ここから本文です

イージス艦などのVLSってなんで対艦ミサイルは入らないのでしょうか?

アバター

ID非公開さん

2017/11/603:58:35

イージス艦などのVLSってなんで対艦ミサイルは入らないのでしょうか?

SM-2艦対空ミサイルやアスロック対潜ロケット、トマホーク巡航ミサイルまでもVLSから撃てるのに、
なぜかHarpoonや、それに類似した国産対艦ミサイルは専用発射管を斜めに担がせています。

そのため、VLSは計96セルもあるのに、対艦ミサイルの発射管はスペースをとるので4〜16発しか搭載されません。
4発撃ったところで、ロシアや中国の新鋭艦相手となると迎撃されて命中しないと思います。

補足16発は間違いでした、最大は搭載数は8発です。

対艦ミサイル,トマホーク巡航ミサイル,VLS,アスロック対潜ロケット,ハープーン,イージス艦,連装発射機

閲覧数:
544
回答数:
3
お礼:
25枚

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

p0t********さん

2017/11/610:11:16

東側と西側での水上戦闘艦の運用思想の違いの表れです。

日本を含めた西側諸国では対艦戦闘は制空権を優位に取れる状況から航空機が担当する思想が強く、米軍では空母艦載機が、自衛隊では空自の攻撃機と海自の哨戒機から対艦ミサイルの波状攻撃を行う前提ですし、艦艇より早い速度で往復して補給して1機辺り2~4、最大で8発前後の対艦ミサイルを搭載して1個航空隊20機前後で一斉攻撃出来る航空機の方が有効な対艦攻撃を行えます。
その為水上戦闘艦の対艦戦闘能力は優先順位としては低めになっており、発生したとしても不定期遭遇戦や一時的な戦闘程度と想定されていますので対艦ミサイルは貴重な対空ミサイルの搭載数を削ってまでVLSに搭載せずとも、艦の余剰スペースに旧式な連装発射機で運用すれば十分と考えられています。
そして対艦ミサイルは西側諸国の場合ですとハープーンをはじめ、亜音速ミサイルですので実際に迎撃される可能性は高い事と初期攻撃で電子装備を破壊してからトドメとして対艦ミサイルを撃ち込めば良いという考えから、超音速飛翔するスタンダード対空ミサイルで対艦攻撃を行えば初期目的は達成出来ると考えられており、実際に過去には80年代のプレイングマンティス作戦時にスタンダードミサイルで対艦攻撃を行っています。これは東側でも2008年にロシアがアブハジア沖海戦を行ったときに対空ミサイルで対艦攻撃を行っていますので東西共通の認識のようです。
又、これはVLSにトマホークを搭載している米軍ではあまり想定されていませんが、以前の装甲ボックスランチャーでトマホークを運用していた時代や海自の場合ですと炸薬量が100kg、物によっては450kgも搭載している対艦、対地ミサイルを他のミサイルと一緒に艦前部に搭載していると誘爆時に艦橋ごと吹き飛ぶリスクもある事から、誘爆しても爆風が逃げれる位置に設置する目的もあると言われています。実際に現在の配置は海自では一般的ですが米軍ではタイコンデロガ級のように艦後部等に配置しているケースもあります。

一方のソ連ロシアを筆頭とした東側陣営では制空権を敵に掌握されている状況が想定されている都合上、航空機で接近しての対艦攻撃が行えないので否応なしに艦艇が対艦攻撃を行う事が求められました。
その結果P-270、P-700、P-800といった長距離、超音速の重対艦ミサイルが開発され、1艦辺り10~20発を連装発射機やVLSに搭載して斉射での対艦攻撃を行うという思想に至りました。ですがそれは必然的に艦の構造を大型化させると共に単価を上げる事に繋がりました。
実際に冷戦中にソ連艦艇を見学した米士官が「こんなにミサイルを並べているが誘爆のリスクは想定していないのか?」と質問したらソ連担当者が「そんな心配はしていない、そちらのミサイルに被弾する頃には既に全ミサイルが発射済みで空だから」と返したそうです。

ですので西側と東側で対艦ミサイルの搭載方法が違うのは運用思想の違いが大きいという事です。
ですが最近は西側でもステルス性の観点から連装発射機を問題視しており、新型のアーレイバーク級では、そもそも余程の事態であればタクティカルトマホークでも対艦攻撃は出来る事から、連装発射機を搭載せずに対艦ミサイル搭載数0という艦艇もある程です。
ただ流石にそれは問題という考えからVLSに搭載できるようにと空対艦ミサイルのLRASMをVLSに搭載できるモデルも開発中ですが開発しても1艦辺りの搭載数は数発程度かと思われます。

アバター

質問した人からのコメント

2017/11/6 18:14:56

なるほど、詳しく教えて頂きありがとうございました。

ベストアンサー以外の回答

1〜2件/2件中

並び替え:回答日時の
新しい順
|古い順

val********さん

2017/11/608:54:30

改修すれば一応の搭載は可能、という話だったかと。リアクションタイムを低減できるVLSに、低減するメリットの薄い対艦ミサイルの優先度は低かったのでしょう。
最近の米軍では非正規戦闘を重視し艦対艦戦闘は真剣に考慮していなかったようで、アーレイバークのフライト2Aではハープーンは標準搭載でなく対艦戦闘は空母の艦載機任せの前提でした。
そして昨今の中国海軍の増強で対艦戦闘の現実味を帯びてきた現状、まだ対応し切れていません。
ただし、ハープーン後継のLRASMがVLSに対応することになっている為、今更改修する意味も薄いです。

rbl********さん

2017/11/607:59:53

ハープーンがVLSセル誕生前に開発されたので、サイズや発射システムがVSLに合わせて設計されてないとかでしょうかね?因みにトマホークも対艦ミッションできますよ。

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる