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海外との人間との国際訴訟で勝った場合、負けた場合、賠償金を取れる相手がその国...

nai********さん

2019/4/321:11:47

海外との人間との国際訴訟で勝った場合、負けた場合、賠償金を取れる相手がその国の人間でない場合の強制執行はどう行われるのでしょうか?
ただ、判決が出るだけでしょうか?

勝っても任意払いが行われない場合はどうなるのでしょうか?

宜しくお願いします。

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ベストアンサーに選ばれた回答

asu********さん

2019/4/323:13:16

国際裁判管轄及び外国判決承認執行条約については、例えば欧州においては、「ブリュッセル・ルガノ・ルール」というものがあります。

まずこのルールのメンバー国に住所を有しない被告は、従来通り各国の国内法上の管轄ルールが適用されます。

フランスやルクセンブルクでは原告の国籍に基づく管轄が認められています。つまり被告が外国に居住する外国人であっても、フランス・ルクセンブルクの裁判所の管轄が肯定されます。

また、ベルギー、オランダでは原告の「住所地国の管轄」が認められています。

ドイツでは、財産所在地を理由として、その財産の所有者に対して、その財産と無関係な訴訟に対しても管轄を認めています。(ドイツ民訴法第23条) また、スコットランドにおいても同様の管轄ルールがあります。

さらに英国では、契約締結地が英国である理由に管轄を認めるルールや英国法を準拠法とする約定があることを理由に管轄を認めるルールがあります。

以上のように、欧州域内に住所を有する被告に対しては適用を禁止されている様々な「過剰管轄」ルールが日本在住の当事者に適用されます。

それに加えて、ブリュッセル・ルガノ・ルール上、メンバー国に住所を有するものであれば他のメンバー国における国内管轄の適用上、その国の國民と同じ地位を与えられるとされています。

例えばドイツに住所を有する原告であっても(その者の国籍如何を問わず)、原告の国籍を管轄原因として認めているフランス民法14条を援用することができるということになり、誰を被告にする時にでも常にフランス裁判所に提訴できるとされるというメンバー国に住所を有しない「管轄管轄」と言えると思います。

さらにメンバー国に下された判決は、間接管轄についてのチェックなしに他のメンバー国で、承認・執行されます。


そのためメンバーに住所を有しない被告に対する過剰管轄に基づく訴訟において下された判決は、その国のみならず、他のメンバー国でも効力が承認され判決に基づく強制執行が認められてしまうのです。

質問した人からのコメント

2019/4/10 10:03:17

勉強になりました。ありがとうございました。また宜しくお願いします。

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