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「第一次大戦後のパリ講和会議において、 日本側から提出された人種差別撤廃条約...

nih********さん

2018/9/2119:16:00

「第一次大戦後のパリ講和会議において、
日本側から提出された人種差別撤廃条約が、
西欧列強によって拒絶された」



なんでこの話になると、

いつもフランスイタリアが賛成していたことが
華麗に無視されてしまうんや?

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ベストアンサーに選ばれた回答

cel********さん

2018/9/2620:41:45

『人種的差別待遇撤廃問題総括報告』(国立公文書館アジア歴史資料センターレファレンスコードB06150564800の22/78~37/78)の『(九)最終国際連盟委員会に於ける討議』にある、挙手による賛否の表明(29/78~30/78)を国別に見ると、

賛成:フランス、イタリア、ギリシャ、中国、セルビア、ポルトガル、チェコ・スロヴァキア、日本

反対:英国、米国、ペルシャ、ブラジル、ルーマニア

です。

ただですね…

上記の賛否の表明より後の、「取り敢えず言いたい事は言っとくか…」って感じの1914年4月28日の牧野全権の演説が、政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所の『データベース「世界と日本」』の中の↓の頁で読めますが、その冒頭は…

http://worldjpn.grips.ac.jp/documents/texts/pw/19190428.S1J.html

『余ハ最初二月十三日國際聯盟委員會ニ文化ノ程度進ミ聯盟員トシテ充分資格ヲ有スルモノト認メラルル國家ノ人民ニ對シテハ其ノ人種或ハ國籍ノ如何ヲ論セス均等公平ノ待遇ヲ與フルコトノ主義ヲ包含セル聯盟規約修正案ヲ提出セリ』

…と、日本の提案の対象は『文化ノ程度進ミ聯盟員トシテ充分資格ヲ有スルモノト認メラルル國家ノ人民』だから、国際連盟に加盟できない非独立の植民地住民を平等に扱えなんて意味じゃないよ!、って説明していたんです。

より正確に言えば、既にご紹介したアジ歴の『人種的差別待遇撤廃問題総括報告』の57/78にこの演説の英語版があって、

~~

"I had first on the 13th February an opportunity of submitting to the commission of the League of Nations our amendment to the Covenant embodying the principle of equal and just treatment to be accorded to all aliens who happen to be the nationals of the States which are deemed advanced enough and fully qualified to become Members of the League, making no distinction on account of race or nationality.

~~

となっていて、日本語版の“人民”は実はall aliens(外国人)なので、実際には日本の提案は

『植民地の住民を平等に扱うべし、って意味じゃ無い』

&

『各国の国内の人種差別をやめろ、って意味でもない(例えば、米国でのアフリカ系米国人は外国人じゃないから、この提案には関係ない)』

ってものでした。

勿論、それでも通らなかったのは、“人種的差別撤廃”と言う概念自体に“将来的な危険性”をいわゆる『列強』の一部や南アなどが感じたからでしょうが、そもそも、ウィルソン大統領の平和十四原則の中に(一応は含まれていた)「民族自決」の概念がパリ講和会議ではアジア・アフリカには適用しなかった、といのはよく知られた話です。国際連盟規約の第二十二条の委任統治に関する条項は、

~~

今次ノ戰争ノ結果從前支配シタル國ノ統治ヲ離レタル殖民地及領土ニシテ近代世界ノ激甚ナル生存競争状態ノ下ニ未タ自立シ得サル人民ノ居住スルモノニ對シテハ該人民ノ福祉及發達ヲ計ルハ文明ノ神聖ナル使命ナルコト及其ノ使命遂行ノ保障ハ本規約中ニ之ヲ包容スルコトノ主義ヲ適用ス

~~

とか“美しい”事を言っていますが…

~~

委任ノ性質ニ付テハ人民發達ノ程度、領土ノ地理的地位、經濟状態其ノ他類似ノ事情ニ從ヒ差異ヲ設クルコトヲ要ス

~~

と、自分達“文明国”が発達の程度を考えて独立できるかどうかは考えてやる(=決める権利がある)、という概念に立っていて、オスマン帝国の中近東領土とドイツのアフリカ・太平洋の旧植民地のうち、旧オスマン帝国領のみ…

~~

從前土耳其帝國ニ屬シタル或部族ハ獨立國トシテ假承認ヲ受ケ得ル發達ノ程度ニ達シタリ(以下略)

~~

と「近々独立できるぐらい発達している」と“認めてやった”ものの、それ以外については「まだ未開・未発達で独立できない」という判定をしていました。

万が一日本が“人類は皆平等”であるべき、なんて主張をしたら、例えば『じゃあ何で民族自決原則はヨーロッパだけなんだ』って事につながりかねず、そんな話になったら、英国がインド人に『あなた達は独立しますか、今のままがいいですか』って聞かなきゃならないのと同様に、日本も朝鮮人に『あなた達は独立しますか、今のままがいいですか?』って聞かなきゃならなくなります。

日本が軍隊まで使って朝鮮の独立を求める暴動を鎮圧中だったパリ講和会議の頃に、日本代表が“人類皆平等”なんて提案をする訳がないです。

実際には、『人種的差別待遇撤廃問題総括報告』の23/78に牧野全権に与えられた政府の方針に「人種的偏見より生ずることあるべき帝国の不利を除去せんが為」とあり、その本音は「日本人を移民割当で不利に扱うな」って主旨です。

ですので、どこの国が賛成したか反対したかも、実際にはあまり大した問題じゃないような気もします。

この手の話題で盛り上がっているのって、あたかも「日本が(例えば)米国なんかでの人種差別や植民地支配に対する抗議の声を国際的に初めて掲げたのだ」みたいな話に、ある意味『大胆不敵』にも摩り替えてしまっている人達だけの様な気がしますが…

  • 質問者

    nih********さん

    2018/9/2622:53:07

    なんだ、結局日本の話も
    いわゆる欧州と「先進国」」限定の話か。
    植民地の民は除外やな。

    これも歴史修正主義系右翼の嘘か。

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mek********さん

2018/9/2119:26:43

というか人種差別大国アメリカが友好国を誘って反対に回った。フランス・イタリアは誘ってもらえなかっただけ。

返信を取り消しますが
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ded********さん

2018/9/2119:20:02

そりゃイギリス、アメリカの存在感がデカすぎるからさ

あわせて知りたい

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