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大日本帝国陸軍の採用枠はどのようなものがあったのか知りたいです。兵役や陸軍士...

sen********さん

2019/2/1721:54:46

大日本帝国陸軍の採用枠はどのようなものがあったのか知りたいです。兵役や陸軍士官学校は有名ですが、それ以外にはどのようなものがあったのでしょうか?

自衛隊でいう曹候補学生のようなものはありましたか?

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kur********さん

2019/2/1813:31:36

時代によって様々なので、昭和14年ごろの陸軍の制度を簡単に紹介します。
その前に説明ですが、現役士官(下士官)は職業軍人、予備役士官は戦時に応召する軍人のことです。

1)各部士官
現役の士官採用ルートは、兵科将校は士官学校経由です。それ以外の将校(将校相当官)は、以下のように別枠で採用していました。
大学や高等商業、高等工業、医専を出たものを対象に各部の現役士官を採用するもので、採用時に軍曹、4ヶ月の修行ののち大学卒業者は中尉、そのほかは少尉となります。以下があります。
① 主計候補生 ② 技術候補生 ③ 軍医候補生 ④ 衛生部候補生(薬剤、看護、歯科)

2)予備役士官、予備役下士官
①幹部候補生
兵隊として入営後4ヶ月後に実施される「幹部候補生」制度によって育成しました。候補生採用から2け月後に甲乙に区分され、甲種は採用1年半後に士官、乙種は8ヶ月後に下士官(伍長、一部優秀者は軍曹)となります。

②伍長勤務者
徴兵または志願兵の上等兵のうち、特に優秀なものを抜擢して伍長勤務をさせ、戦時応召した時に欠員に応じて伍長に登用しました。

3)現役下士官
兵隊として入営後、現役下士官を志願するものは「下士官候補者」を受験して合格すると下士官教習を1年間実施して伍長になります。入営から満2年です。

4)軍属の武官転用
軍属として勤務しているものを武官として士官または下士官に転用しました。
法務官、法事務、通訳、歯科技工、医科療工(いまの検査技師)、建技(経理部)、各種の熟練作業員など。

5)少尉候補者
軍曹以上が受験でき、合格すると士官学校で1年間教育を受けて少尉になります。

6)憲兵
入営後に憲兵の募集も行われ、兵または下士官のコースを受験して合格すると憲兵候補者となり憲兵学校で教育を受けて除隊します。平時の正規憲兵は定員があるのですぐに憲兵にはなれず、除隊後数年してから欠員に応じて「任用伺い」が来ます。この時応召して初めて憲兵となります。

7)文官
陸軍省事務官、陸軍法務官、陸軍教授などは文官試験を経て採用されます。

8)有職採用
研究所、諸学校、補給処、工廠などでは文官試験によらず個別採用があり、多くは高等教育修了者が対象です。大抵は工手(上級工員 主任クラス)採用です。工手の上に技手があり、その上に技師補、技師、技術監がいました。一部は最初から技手採用です。技手は上位判任待遇(准士官扱い)となり、欠員に応じて技師(高等官)に登用されました。

8)諸軍属
雇員という各種の作業員は随時募集していました。多くは工員で女性もたくさん採用していました。ついで司令部勤務の事務員(女性含む)です。


自衛隊の曹候補士に近い制度は以下。

1)少年兵制度
飛行(操縦、偵察)戦車、砲兵などの各種の分野で2年半の育成期間中は「生徒」、その後伍長となり、各部隊で錬成を受けた。少尉候補者試験を経て少尉になることもできるとされた。

2)特別幹部候補生
学歴不問の2年短期現役下士官制度。採用から1年半後に伍長。現役終了後、継続した場合は下士官のトップクラスとして准尉まで出世できるとされた。昭和18年末創立。船舶、通信、整備、技術など。

質問した人からのコメント

2019/2/20 17:18:17

非常に詳細な説明ありがとうございます!陸軍の制度についてより深く理解出来ました。

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