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万葉集には「はしきやし」「はしきよし」「はしけやし」という言葉が出てきます。...

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ID非公開さん

2019/3/3000:12:07

万葉集には「はしきやし」「はしきよし」「はしけやし」という言葉が出てきます。意味はどれも同じですか。「縦し」と書かれる「よし」と関係はありますか。辞書は引きました。辞書の丸写しの回答は不要です。

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dok********さん

2019/3/3008:37:08

辞書を引かれているために、言葉の意味は省略しますが、「愛(いとし、こいし、はしき、などの意味合い)」は感情を示す概念語ですから歌の詠う世界で言葉の解釈は変わります。そのため重箱を突っつけば意味の相違が現れます。

さて、ご紹介のように「はしき」が基本の言葉で、この「はしき」が「はしけ」へと訛り変化したようです。歴史ではこの「はしき」に「やし」と言う言葉が複合したものとなっています。
万葉集では、柿本人麻呂が「愛伎妻等者(はしき妻らは)」を最初の例とし、「愛妻之兒(はしき妻の子)」のような表現があります。これが「早敷屋師」、「早布屋師」、「伴之伎与之」のような表記に変わり、最終的には「波之吉与志」、「波之伎余之」、「波之家也思」の表記へと集約していきます。
万葉集は漢語と万葉仮名と言う漢字だけで表記された歌で、その漢字は表語文字でもありますから、使う漢字に意味を持たせている場合もあります。(例:孤悲(こい=恋))
ここからしますと、愛伎、早敷、伴之伎などには、大和言葉の発音だけでなく文字に意味合いを持たせているでしょう。従いまして、同じように「やし」も語調を整え感情を示す間投助詞だけでなく、表記に意味合いを持たせた可能性はあります。「余之」、「也思」、「与志」には歌として意味合いはあるでしょう。
また、「縦」の文字には「緩める」、「放つ」、「捨つ」、「非ず」などの意味合いが含まれていますから、万葉集の原歌特性からすると表記された場面を考慮すると、「縦し」の意味合いも含まれているでしょうが、万葉集では「はしきやし」に「縦し」の表現を使うものはありません。

ちなみに和歌表記で万葉集では漢字に音だけでなく意味を持たせますが、古今和歌集以降では音以外の意味を持たせないのがルールです。
従いまして、古語「はしきやし」に「縦し」の意味合いを見つけるのは難しいと考えます。

参考に万葉集には「縦し」と言う表現を使う歌がありますが、その用法は違います。
縦吾等者 乎花之末乎 (よし吾らは)
咲者不開 梅花 縦比来者 (よしこのころは)

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    質問者

    ID非公開さん

    2019/4/320:38:12

    回答ありがとうございます。意味はどうなりますか。
    ・人皆は萩を秋と言ふよし我は尾花が末を秋とは言はむ
    ・雪寒み咲きには咲かず梅の花よしこのころはかくてもあるがね

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2019/4/3 22:16:57

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kie********さん

2019/3/3010:35:01

さて、ご紹介のように「はしき」が基本の言葉で、この「はしき」が「はしけ」へと訛り変化したようです。歴史ではこの「はしき」に「やし」と言う言葉が複合したものとなっています。

これは間違いです。時間的な順序が逆ですし、文法的にもそうはなりません。「はし」と言う形容詞の連体形は、古くは「はしけ」で、それに「やし」がつきました。だから用例に古事記の「はしけやし我が家のかたよ」があります。
そのご「はし」の連体形は「はしき」に変わりました。そのけっか「はしきやし」となったのです。「やし」と「よし」はちょっとした発音の違いで、意味的には同じで、共時的に使われます。

それから漢字は表語文字だから、表音的に使われても、意味を持つことがある、というのも、不安定な説で、具体的にどこから表意性を認めるのか曖昧です。最近もそれについての、シニフィエとシニフィアンを論じた論文がありましたが、明瞭なことは言われておりません。そんなことをいいだしたら、大概のことはこじつけられます。科学的な研究とは言えません。

「よし」という副詞については、zhuben_yimingさんの仰るとおりで付け加えることはありません。

zhu********さん

2019/3/3008:02:10

「はしき--」は「愛しき」が語の中心であることは誰にでも分かることですが、掛け声のような「やし」「よし」の意味が問題です。生歌から形の整った文学的な歌へと変化する中で、意味が曖昧になり、挽歌には「やし」、祝宴歌には「よし」を使うなどの使い分けが生じたようです。
「縦し」は放任・許容の外に「もし」「たとえ」の意味に使う副詞で、自立語です。もとは形容詞「よし」だと考えられています。この「縦し」が「愛しき」に接続したと考えるのは無理があります。むしろ「良し」という形容詞のほうが意味の上では自然に思います。
ただし、「愛しきやし」「愛しきよし」は「愛しき」という連体形で完結しているのに更に「やし」「よし」が付いています。したがって、これらは単純に強意の助詞と考える方が自然だと思います。

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