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キーボードカテゴリーの皆さんにうかがいます

ハケン占い師アタルを見ていますか

参考文献

元カテシリーズ第688回

ハケン占い師ミカミpart2

次に三上範子が現れたのは、O樽市の高齢者介護施設「ペンギン」であった。
ペンギンには身寄りのない、お年寄りが130人集まっていた。
三上範子は介護資格をもっていなかったので、調理やお年寄りを一時帰宅する時に車で送り迎えする仕事を任せられた。
だから、通常はお年寄りと密に接する場面は必ずしも多くはなかった。
ハケンのミカミが作る料理は好評で、以前からいた厨房スタッフの豊臣信子(とよおみ・しんこ)は言った。
「ミカミさん、いつまでもここにいておくれね」
ミカミは言った。
「喜んで」
けれども、ミカミは自分がハケンなので、ここに長くはいられないこと、そして、ここにいる入所者のすべてが心に満ち欠けを有していることを知っていた。
その入所者の中でも、ミカミが気になる入所者がいた。
その入所者はいつも大(おお)ガラスの窓を見て、他の入所者と会話を楽しむことなく、三度の食事と入浴以外は、車イスに座ってスマホをいじっていた。
ミカミは豊臣信子に尋ねた。
「大ガラスの前にいつもポツンと一人で車イスでたたずんでいるお年寄りはどなたですか」
豊臣信子は言った。
「ああ、嘘つきのマランツ爺さんだね」
ミカミの目がキラリと光った。
「マランツさんはどんな嘘をつくのですか」
豊臣信子は言った。
「何でも昔は農園に牛を三頭ほど飼っていたらしいけど、今は農園を売り払って、ここで生活保護を承けて暮らしているんだよ。
ここに来たときは昔は牧場に47頭の牛がいたとか、チェロとピアノを弾けるとかホラを吹いていたよ。
けれども、嘘がばれて今では誰からも相手にされない気の毒な老人さ」
ミカミは尋ねた。
「ピアノとチェロが弾けないというのは本当ですか」
豊臣信子は言った。
「ああ、昔習おうとして挫折したことがあったみたいだね」
ミカミは言った。
「ありがとうございます」
ミカミは翌日帰り際にマランツに近づいて言った。
「マランツお爺さん、さようなら」
マランツはギョッとした顔をした。
なぜなら、ミカミは19歳でとても美しかったからだ。
突然美少女に話しかけられて1943年1月1日生まれで今年76歳になるマランツは動転した。
「さようなら」
何とか返事を返したものの心はドキドキした。
やがて、ミカミはマランツの心を開かせることに成功した。
スマホをいじっているのは知恵袋で元カテシリーズを書いているのだということも知った。
そして、マランツシリーズ全687作をすべて読み終えた。
そして、ある春の陽射しが美しく照り映える午前にマランツのそばに寄って言った。
「マランツ、あなたを見ます」
けれども、マランツは返事をしなかった。
ミカミがマランツの顔をのぞきこむと、マランツはすでに息が絶えていた。

おしまい

タイガーマスク みなしごのバラード https://youtu.be/U4jKfY8Rjes @YouTubeさんから

補足ハケン占い師ミカミpart1 http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/2583651/2588249/125756183

マランツ,ミカミ,豊臣信子,入所者,とよおみ,みなしごハッチ

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回答数:
1

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ベストアンサーに選ばれた回答

2019/3/213:33:53

みなしごハッチだろ。

質問した人からのコメント

2019/3/2 23:05:14

ゆけーゆけー
はっち
蜂の子はっち

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