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1893年12月15日、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」がニューヨーク・フィ...

ora********さん

2017/12/1622:19:02

1893年12月15日、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」がニューヨーク・フィルによってカーネギーホールにて初演され、大成功を納めたそうな。

それでというのも何だが、あらためてこの曲の持ち味、良さなどを楽曲に即して語っていただきたい。

出来れば、現在も人気のあるこの曲の特徴として、その魅力の「秘密」のようなものを教えていただければ幸いである。

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yum********さん

2017/12/1712:00:20

個人的には、ドヴォルザークの交響曲なら第8番ト長調の方が好きですが、どちらがよく書けているかと聞かれれば、やはり第9番「新世界より」です。

さて第9番「新世界より」の人気の秘密ですが、私はこのように考えます。

1.副題(タイトル)があること
洋の東西を問わず、タイトルのある曲は人気があります。そしてこの曲のタイトルは「新世界より(From the new world)」。"新世界"という言葉から「フロンティア、希望、未来、勇気、前進、(少しばかりの)不安」というイメージが、そしてその後に付いている"より"から「手紙、音信、希望、望郷、無二の友人、家族」という言葉も続けてイメージされます。

2.旋律が親しみやすいこと
ドヴォルザークの楽曲は、親しみやすい旋律が多いです。第1楽章の序奏から第4楽章の終結部まで、魅惑的な旋律に満ちています。

3.そしてその旋律がどこか郷愁をそそること
ただでさえ親しみやすいドヴォルザークの旋律が、この曲では万人共通の「望郷・郷愁」という感情に訴えます。これは、この曲の旋律が基本的には5音音階で作られているためです。5音音階とは、第4音と第7音に当たる音を欠く旋律のことで、日本民謡や演歌、ネイティブアメリカンの民謡に多く聴かれます。「ヨナ抜き音階(ヨナは第4音と第7音の意味)」とも呼ばれ、人の郷愁に働く作用があるとされています。

4.古典派交響曲の形式に則っていること
ソナタ形式の第1楽章、ゆったりとした歌謡的な第2楽章、舞曲的な第3楽章、華々しい第4楽章という、古典派交響曲の伝統的な形式に則って作られています。クラシック音楽の愛好家にも、演奏者にとっても分かりやすい形式です。

5.演奏効果が高いこと
古典派交響曲の形式に則りながらも、各楽章内ではテーマによって微妙にテンポが揺れ動き、聴く人の体内リズムを揺り動かして曲に引き込まれます。また音量の差、楽器の組み合わせによる色彩感も豊かで、演奏効果に満ちています。

6.特定の旋律が広く親しまれていること
2とも関連しますが、後に第2楽章には歌詞がつけられて、「家路」というこれまた郷愁をそそるタイトルで広く親しまれるようになりました。小学校の下校の音楽や住まっている市町村の夕暮れ時のBGMなどで、いつの間にかこの曲に親しんでいる人も多いことでしょう。
第2楽章は「遠き山に日は落ちて」という、これまた郷愁をそそるタイトルでキャンプファイヤーソングにもなっていますね。

以上のような諸点が、「新世界より」が人気交響曲である秘密でしょうか。

質問した人からのコメント

2017/12/22 22:26:56

皆さんから多数の回答いただき感謝。今回は、きっちりまとめてくださったこちらの方にBAを贈らせていただきました。
あらためて名曲の条件といったものを考えさせられるきっかけとなりました。ちなみに、第2楽章嬰ハ短調に変わってからのエピソードは、作曲者本人によるとアメリカの大草原の夜明け、動物たちが活動を始めるところを描いたそうな。まったく従来のイメージと違うのにびっくり。

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sin********さん

2017/12/1815:31:37

一時の英国は金持ちでしたが文化は
遅れていました。
それでヘンデルやハイドンを招待し
楽しみ学びました。

19世紀末になると新興国米国が
同じ道を歩みます。
こうしてドボルザークは英国経由で
米国に招かれました。
そしてこの曲、新世界からね、と世に
送ったのでした。

この頃の米国東海岸の美しさと、
故郷ボヘミアとの近似と郷愁が
曲に込められているからでしょう。

(東海岸、ニューイングランド地方は
”チューダーの美しい庭”やトラップ・
ファミリーの移住地、バーモント州に
代表されるよう今でも美しい地域である。
これは氷河期が最も遅く終わったことに
由来している(水々しい)。)

tai********さん

2017/12/1805:35:32

恐らく初めてアメリカの音楽の(黒人霊歌ではない!)エキスを注入させ有名になったクラシック曲だからでしょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC9...

これと弦楽四重奏曲「アメリカ」はドボルザーク作品のセット販売のようなもので、(チェロ協も含まれる)初演当初から広く大衆に親しまれています。

「新世界より」は動機が非常に単純明快で、特に4楽章に至ってはその出だしが蒸気機関車の出発時そのままの音の再現であることは誰もが知るところです。

第2楽章はフォスターの歌曲を連想してしまいそうな、親しみのあるとてもノスタルジックなメロディーです。

得てしてこの曲は、クラ・ファンの鬼門と称されるところでして、ヴィヴァルディの四季と共にこの曲を嘲り罵ることがクラシック・マニアへの登竜門的な扱いとなっております。

自分も正直なところこの曲よりも8番の方が好きなのですが、音楽史的にいってアメリカンナイズされた最初の有名クラシック曲として極めて重要な曲である事は間違いない事実だと思います。

bi_********さん

2017/12/1801:43:11

殆ど前の方々が言っておられますが一応答えさせていただきます。
私が思うのは、故郷のチェコの民謡(ドヴォルザークは国民楽派ですので)と、黒人霊歌などのアメリカの音楽が融合されている点だと思います。
2楽章は「家路」というタイトルがついていますが、確か、「森の中の埋葬」というタイトルも付いていたと思います。

rin********さん

2017/12/1717:54:14

yumiko650405さんの言ってる事がほとんどかなあ。

それとレコード録音初期からイギリスで人気のあるハーティやアメリカでのストコフスキーなどか録音してくれたことも広まった理由にあると思う。

チェコの曲だからといって、その成立過程等でチェコの指揮者に絶対的なアドバンテージのある曲じゃないというところも大きかったと思う。1960年代にはケルテスとウィーンフィルが決定盤みたいに言われていたし。

ただその耳につきやすいメロディが多すぎるために、それが鼻につくという意見もあるかもしれないけど、やはりあの独特の郷愁感と高揚感や疾走感はとても魅力的だと思う、

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