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直近の米FRB・日銀の出口戦略と 為替の仕組みについて質問です。 ①アメリカ ...

b_u********さん

2018/3/1100:24:39

直近の米FRB・日銀の出口戦略と
為替の仕組みについて質問です。

①アメリカ
雇用の安定化を根拠に過度のインフレを見越し利上げの方針を固めつつある。
→企業業績の悪化を予測し投資家が

危険回避を開始
→企業株の手放し、ドル売り、円買い
→円高ドル安へ

────────────以降、疑問点

②日本
金融正常化観測が流れると円相場が上昇し(=円高になり)、企業業績悪化、賃金押し下げ、物価上昇の妨げ
→出口戦略は取らない方針

以上は、直近の金融情勢について日経新聞等をもとに自分なりにまとめた内容なのですが、

①は納得できるのですが、②でなぜ「正常化観測が流れると”円相場が上昇する”(3.10日経新聞より抜粋)」のかがわかりません。

正常化観測が流れる、というのはつまり、金融の安定化=金利の上昇を示唆するものと考えているのですが、

金利が上がればアメリカ同様、日本も、企業の業績悪化を恐れた投資家から手を引かれて、株の面では資金が流出し、為替の面でも円が売られ、円安ドル高になるのではないのですか??

円相場が上昇する、というのは円高になるということですよね。自分の考えと真逆なのでどこで勘違いしているのかわかりません…。

ぜひご教授ください。

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hon********さん

2018/3/1122:17:03

超長期ゾーンの国債買入れ額の減額を決めたことで、金融市場では日本銀行が近い将来、金融正常化策を実施するとの観測が流れました。
金利が上がると、マイナス金利~超低金利で日本円を借り入れてドルなどを買っていた投資機関が、日本円返済のためにドルなどを売って円を購入するので円高になります。
日本の大企業は全体的に自己資本比率が高く、内部留保も厚めなので、市場金利が上がることの影響は、借入金を増やし自己株式を取得することでせっせとROEを上げてきた米企業との比較では軽微です。
株式市場において日本から資金が流出して他国の株式市場に向かう動きは出にくいと考えられます。
企業業績悪化については、輸出企業の業績悪化というイメージだと思いますが、今は輸出型産業の企業でも現地生産比率が以前と比べて高く影響を受ける度合いが下がっていますし、日本の全ての企業が円高で業績が悪化する訳でもありません。

賃金については、もう少し複雑ですが、賃金が据え置き~押し下げの状況で物価上昇するのは最悪で、それならば物価上昇が妨げられた方がましです。
別の角度からの説明では、日本の物価上昇率が低いというのは生活しやすい状況で、さらに(日銀の大量買い入れで異常なほど低く抑圧されている)円の金利も上がれば実質金利(名目金利ーインフレ率)ベースでの円の魅力が、米ドルなど他通貨との比較で増す(米ドルの魅力が失われる)ので、どちらかと言えば円が買われる方向に動くと考えられます。

ここまで書いてみもふたもないことを言うと、順番として金融政策として出口戦略は取らない方針が先にあって、その根拠、理由付けに、大多数の人が従うようなロジックが作られてキーワードが列挙されているだけかもしれないので、実体経済を定量的に調べて妥当かどうか、など考えても意味はないかもしれません。

現在は世界的な金融緩和により魅力的な投資先が乏しい状況なので、日本株から、株以外の他市場への大量資金流出も考えにくいです。
ですので、金利上昇、円借入れコスト増大に伴う、円返済の影響がメインだと考えています。

質問した人からのコメント

2018/3/11 23:17:33

懇切丁寧な解説をありがとうございます 回答者様のおかげで、イメージを掴むことが出来ました。これから先も為替方面で分からないことは色々とありそうですが、一つ一つ糧にしていけたらと思います。兎にも角にも、ありがとうございました!

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mik********さん

2018/3/1102:04:17

そう言う一面的な因果関係では、説明できません。

例えば金利が上昇することで本当に株安になるとも限らないです。
なぜなら今後金利が上昇するなら、企業は金利が上がり切る前に投資を加速させ、景気が上がる可能性だってあります。

実際に、金利上昇を継続させているとき、あまり景気が落ち込んでいないことは過去にもあります。逆説的にいえば、景気が良いから金利をあげることができます。さらに、景気が良いから貸し手有利の高金利になります。景気が悪いなら借り手有利になるので金利を上げることができません。

また、金利が上昇すると債券価格は下がりますが、今は債券のポートフォリオが異常なほど買いで膨らんでいます。これは構造的なもので、過去何十年も先進国の年金を運用するような資金が債券に入ってきました。

しかし、今後、年金はどこでもキャッシュアウトの時代になり、売り圧力のほうが恒常的に高まってきます。さらに、金利上昇なら債券価格が下がるので、資産家は債券を売ります。その余った資金は、結局株にしか向かうことができません。

このように、金利上昇=株が下落 ではないのです。
そこには時代に応じた複雑な資金フローが発生します。

過去に起きたグレートローテーションは、初期では債券も株も売られました。しかし水面下、わからない形で、実は個別株には資金がどんどん入ってきていました。ちょうど1970年代後半ぐらいです。そして1980年代の半ばぐらいから、突如としてダウに猛烈な資金が入りだし、債券を売って行き場を失っていた金は次々株に流れ込んできました。

このときの時差は10年ほどでした。
その初期に個別銘柄の物色は既に始まっていましたが、高金利で耐えられない企業はバタバタと消えていきました。でも実際には爆発的上昇の直前だったわけです。

まだまだ本当はもっといろんな因果関係があがります。
例えば海外ファンドの為替ヘッジの比率なども関係します。

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