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プレロテについて質問します。 いきなりのリクで失礼します。 今シーズンは宇野...

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ID非公開さん

2017/10/1921:51:33

プレロテについて質問します。
いきなりのリクで失礼します。
今シーズンは宇野選手を中心にプレロテが話題に上がりますよね。
どうしてプレロテは厳しく取り締まらないのでしょう?

何か理由があるのですか?
厳しくとったら選手もたたかれなくて良いのではないかと思います。
ルールで直角以上回ったらアンダーローテと決めるのはムリですか?

補足経験者もプレロテは指摘しています。
無良選手は雑誌で宇野選手が3回転半していると答えました。
自信があるから文字にされるインタビューで口にしたと思います。
カートも宇野選手がプレロテで4回転をとべてると言いました。
経験者がおかしいと思ってるんです。

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koe********さん

リクエストマッチ

2017/10/2606:41:08

プレローテーションによる回転不足については、フィギュアの経験者と未経験者では埋められない溝があると存じます。
厳しい言い方をしてしまいますと、プレローテーションの角度で纏めて語るのは机上の論です。実際に多回転のジャンプを何種類も跳んでいると、それが合わないことを身体で知っています。
それを出来るだけお伝えしたいとは思うのですが…。

まず着氷の回転不足と対比します。
なぜ着氷の方は厳格に取れるのか。
どのジャンプも等しく後ろ向きに着氷するからです。そうすることが技術的・物理的に可能だからです。ですから、基軸が明確です。
ルッツであろうとアクセルだろうとループだろうと、基準となり得る向きという正位置があるので、そこから何度、という取り方が出来ます。
これが即物的な一律の取り締まりに馴染むのです。

それに対して、離氷はジャンプの種類毎の個性です。そこにこそジャンプの命があります。
乱暴に申しますと、離氷した後、ジャンプに違いはないのです。表内ジャンプは全て軸を取り、回って、同じ着氷脚(反時計回りならば右脚)のアウトエッジで後ろ向きに降りるのですから。実行者の感覚等の細部には違いがありますが、無機質に分析すれば、そうなります。
離氷を取り締まる、というのは、そのジャンプ唯一の個性部分と如何折り合うか、どこまで踏み込めるか、という問題なのです。

フィギュアスケートの土台は、地球上で最も摩擦係数の低いと言われる氷です。地上の感覚は捨てなければ、そこでの常識は判りません。
初心者であれば首を振り返るだけでも、ブレードが回ってしまう世界。摩擦によって粘りが動きを留めてくれることは一切ありません。
そこで、譬え跳び上がってでも回転しようとすれば、動作姿勢と勢いによって必ずブレードは回るのです。

各ジャンプの跳び上がりの動作が違う以上、そこから生じる氷上でのブレードの回転にも個性があります。
違うものを一律に規制することは難しいです。それが不文律ではなく、明文化するとなれば、特にです。
それを行うには最も緩い条件が適用されるべきジャンプを基準とするしかありません。

これが「厳しく」取り締まるルールの文言がない背景です。

ブレードの回り方の各ジャンプの個性はご存じかと思いますが、説明の流れとして触れます。

トゥをつかないエッジ系ジャンプは、軸脚一本に身体が乗り続けます。終始片脚であることで跳び上がるには強い力が必要で、それを生み出す溜めを用います。
その溜めの間にも、勢いを緩めれば回転し切れません。寧ろ、片脚で上がる為にはより勢いが必要です。ですから、氷上で回ってしまうのです。

トゥをつくジャンプは、体重が軸脚からトゥ脚にも分散します。身体の回転の勢いが脚から脚へ平行移動で乗り移る形のジャンプです。
脚を軸に勢いをかけるのではなく、移行するのですから、片脚で必要とする回転は小さくなります。

バレエで言うなら、エッジ系はピルエット、トゥ系はシェネです。
回転しようとする瞬間の脚の感覚、捻りの抵抗が全く異なるのが判りますので、両者を試してみてください。
その脚にかかる捻りの抵抗が氷の上では実際にブレードが回る現象となって現れます。抵抗が強い程、回る角度も大きくなるのです。所謂、プレローテーションの角度に繋がります。

また、トゥ系では、そのもう一方の足先が氷を穿っていることで回転しようとする力に対し抵抗し得る拠点が出来ます。それを効果的に利用すれば、大きくプレローテーションせずとも跳び上がることが出来ます。

特に、ルッツとフリップは回転方向にトゥをつきますから、その効果が大きいです。トゥ脚が固定されることで軸が回る邪魔になるのです。その前に軸脚を離氷し、トゥの方に移らなければなりません。
よって、この2つは性質的に氷上で回れる角度が小さくなります。
一方で、同じトゥ系でもトゥループは、ついたトゥを使って回転を押し出すことも可能です。よって、小さい回転角度で跳び上がることは出来ますが、抑止力も働きません。

ここから導かれるのが、ルッツ≦フリップ<トゥループという、跳び上がりに際して氷上で回るブレードの角度です。

これに対して、更にエッジ系がある訳です。
エッジ系では、軸脚と回すフリーレッグの関係で角度の差が出ます。
フリーレッグを捻って行く先に軸脚があるサルコウは、その分、抵抗が生じます。軸脚の先にフリーレッグがあるループは身体が開いて行く形になる為、その限界がなかなか来ません。
ですから、意識的に跳び上がらないと、ループは大きく回ってしまいます。但し、ループは軌道の跳び上がれるポイントが非常に限られていますから、それがストッパーになります。
よって、サルコウとループは共に90度程度は回ってしまうのを基準として、少しループが大きくなりがち、という関係です。


これだけの違いがあるものを、纏めて取り締まるには無理があります。
仮に、ご質問文にある『直角』が厳しい取り締まりと定義したとしましょう。
その適用が本当に厳しいと言えるか。

その条件をルール化するならば、文言は「ブレードに乗った状態で90度以上、氷上回転した踏切を事前回転(プレローテーション)とし、直ちに回転不足と判定する」といったものになるでしょう。
そのように定める以上、これは一般規定です。つまり、全てのジャンプに一律、機械的に適用されます。

そうしますと、回転せずとも跳び上がれるトゥ系はルール上、余裕があります。
そもそも90度くらいは回ってしまうエッジ系は常に回転不足の危険が伴う「欠陥ジャンプ」ということになりかねません。
エッジ系に対しては「厳しい」ですが、トゥ系に対しては実質的に寧ろ「緩い」です。

このジャンプ間の不公平は許容し得るものか、或いは、ルールの自己矛盾になるかを考えると、後者により近いと判断しているでしょう。だから、回避する為に『前向きで踏み切る』という大きな枠で一般規定は定めていると考えられます。
仮に、取り締まるとすれば、各ジャンプの定義を行い、跳ぶに当たって必要な○○度のブレード回転までを踏み込み動作、等と決める必要が出て来るでしょう。そこから90度ということであれば、論理的に可能です。

その代わり、文言で定めた以上、その通りの動きをしなかったジャンプを認定して良いか、という問題が生じます。今度はこちらで点数の正当性の話題が出て来るでしょう。


完全無欠なルールは存在しません。
もっと言えば、全てに公平なルールも存在しません。
必ずルールによって有利になる条件、不利になる条件が生じます。だからこそ、常にルールは変更され、その力の駆け引きがフィールドの外では行われます。
只、あくまでもフィールドの内では、その時に定まっているルールに準じる、事前に決まって示されたルールに従うのが公平だ、ということに過ぎません。スポーツを行うには一種の割り切りが必要です。

叩かれる云々は利を得ているか否かだけで生じるものではありません。主に気付き易いか否かです。ジャンプは判り易いが故に目につきます。
しかし、ルールはトータルです。ジャンプだけを定めたものではありません。
スピンにしても、ステップにしても、もっと基本の滑り方にしてもルールはあります。そして、そこにも有利、不利は存在します。
敢えて例を挙げるなら、フックターンであっても、少なくともコネクティングステップ的に取り締まるルールはありません。正しいターンを行う人と行わない人では不公平もあります。ですが、滅多にファンからは不満は出ません。
ファンの不満の大きさを理由にしては却ってルール的に問題です。
それまでの間は、全てが不利に働く選手もいなければ、有利に働く選手もいないでしょうから、飲むしかありません。


【補足について】
無良選手の言葉は「身体の回転」についての話の流れのように私には感じますが。何故なら、無良選手のジャンプの性質、大きなジャンプでゆっくり回る特徴から始まった回転の話だからです。
身体の回転とブレードの回転は分けなければなりません。
ブレードが空中で3回転半と言っている、と判断されたのは、どの部分からでしょうか?

カート・ブラウニング氏のことでしたら、直接の発言を聞いていませんので明言し難いのですが…。
以前、それについて違和感を感じ、調べたところ、エッジ系とトゥ系を一緒に語るような発言ではないことを確認した覚えがあります。具体的な文言は忘れてしまいましたが。

その上で、どちらにしても、ジャンプがどのようなものか、と、ルールで規制するかは別物です。
プレローテーションが存在すること、それを認識することに較べ、それを取り締まるか、取り締まれるかはずっと難しい話です。


(読み難い表記を変更する為、再投稿させて頂き、同時に補足についても足させて頂きました)

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ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

msk********さん

2017/10/2017:08:41

ご指名の方の回答ではないですが。

フィギュアスケートの採点に関してのルールが変わるためには

①意見をまず自国のスケート連盟にルール変更についての意見を届け、
理解・同意してもらい、ISUに検討課題・議案として提出してもらう。
②各国のスケート連盟から提出された議案の中で、テクニカルジャッジに関するルールが議論され、担当の専門家たちの間で「合意された基準」が成立する
http://www.jsfresults.com/data/fs/pdfs/comm/comm2089j.pdf
(リンク先が今シーズン用のものです)
③年に1回、6月の中旬にスイスのジュネーブで開かれるISU総会の場で
ISU加盟国から集まった理事たちの投票(多数決)で承認される

という3つの条件をすべてクリアする必要があります。


したがって、なぜ取り締まらないのかの回答としては
ルール変更の提案が上の3つの条件をクリアできていない
(問題視する発言をしている人間が存在しているのは事実だが、公式の手続きを経ていない、結局個人的意見のレベルにとどまっている)から、
ということになると思います。

ルールとして確立していない以上、疑問視する発言をしている人達本人であっても、
いざ実際にジャッジ席に座って試合を担当するときには、現行のルールに従った判定しか許されてはいませんし
もし仮に個人的見解に基づく極端に厳しい判定を下した場合は他の2名のテクニカルと話し合ったり多数決を行ったり、後日ジャッジの間で理由説明を行う必要が出てきます。

しかも、既にあらかじめ決められ公になったルールと基準の範囲内で行っている選手に対しては「あいまいな部分(判断に迷う部分)は選手の利益に」という判断基準も存在しています。
選手を叩くほうが間違いというのがISU側の姿勢です。



なお、これは、プレローテーションだけに限定した話ではありません。
女子シングルでは5種類のトリプルジャンプを揃えた演技にはボーナス点をといった提案がバンクーバー五輪の前からありますがいまだに実現はしていませんし、
コンビネーションジャンプの基礎点を単純な足し算にしていることへの批判もバンクーバー五輪以前からずっとありますがルールの変更は行われていません。
「演技審判の匿名表記」を廃止するだけのことでも 自分が記憶する限り、批判が多く上がるようになって以後、5年以上もかかりました。

また、過去にはエッジエラー判定が厳格化されるということが決まっても、
実際に試合で厳しい判定が行われるようになるまでには「選手たちが適応の努力をするための周知期間」が年単位で設定(予告)されていましたから、
仮に来年6月のISU総会で厳格化のルールが決まったとしても、実際に行われるのは
さらに数年先の話になるでしょう。

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