキーの知名度、スターリンとの関係性から、よくレーニン亡き後の後継者の地位について、スターリンとトロツキーは争い、スターリンが勝利したみたいな話が多いですが、全く異なります。
この頃のスターリンは最高幹部にまで出世していましたが、党として最も尊ばれる理論家としては非常に稚拙で、決して有力な幹部とは見なされていませんでした。ですから、レーニンが死んでスターリンが後継者となったわけでもなければ、それどころか当時の大多数の党員はスターリンがそうなるなどとも思っていなかったのです。
この頃、党内の主導的地位にあったのはあくまでレーニンの太鼓持ちとも言われたジノヴィエフや友人のカーメネフでした。特にジノヴィエフはレーニン亡き後の第一人者としての野心を露骨に示すようになります。
レーニンが卒中によって実質的に再起不能状態になってから生じた対立はあくまで党の路線対立で、この時はトロツキー対、ジノヴィエフ・カーメネフ・スターリンの三人組の構図です。
理論家としては稚拙で、挙句ソ連・ポーランド戦争で失態するなどしていたスターリンですが、他の幹部にはない長所がありました。それは党内実務に優れていた点です。
トロツキーとジノヴィエフ・カーネメフが政治局を舞台にして論争している間に、スターリンは書記局の長として党内実務を掌握しました。この頃のスターリンの評価は「影は薄いが(党職の斡旋から)面倒見のいい幹部」でした。当初は縁故意識からでしたが、後に政治的野心から自派を形成していきます。
ただの下部組織の書記局や書記長の地位が強まったのは、レーニンの半ば引退とそれによる最高幹部の抗争による混乱があった中でスターリンが書記局を掌握した結果です。

このような背景と当のトロツキーもしばしば重要局面で健康を害したことで影響力を発揮するのが難しかったこともあり、レーニン亡き後の党内主流派との争いに敗北を余儀なくされます。
スターリンがレーニンの有力者後継者との存在感を持つようになったのは、トロツキーを追い払った後です。それまで共闘していたジノヴィエフは今更ながらに危機感をもって友人カーネメフを誘って対スターリンの政争を仕掛けますが、党内実務を掌握していて主に”右派”とされる幹部たちと組んでいたスターリンの前に屈します。
スターリンが世間の印象のような”レーニンの後継者”となったのは、この段階です。

質問した人からのコメント

2017/4/20 17:55:58

みなさん、ありがとうございました。

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レンセンさん

2017/4/2011:24:09

トロツキーはメニシェビキであってボリシェビキではないからです
帝政を打倒したのはメニシェビキと社会革命党です
ボリシェビキはそれらを補助したにすぎません
帝政打倒後に権力を握ったのがメニシェビキと社会革命党で
レーニンはこのメニシェビキと社会革命党に攻撃を仕掛けて
打倒して権力を握ったのです
トロツキーは単に敵から寝返った存在だから重要なだけです
トロツキーというのは単に強いものにすり寄って権力や影響力を
行使することにしか関心がない人です
そんな人をボリシェビキが本気で信用するわけないでしょう
単に利用されて飽きたら捨てられただけです

zez********さん

2017/4/1819:56:39

もともとトロツキーはメンシェビキの出で、後にメンシェビキからも袂を分かち「ボリシェビキでもメンシェビキでもない」という立場の小グループのリーダーとしてボリシェビキの革命に協力して支配層入りした……という人です。軍事的才能に秀でていたことから内戦で活躍、また赤軍の組織作りを主導しましたが、ぶっちゃけてしまえば党主流派から見れば傍流の「使い捨て」人材にすぎないんです。
大企業A社が小企業B社を吸収合併、B社の社長だった人はA社の部長になりました。彼はA社の中で業績をあげ、A社社長によってA社の重役になれましたが、A社社長が亡くなると重役会の中で居場所がなくなり辞表を書かされることになる……と、こう書くと「島耕作シリーズ」とか「釣りバカ日誌シリーズ」みたいなサラリーマンものの話みたいに聞こえてしまいますけど、根本的な力学は同じです。外様として入ってきた人間がトップに推されるほど「組織」というものは甘くないんですよ。

もちろん、軍事的才能が欠落していて内戦と対ポーランド戦争で失態を重ねていたスターリンが(既にレーニン生前からスターリンは書記長として党内No.2の座についていました)トロツキーを敵視したというのも無いワケでは無いですが、トロツキー自身も党内で反スターリンを掲げる人物であり、それで党主流派を率いるスターリンと傍流のトロツキーであれば「レーニンの次に最高権力者になるのは誰か」というのは自明のことでした。

ppi********さん

2017/4/1519:50:27

指導力と 弁舌を スターリンに ねたまれてソビエト共産党を追い出されたからです。

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