システムをアウトソーシングするかどうかの話でしょうか？ アウトソーシングする方が、品質は高いと思います。発注側からの要求仕様が明確化されていることが前提ですが、受注側（ベンダ）は、顧客満足や高品質を目標に、開発、納品します。また、度重なるテストを終えた納品時には、高い確率で障害を消化しています。ベンダは、要求定義と開発、構築、テストのプロです。 一方、社内開発の場合、（場合によりますが）甘えが生じることも少なくなく、バグが出たら都度対応すれば…との考えも出る場合があります。要は、カットオーバー時の責任所在が明分化されますので、その時点におけるリスクは、アウトソーシングの方が少なく、必然的に、アウトソーシングの方に利点があると考えます。もし障害が発生した場合に、その対処責任も問えますから。 よくある例として、発注側の要求仕様が明確化されていないケースがあります。この場合、もし自社開発で進めると、開発工程が進むにつれ、システムがぐちゃぐちゃしてきます。結果的に、カットオーバー時には、障害不安を抱えたままとなります。一方、ベンダに依頼すると、要求仕様の策定時に、ベンダ側からの、明確な提案や定義により、結果的に、開発工程もスムースに進み、障害不安も少なくなります。 スキルアップを目指すなら受注側（ベンダ側）でしょうね。もし発注側に立つならば、仕様策定のための調整能力を磨くとよいでしょう。ひとつの決定が、何百人というベンダの人間を動かす責任もあります。 また、回答の意図が異なっているかもしれませんので、補足します。 個別発注のシステムは、パッケージシステムに比べ、高価である分、優れています。パッケージシステムは、安く、すぐに使えるメリットはありますが、自分たちの要求を完全に満たせないデメリットがあります。個別発注のシステムは、高く、納期まで時間がかかる反面、要求を満たすことができます。さらに、カットオーバー後の業務変更に際しても、それなりの設計をされていますので、システムを柔軟に変更することができます。 ご参考まで。