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行政書士の勉強をしています。

chi********さん

2018/3/2011:31:48

行政書士の勉強をしています。

錯誤のことで質問があります。

表意者に重過失があったときは表意者は自ら錯誤無効を主張することができない。
この重過失の有無についての立証は相手方が負う、とあるのですが、
なぜ、相手方に重過失の有無についての立証責任があるのでしょうか?
そしてなぜ当事者は「重過失がなかった」と立証できないのでしょうか?

よろしくお願いしますm(__)m
例を入れて教えていただけるとありがたいです。

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sos********さん

2018/3/2107:29:25

この辺のことは、誰の権利をどの程度守り、逆にどういう責任を誰にどの程度持たせるかという天秤を頭の中に思い浮かべないと難しいと思います。

ちょっと質問と離れますが、表示行為の錯誤と動機の錯誤という話です。
パン屋さんに行ってアンパンを買おうと思っていたとします。
ですが、なぜかパン屋さんの店頭で「ウグイスパンを下さい」と言ってしまうのが表示行為の錯誤ですね。
本来法律が保護している錯誤はこれだけなのですが、このケースは錯誤としてはレアケースです。
大体のケースでは「アンパン=ウグイスパン」だという勘違いがあり、それに基づいてパン屋さんの店頭では「ウグイスパンを下さい」と言ってしまった、これが動機の錯誤ですね。
この場合、その動機を明示または黙示に表していた場合には錯誤無効が主張できる、これはご存知かと思います。

ですがこのアンパン好きな人がパン屋さんで「満漢全席を今すぐ用意して!」と言ったとします。
「アンパンを下さい」と「満漢全席を用意して」って普通間違えますか?間違えないでしょう?
満漢全席を用意させられたパン屋さんはその事実を示しさえすればそれでいいわけです。
ですが満漢全席をお願いしちゃった方の立場に立って下さい。
誰が聞いても「ああ、そういう人生を送ってきたなら、アンパンと満漢全席を取違えていてもしょうがないね」と納得できる説明、有り得ますか?
「その歳まで生きてきたんならそんな大きな間違いどっかで気付くのが普通だ」と言いたくなりませんか?
ですから重過失が「なかった」というのは立証不可能なのです。

権利と責任の天秤を考えますと、アンパンと満漢全席の間違いを錯誤無効にすることが可能だとすれば、用意させられたパン屋さんの損失に対してアンパン好きさんの責任はあまりにも軽すぎます。ほぼ責任なしとなるわけですから。
ですから、ここではパン屋さんの権利が保護されるわけです。

民法全体に言えることですが、善意と悪意の境目です。
善意無過失-善意軽過失-善意重過失-悪意
善意か悪意かという物差しなら、その区別は善意重過失と悪意の間にあるのですが、どの程度責任が発生するかという物差しで言うと、善意重過失は悪意と同じ扱いをされることが多いです。
「間違えちゃった、ごめんなさい」ではすまないことが多いので。
民法の特別法「失火責任法」なんて言うのがありまして、これは709条の不法行為責任の例外です。過失により他人に被害を出した場合はこの責任を負わなければいけないのが民法の規定ですが、この失火責任法では軽過失の場合はそれを免じています。
日本には木造家屋が多く、やりがちな失敗の割に被害が甚大なのが失火なので、誰でもやってしまいがちな失敗なら許してあげようよというのがこの法律の趣旨です。
ですが、この法律によっても重過失の場合は責任はなくならないとしています。

権利と責任の天秤を思い描くとき、重過失は悪意グループと考えると納得ができることが多いと思います。

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all********さん

2018/3/2100:34:04

「立証責任の分配」という論点ですね。民事訴訟法で主に扱う分野となります。

立証責任は法定要件によって分類する、というのが通説です。法律の文言を見て、自己に有利な法律効果をもたらす事実は、その「自分に有利になる者に立証責任がある」という説です。

錯誤(民法95条)の条文を見れば、
①意思表示は、法律行為の要素に錯誤があったときは、無効とする。
②ただし、表意者に重大な過失があったときは、表意者は、自らその無効を主張することができない。
ということが書いてあります。

このなかで①については、「錯誤無効」を主張する者が有利になる法律効果ですから、錯誤という事実は錯誤無効を主張する者に立証責任があります。

次に②についは、その「錯誤無効を否定する者」、つまり相手方に立証責任があることになります。

このように、自分に有利な法律効果を求める者が、その基本となる事実を証明する必要があるのです。

ofd********さん

編集あり2018/3/2105:56:58

>①この重過失の有無についての立証は相手方Aが負う、とあるのですが、
なぜ、相手方に重過失の有無についての立証責任があるのでしょうか?
②そしてなぜ当事者Bは「重過失がなかった」と立証できないのでしょうか?


①それが法律で決められているからだと覚えた方が楽だと思います。
相手(=両者AB)があっての契約(=約束)ですよね?

相手方Aが納得する両者間ABの「契約のダメな部分(=過失の度合い)」を、相手方自身Aが認めなければ、そもそも話もまとまらないと思いませんか?

②そこに「私Bの勘違い(=錯誤)」は、私にとっては軽いものだから、契約は無しね」がOKとされたら、、、ウソをついて「錯誤でした」と言って簡単に約束を破る人が増えるかもしれませんね。

錯誤の「内心的な効果意思と表示行為が対応せずに、しかも表意者である(=意思表示をした本人)がその不一致を知らないこと」は、、、やはり表意者に一番問題があると思いませんか?

ーーーーー
>よろしくお願いしますm(__)m
例を入れて教えていただけるとありがたいです。

・ペットショップに電話をかけた依頼者Bが「広大な土地を手に入れたので、サラマンダーを下さい」と言った(表示行為)とします。

・ペットショップ側は運良く3日(100億円)で、本物の火を吹く体長20mのサラマンダーを確保しました。後はBに引き渡すだけです。

・ペットショップ側がBにその旨を電話連絡すると、何故かBは錯誤を主張し、「いらない!」から契約は無しだと言い始めました。

・Bは「サラマンダーは、ウーパールーパーのことだった」と言っています。


動機・要素の錯誤、その重大な過失は、誰にあるでしょう?
契約書は無く、口約束でお金は莫大に100億円は)かかると説明はしていました。

サラマンダー=ウーパールーパーの勘違いは、錯誤としてはあまりに重く思いませんか?
広大な土地で、そもそも100億円もかかるウーパールーパー1匹を買うつもりだったの?

men********さん

2018/3/2020:18:28

「悪魔の証明」で調べてみてください。

st_********さん

2018/3/2014:08:06

要件事実を勉強すればわかる。権利障害規定だから相手方に立証責任がある。

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pot********さん

2018/3/2012:37:13

「重過失がなかった」と立証するには、どうしたらいいのでしょうか?

それを考えれば、答えがわかる。

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