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映画「フューリー」で茂みに潜むタイガー戦車に対して、白燐弾を撃っていましたが...

tab********さん

2017/6/1018:40:13

映画「フューリー」で茂みに潜むタイガー戦車に対して、白燐弾を撃っていましたがいくつか質問がございます。

1.この砲弾を撃ったのは燐による煙幕効果でタイガー戦車の視界を遮断すると同時に焼夷効果で周囲の茂みを焼き払ってカモフラージュを無効化したという解釈でよろしいのでしょうか?
2.この76mm白燐弾の効果範囲と効果時間ってどのくらいなのでしょうか?
3.この煙幕効果って強風などで流されないのでしょうか?
4.タイガー戦車との機動戦ではこの砲弾を使用しませんでしたがなぜなのでしょうか?敵の視界を遮断しながら側面に回り込んだ方が有利な気もするのですが。(弾切れ?)
5.この戦法って現代でも通用するのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

sgt********さん

2017/6/1101:42:49

1A
煙幕効果でタイガー戦車の視界を遮断し回避行動をとるために使用したと考えられます。
WP発煙弾(自衛隊では「黄燐発煙弾」とも言います。)には焼夷効果が確かにありますが、映画では「周囲の茂みを焼き払ってカモフラージュを無効化した」という表現はなされていません。

2A
効果範囲と効果時間は気象条件によって千差万別です。
1発での効果範囲は直径15~20mほどですが、十分な煙幕効果を得るためには数発撃つ必要があります。
無風及び気温逆転のある気象条件においては数十秒から数分効果がある場合がありますが、晴天状態や強い風があると数秒で無くなる場合があります。
無風でも気温逆転が無い場合はWPの発煙は軽いためにすぐに上方に拡散するため他の発煙剤に比べ持続能力は低いようです。
映画内ではしばらくの間、煙が停滞していたので風がほとんど無く気温逆転状態にあったと考えられます。

3A
上記のように風の影響を受けるため、風がある場合は風上に弾着させる着意が必要です。強風の場合は、ほぼ意味をなさないと言っていいでしょう。

4A
映画の都合上というか演出と言ってしまえばそれまでですが、即用弾は数が限られますから残弾はあるけど即用位置には無いので使えなかったと考えることはできます。
むしろ、戦車と戦闘する可能性は無いという作戦行動だったので即用弾はほとんど榴弾で「徹甲弾が足りないから仕方なく榴弾撃っちゃった」的な表現があっても面白かったとは思います。

5A
現用戦車が装備する熱映像装置(サーマルイメージャー)はWPも含め煙弾による発煙効果は全く意味を成しません。実際にWP発煙弾やその他の発煙剤の発煙効果を熱映像装置で見ましたが、破裂したときにピカッと光が見えただけで見え方には何の変化もありませんでした。もちろん肉眼では真っ白な煙で見えない状態でした。

もっとも、直撃させれば嫌がらせ程度にはなります。

質問した人からのコメント

2017/6/12 11:33:33

長文による詳しい解説ありがとうございます!とても勉強になりました!
白燐弾って、気象条件に大きく左右されるんですね・・・。
改めて、御回答ありがとうございました!

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