医師事務さん（医師事務作業補助者）によるカルテの代行入力は、 正式に認められている行為です。 医師のIDでログインして電子カルテに書き込むことに関しては、 グレーゾーンと言われることもありますが、 基本的には代行入力機能というものを使って医師事務さんのIDでログインします。 なので、その仕組みが整備されているのであれば、 医療機関としては中の上以上のところのように感じられます。 問題は、その医師個人にあるのではないでしょうか…。 前回のミスが、医師ではなく医師事務さんによって引き起こされたのであれば、 二度とそうならないよう医師がしっかり見守るなり指示するなり、 医師事務を変えるなりすればよいだけのこと。 それもやらないということは、 そもそも医師自身が間違えているのか、 間違えを気にしないような性分なのか。 いずれにしても、医師の問題のように思えます。 医師事務さんは、 カルテ入力や書類作成業務を医師事務さんにやってもらうことによって、 医師の負担を減らし、 医師が他の業務（診察や問診等）に時間を多く使えるように、 という目的で作られた制度（職種）です。 使いこなせない医師は、はやり何かとオールドスタイルなのかもしれません。 転医の場合は、 今かかっている医療機関からの診療情報提供書を持って行けば、 それまでの経過が次のところに伝わるようになっています。 ただ、今一つな医師は、作成する診療情報提供書も今一つだったりして、 さらに前の状況が伝わりにくい内容になってしまうことも懸念されます。 が、これに関しては、通院歴さえ新しい医療機関に伝えておけば、 必要に応じて（医師の求めに応じて）医療連携室なりがさらに前の医療機関に連絡を入れ書類を取り寄せます。 なので、転医の際は、 ・今の医療機関に診療情報提供書（紹介状）を作成してもらう。 ・次にかかる医療機関の問診票に通院歴を書いておく。 2010年10月～2017年2月 ○○総合病院 2017年3月～2017年7月 ○○記念病院（転居に伴い医療機関変更）みたいに。 ということをしておけば、安心かと思います。