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法律を学ぶ上での「実質的」と「形式的」の違い

car********さん

2008/10/1504:10:08

法律を学ぶ上での「実質的」と「形式的」の違い

法律の授業で概要は習ったし、言葉通り考えれば意味もわかりますが、
いまいちぴんとくる明確な違いというか、感覚が法律においてわかりません。
形式的な意味を言えといわれれば、条文などをさすのはわかります。
じゃあ実質的な意味って?(法律で)

法律は選択科目でとっている法律初心者です。
どなたかわかりやすい回答をお願いします。

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inq********さん

2008/10/1511:12:33

形式的/実質的という言葉は,頻繁に使われているにもかかわらず,法律用語として厳密に定義されている訳ではありませんから,正確に「実質的な意味とは,……である」という答え方をすることは難しいと思います。幾つか例を挙げてみますから,感覚を掴んで頂ければよろしいかと思います。

まず,憲法の概念に関して,「形式的意味の憲法」と「実質的意味の憲法」という区別がされています。前者は憲法という名で呼ばれる法典のことを指していて,例えば日本には「日本国憲法」という「形式的意味の憲法」が存在しますが,イギリスにはその類の名前が付いた法典は存在しませんから,イギリスは「形式的意味の憲法」を持っていない,ということになります。他方の「実質的意味の憲法」は,国の基本的な在り方を定める法のことを指していて,法典が存在するかどうかにかかわらず,「国」と呼ばれるところには必ず存在します。ここでは,法典という形を伴っていることを形式的,法典という形を伴っていなくても,特定の内容として存在していることを実質的,と呼んでいることが分かります。

次に,最も頻繁に形式的/実質的という言葉使われる条文解釈の場面を見てみます。例えば,サッカーのルールブックに,「ボールがタッチラインを割ったときは,スローインを行う」というルールがあったとして,試合中,タッチラインのちょうど真上でボールが止まってしまったというケースを考えてみます。直前にボールに触れていた選手は,審判に対して「ボールはまだタッチラインを割っていない」と主張して試合続行を求めるでしょうし,相手チームは,「もう割っている」と主張してスローインに持ち込みたいはずです。つまりここでは,「割った」という文言の解釈をめぐって争いが生じていることが分かります。

そこで両チームの主張を整理してみましょう。「割った」と主張するチームが,(1)「割った」という言葉は,ラインの一部をボールが遮って途絶えさせることを指すから,ボールがラインを途切れさせればスローインを行うべきである,という理由を述べたのに対して,「割っていない」と主張するチームが,(2)できる限りプレーは中断すべきでなく,スローインというのは,フィールド内からボールが出てプレーに支障が出る場合に行うやむを得ない措置であるから,「割った」とはボールが完全にラインを超えた場合を指す,という反論をしたとします。それぞれのチームがどこに着目して自分の主張を根拠付けているかがお分かりでしょうか。条文解釈の場面では,(1)を形式的な理由,(2)をを実質的な理由と呼んでいます。つまり,問題となっている文言の読み方を採り上げるのが形式的な理由,そのルールが作られた理由や「できる限りプレーは中断すべきではない」という大原則を持ち出すのが実質的な理由,という使われ方です。

この例では,「割った」と主張するチームが形式的な理由を,「割っていない」を主張するチームが実質的な理由を展開していますが,一般に条文解釈の場面では,形式的な理由と実質的な理由を併せて述べなければならないといわれます。例えば,「割った」と主張するチームは,(3)ゲームを中断してフォーメーションを整えた方が戦略的なプレーが可能になるから,必ずしもプレーの中断を避ける必要はない,という実質的理由を,「割っていない」と主張するチームは,(4)ボールが完全にラインを超えていれば,必ず1度はボールがラインを途絶えさせることになるのだから,「割った」という文言に反しているとはいえない,という形式的理由を述べることが考えられます。

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pop********さん

2008/10/1514:28:09

たとえばあなたが友人Bに貸しているボールペンを友人Cに譲ったとしましょう。
この場合、ボールペンの使用貸借契約はあなたと友人Aが締結したのですから形式的にはあなたが貸主ですが、実質的にはCが貸主です。もちろん、法律上もCが貸主になります。

min********さん

2008/10/1512:31:09

両者の本質的な違いは、要するに中身を問題にするかどうかということです。
形式的というのは、中身を問題にしません。
実質的というのは、中身にまで踏み込んだ議論をします。
すでに挙がっている例でいえば、形式的意味の憲法とは、「○○憲法という名前がついていればそれは憲法でしょうが」という話で、実質的意味の憲法とは「憲法と呼ぶにふさわしい中身を備えてなければ憲法とは呼べない」という話です。
なので実質的な意味とは、条文などを「見たまんま」ではなく、そこで定義したい事柄が備えるべき一定の「中身」の事です。

o_o********さん

2008/10/1506:34:10

簡単です。条文の文言の形式的解釈と、実質的解釈の違いです。

形式的とは、立法重視です。
実質的とは、司法重視です。
つまり、
形式的とは議会が制定した文言どおりに解釈して、司法にあまり解釈させないと言う考え方です。司法不信。
実質的とは議会が制定した文言を元にするけど司法が柔軟に解釈するという考え方です。司法信頼。

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