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(おはす)の未然形はなぜ、(おはせず)ではなく、(おはせず)なのですか?

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ID非公開さん

2019/3/2500:50:45

(おはす)の未然形はなぜ、(おはせず)ではなく、(おはせず)なのですか?

サ行変格活用なので暗記ですか?

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ay0********さん

2019/3/2507:44:41

>サ行変格活用なので暗記ですか?
そうなっちゃうかなー

「ものす」とかもサ変動詞として代表例だから覚えておいてね。

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myu********さん

2019/3/2512:56:47

「おはす」の活用は学校文法ではサ変活用となっていますが、古来いろいろな説があり、四段活用や下二段活用と取れる用例もあります。

主な辞書の説明は以下の通リです。


★大辭典(上田萬年他編、1936年、平凡社)

從來「おはす」もサ行變格活用とされてゐたがこれは四段と下二段の兩様に活用する語であってサ行變格活用ではない。「おはす」をサ行變格活用と斷定したのは『詞の八衢』(https://kotobank.jp/word/%E8%A9%9E%E5%85%AB%E8%A1%A2-65569)であり以來これが殆ど定説となってゐたのであるが、大槻文彦氏・山田孝雄氏等の研究の結果サ行變格活用でないことが明かにされた。今「おはす」がサ行變格活用ではなく、四段と下二段の兩様に活用する所以を説明する。
……先づ四段活用であるためには未然形が「さ」、連體形が「す」、已然形が「せ」である例證を示せばよい。
[おはさ]ずなりなん(源氏・少女)
清げに[おはさ]うずる御子(源氏・宿木)
などかう物ぐるほしう[おはさ]うずらん(狭衣)
そらみみきき[おはさ]うじて(紫式部日記)
ぬしたちてうどとり[おはさ]うぜよや(更級日記)
昔物語りしてこの[おはさ]う人人に(大鏡・序)
以上は何れも未然形「おはさ」の例である。この例は他にも非常に多い。
既にこれだけでも四段活用としての資格は十分であるがなほ連體形「おはす」の例を示す。
さむらひに[おはす]中將(宇津保)
やかたといふものにぞ[おはす]
已然形の例證は發見出來ないが、命令形に助詞「よ」を添へないでも十分命令を表はすことの出來るのは四段活用なるがためである。以上の例證から考へて四段活用なることは明かである。
次に下二段活用であるためには連用形「おはせ」の例證を示せばよい。
なたねのおほきさにて[おはせ]しを(竹取)
夜中までなむ[おはせ]し(枕草子)※これは能因本。三巻本は《夜中まで[おはせ]し》
[おはせ]給ひしより(宇津保)
[おはせ]たれど(榮花)
以上は何れも連用形なること明かなれば下二段活用なることも亦論議の餘地はない。最後にサ行變格活用であるためには「おはさ」といふ未然形があってはならない。また、「おはせ」といふ連用形、「おはす」といふ連體形もあってはならない。然るにこれらの形がある。故にサ行變格活用ではない。

★基本古語辞典(小西甚一著、1966年、大修館書店)

〘自四・下二〙活用をサ変とする説もある。

★三省堂古語辞典(小松英雄編、1971年、三省堂)

命令形に「おはせよ」と「おはせ」があり、また、未然形に「おはさ(ば)」があることから、元来は、四段と下二段があり、のちにそれが混同して、見かけが
サ変のようになったとみられる。近世の文語では、多く四段活用。
※「三省堂例解古語辞典」も同じ。

★岩波古語辞典(大野晋他編、1974年、岩波書店)

四段活用・下二段活用の両用あるとされていたが、平安時代の語としては、サ変の活用と見るのが正しい。しかし、平家物語などになるとオハセシ・オハセシカバなどの形が見えるようになる。

★角川最新古語辞典(佐藤謙三他編、1975年、角川書店)

上代の敬語の活用からいって四段活用であったとされるが、少なくとも中古には四段と見なさねばならない例はない。……鎌倉時代には下二段、近世の文語文では四段活用と認められる用例もある。

★国語大辞典(尚学図書編、1981年、小学館)

四段・下二段の両活用があったとする説もあるが、使用状態からみると、サ変の意識で用いられたものと思われる。四段、下二段としなければならない用例は少なく、それらも、誤写の可能性が考えられて確証とはしにくい。……ただし近世になると、サ変の用例のほかに、四段と認められるものもみられる。

★角川古語大辞典第一巻(阪倉篤義他編、1982年、角川書店)

活用に関しては古来諸説があり、時に「具して出でおはせね(竹取)」のように下二段活用と認めるべきものや、「させる能もおはさねば(蓬左文庫本宇治拾遺・1・38)」のように四段活用の特色を示す例も見られるが、サ変動詞としてほぼ説明できる。

★古語大辞典(中田祝夫他編、1983年、小学館)

活用については、本居春庭はサ変としたが、その後四段と目される例が指摘され(東条義門)、四段と下二段両用に活用すると説く説(大槻文彦・山田孝雄)が行われた。しかし、四段、または下二段の用例とみなさなければならない用例は少なく、誤用や誤写なども考えられるから、多くの実例の示す所に従って一元的にサ変とする(松尾捨治郎・宮地幸一)のが妥当である。

★広辞苑/第五版(山口明穂他編、1998年、岩波書店)

〘自サ変〙(上代に多く使われた「います」に代って、平安時代になって多く使われるようになった語。活用は四段・下二段とする説もある)
※初版(新村出編、1955年)は四段活用と下二段活用として二つの項目を立てている。

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