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ISバランス式で、なぜ企業投資・政府の公債が最終的には民間貯蓄に繋がるのですか?

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ID非公開さん

2018/12/722:20:23

ISバランス式で、なぜ企業投資・政府の公債が最終的には民間貯蓄に繋がるのですか?

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chi********さん

2018/12/900:33:52

その公債を買ってるのが民間だからです。すべての金融資産は誰かの資産であると同時に誰かの負債です。

借金はしてる方には負債ですが、貸してる方から見れば資産です。債券も同じ。発行してる方には負債ですがそれを買った方には資産です☆

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ric********さん

2018/12/1108:58:35

それが成立する前提として、
まず海外との取引がないことが必要。
つまり貿易はなし。

で、この話の中で「民間貯蓄」ということばが
出て来るけれど、
ここで言っている「貯蓄」というのは
銀行預貯金などのことではない。
単に国内で年間に生産されたもの(価値)=国内所得
のうち、
国内で年内に家計の消費支出の対象に
ならなかったもののことを指す。
つまり、(国内)貯蓄とは

国内所得-民間消費支出

で定義される。これは「定義」の問題であって、
「なぜ?」と考えてはいけない。

さらに、ご質問にある「民間貯蓄」の「民間」という言葉だが
これはちょっとわかりづらい。
「民間が行う貯蓄」という意味ではない。
「民間に帰属する貯蓄」という意味だ。
基本的にはISモデルでは「貯蓄」という言葉が出てくるとき、
貯蓄する主体は民間しかない。政府は貯蓄しない。
つまり、すべての国内貯蓄は民間による貯蓄だ。
問題は、「年間に消費支出の対象にならなかった
所得が、どこに帰属するか」を指している。
民間が生産活動を行った結果、
国内所得を生み出すわけだが、
その一部は消費支出/貯蓄の決定に先行して
租税として政府に支払われる。
この政府に支払われた租税のことを
「政府貯蓄」と呼ぶ。よく理解してほしいが
「政府貯蓄」とは「政府による貯蓄」のことではなく、
「民間消費支出の対象とならなかった国内所得のうち
政府に帰属する部分」のことだ。

つまり、

国内貯蓄
= 国内所得 - 民間消費支出
= 民間貯蓄 + 政府貯蓄(租税)

である。これを書き換えれば

国内所得 = 民間消費支出 + 民間貯蓄 + 政府貯蓄(租税)

となる。これをA式と呼ぼう。

他方で、国内所得を支出面から見てみよう。
年間の生産物は、基本的には年内に国内で
販売されているはずだ(最初に書いた通り貿易は考えない)。
ただし、売れ残ったものについては「在庫投資」として
企業自身が購入している、と
考えることにする。売れ残ったものも
購入されたことにするのだから
支出と生産が一致するのは当たり前。これも定義の問題なので
あまりこだわってはいけない。
国内の支出は、家計による消費支出と
企業による支出(企業投資)と
政府による支出(政府支出)に区別される。
つまり

国内所得 = 民間消費支出 + 企業投資 + 政府支出

である。

さて、ご質問の中に「政府の公債」という言葉が
出てくる。
しかし、お使いのテキストをもう一度読み直してほしいが、
ここは「政府の公債の新規発行額(あるいは純増加額)」と
あるはずだ。公債の「残高」、つまり
今、世の中に流通している公債の総額ではなく、
年間、新たに発行された公債の額である。
(正確には、そこから今年償還された公債の額を
差引したものだが、あんまりこだわらないことに
しよう。)
つまり、「ストック」ではなく「フロー」である。
この区別は重要なので、しっかり理解してほしい。

公債の新規発行額とは何か、というと
政府の支出の総額から租税を差引した額である。
つまり政府部門は、税収では賄いきれなかった支出を
賄うため、公債を発行して経済的資源を
徴収しているのである。
さて、そうすると、上の式は、次のように
書き換えられる。

国内所得 = 民間消費支出 + 企業投資 + 政府支出のうち
税収に相当する額 + 政府支出のうち新規公債発行額に
相当する額

である。簡略化すると

国内所得 = 民間消費支出 + 企業投資 + 税収 + 新規公債発行額


これをB式と呼ぼう。

そうすると、A式とB式の関係は

A式
国内所得 = 民間消費支出 + 民間貯蓄 + 租税

B式
国内所得 = 民間消費支出 + 企業投資 + 税収 + 新規公債発行額

連立すると

民間消費支出 + 民間貯蓄 + 租税
= 民間消費支出 + 企業投資 + 税収 + 新規公債発行額

従って、両辺から重複する項を消去すると
(当然、租税と税収は同じなので)

民間貯蓄 = 企業投資 + 新規公債発行額

となる。


繰り返すが、このモデルでは
・外国との取引は考えない
・「民間貯蓄」とは「年間の所得から
消費支出と租税を差引した金額のこと」で
あって、銀行預貯金などとは全く関係ない。
逆に言えば、「政府貯蓄」は「租税」のこと。
・「公債」とは「新規発行額」のことで
「残高」ではない。
といったことを理解しておくことが必要。

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