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こんにちは。

yam********さん

2018/3/1908:54:01

こんにちは。

温泉について質問させていただきます。

先日、北海道で小旅行に行った際に
帯広でモール温泉を利用しました。

今まで経験したことの無い泉質で大変感動したのです。

モール温泉と呼ばれているのは帯広地方だけらしいのですが
似たような泉質を体験できるような場所は
他にもあるのでしょうか?
口コミで 尾張温泉がモール温泉に近いと聞いて利用してみましたがどうも少し違う感じがしました。

当方、愛知県在住ですが近郊県であれば
車で行きたいとも思っています。

宜しくお願い致します。

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unt********さん

2018/3/1914:56:26

「モール泉」というのは法律等で規定された正式な泉質名ではなく、植物由来の有機物(腐植質)が溶け込んでいて(正確にはコロイドとして)、黄褐色~褐色~黒色の独特の色を呈する温泉の通称です。
北海道の十勝川温泉が最初に使い始めた言葉で、現在では同じ特徴を持つ全国各地の温泉も「モール泉」「モール系(温泉)」と呼ばれています。


植物が枯れると微生物等により分解されていきますが、分解されにくいセルロースなど繊維物質は極めて長い時間をかけ分解され、最終的に「フミン酸」と呼ばれる芳香族化合物(有機化合物の一群)が残ると考えられています。

モール泉の色の正体はこのフミン酸です。
フミン酸は通常の化学物質のような単一の分子構造をしているわけではなく、分子量も数百から数十万までまちまちな高分子の物質群の総称です。元の植物の種類の違い、分解する微生物の違い、分解の進行度合いなどで分子構造も違っています。
参考http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/bbs/special/sience_of_hotspring...

この有機物(フミン酸)の含有量が多いか少ないかということに加え、含まれるフミン酸自体の種類・構成も源泉により異なるので、モール泉は色・香り・肌触りなどがそれぞれ微妙に違っているのが特色です。

色は、薄いものでは僅かに黄褐色(琥珀色)を帯びたものに始まり、「飴色」「紅茶色」と形容される赤褐色が鮮やかな美しい色を呈するもの、色がもっと濃くなってコーラのようなもの、さらに東京や横浜の温泉銭湯に見られる「黒湯」のようにブラックコーヒーのような透明度のほとんどない真っ黒なものまであります。

匂いも個性的です。「芳香族」の名の通り、このフミン酸の中には独特の甘く芳しい匂いのするものが少なくなく、モール泉の中にはこの「芳香」を売りにしている所もあります。表現が難しいですが石油・石炭に感じられる甘い匂いのごく薄いものです。
元の植物の違いなのでしょうか、ワラのような匂いがするものもあり、匂いをほとんど感知できないものもあります。
まれに非常に多量の動植物由来の遺骸が蓄積したような所だと「アブラ臭」や「タール臭」と呼ばれる刺激臭が感じられる場合もあります。フミン酸は生物由来の硫黄を僅かに含んでおり、硫黄分が多くなるとその個性が感知されるのです。モール泉と石炭・石油の生成過程とは共通するものがありますから、とても濃いものは石油を思わせる臭いがします。

またモール泉の多くはツルツルとした浴感があり「美肌の湯」系の滑らかな泉質です。
これも微生物が植物を分解する過程でフミン酸とともに作られる重曹(炭酸水素ナトリウム)のおかげです。真っ黒な色のモール泉も、見た目と違って肌に優しい浴感なのが特色です。


このようにモール泉は色・匂い・肌触りなどで非常にわかりやすく際立った特徴があるのですが、法律上は何の規定もありません。
「温泉法」では、温泉水1㎏中にこれらの成分をどれか一つでも規定量以上含んでいれば「温泉」と認定される化学物質を18物質定めていますが、フミン酸を含む有機物はそれに含まれていません。
泉質を名乗るために必要な「療養泉」の定義にも、有機物に関する規定はいっさいありません。
このため正式な泉質名では、有機物を多く含んだ温泉は「単純温泉」か「炭酸水素塩泉(旧泉質表記では)重曹泉」、まれに「硫黄泉」等と表示されてしまいます。「モール泉」という泉質名は法律上のものではありません。

温泉分析書上では「遊離成分」(イオンでもガスでもない固形成分として存在している物質)の一つとして「有機物等」の含有量が示されていて、それが10mg/kg程度以上記載されていればモール泉らしい特徴が出ている可能性が高いかな、と判断する目安にはなります。
しかし一般の人が事前に分析書を見て泉質を判断するというのは、難しいし面倒ですから、結局は温泉マニアのブログ等で調べるしかないというのが現状でしょう。



学術上も「モール泉」という言葉に定義はありません。
「モール」とはドイツ語で「湿原・泥炭地」を意味するMoorのことだそうです。モール泉の元祖・十勝川温泉の誰がいつ、どういう経緯でこの言葉を創案したのか実はよく判っていません。

近代のヨーロッパでは、現代日本と同じようにさまざまな入浴法による美容・健康療法が流行しましたが、その一つに19世紀のドイツで盛んだった泥炭浴(Moor-bad:独)という植物由来の泥炭を全身に塗りたくる健康法(いわゆる泥湯・泥パックの一種です)があり、それと同様の効能が期待できるものとして、「モール泉」という言葉を誰かが創作したようです。もし効能があるとしても、泥パックとは違うんじゃないかとは思いますけどね。

ともかく「モール泉」は十勝川温泉が勝手に作った泉質(?)名なのですが、同系の植物由来の有機物で色が付いた温泉を表す便利な言葉として、温泉好きの間で広く使われるようになりました。
日本だけで通じる俗称・符牒で、ドイツを含む海外では「モール泉」に相当する温泉用語は存在しません。



なお十勝川温泉では、世界でも2ヶ所だか3ヶ所だかしかない大変珍しいモール泉であると自らを宣伝しています。
「モール泉」という言葉自体が十勝川温泉の造語で、法律上も学術上も定義のない言葉なので、これでも虚偽表示にはならないのですが、同系の温泉は北海道から九州まで広い地域にたくさん確認されていて、珍しいものではありません。「世界的にきわめて珍しい」といった惹句を使うのは、そろそろやめてほしいものです。


Wikipedia「モール泉」(全国の主要なモール泉も載っています)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%B3%89
愛知県近辺では、愛知・三重県境の木曽三川河口のデルタ地帯にモール系の温泉があります。帯広など十勝平野にある鮮やかな紅茶色のモール泉ではなく、「琥珀色」と呼ばれる色が薄い温泉ですが、鉱物的なモール泉特有の匂いもあり、つるつるも感じられます。

尾張温泉も立派なモール泉(定義が無いものに立派も立派じゃないもないのでしょうが)だと思いますよ。十勝平野のものとはタイプが違うだけです。
上述の通り、元の植物の違いや分解度合いの違いなどで、色も匂いも触感も一様でないのがモール泉の特徴です。
fetealamerguezさんが紹介されている永和温泉も良いモール泉ですが、ここは白装束のマネキン様が入口で出迎える全国屈指のカルト系(?)温泉としても有名なところなので、訪問者のブログなどを見て、抵抗を感じるようなら避けた方がよいでしょう。

三重県の木曽岬温泉(木曽岬町)や長島温泉(桑名市、旧長島町)もモール系の温泉です。長島温泉についてはスパーランドではなくオートレストラン長島の方がお薦め…と書こうとして、調べたらオートレストランは昨年閉館していました。残念。
そうなると松ヶ島共同浴場しかないんですが、ここは日祝休業で月~土17:00~20:00の3時間のみ営業、しかも地元密着度が異常に高いという初心者には高難度の入浴施設です。
https://ameblo.jp/yoshinoyan-0904/entry-11854558903.html

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cam*********さん

2018/3/2014:51:36

モール泉とはあの黒い泉質のことでしょうか?
東京大田区や横浜の方にも黒い温泉があります。
自分は若芽かコンブが取れるからその色素かなと勝手に思っていました。
そんなんだと、あちこちにありませんか?
愛知県も海に長い間浸っていたとおもいますから、必ずあると思います。
しかしながら、愛知から北海道へが"小旅行"ってそこの所が不可思議です。
もしやエアで日帰りされたのでしょうか?
元気ですね。

2018/3/1917:59:20

幕別温泉もモール温泉です。

aki********さん

2018/3/1916:57:04

札幌の森林公園温泉「きよら」もモール温泉です。
http://www.onsen-kiyora.com/facility/

2018/3/1911:44:21

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%B3%89

こちらに詳しく書かれていますが、モール泉とは、石炭になる前の植物が含まれている地層からお湯をくみ上げるもので、十勝川源泉で初めて名付けられました。温泉法上の鉱物ではなく有機物なので、温泉法上の温泉成分ではありません。一般的には単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉が多いようです。

コカ・コーラのような色をしており、その濃度によっては墨汁のようにも紅茶のようにも見えます。粘度はなく、つるつるし、湯上りはさっぱりしています。平成前期ぐらいまでは、希少な源泉とされましたが、実際は関東平野の広範囲にこれらのモール泉となる層が存在し、関東の日帰り入浴施設などで広く使われているます。人工の最も集中する関東で主要な源泉となっていますので、現在希少性はありません。

愛知県だと尾張温泉の他に永和温泉などがモール泉のようです。

http://1onsen.com/eiwaonsen_misoginoyu.html

やばい。かなりディープっぽいですね。

マックさん

2018/3/1910:51:37

モール温泉秋田にも有りましたよ。異質なのは都内大田区の大田温泉珍しい植物モール温泉

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