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受け身の表し方がいくつかあると思うのですが、使い分けはあるのでしょうか?

fef********さん

2019/11/1301:46:58

受け身の表し方がいくつかあると思うのですが、使い分けはあるのでしょうか?

ser,estar+過去分詞、3人称複数形で表す、se+3人称など(まだあるかわからないのですが)あったと思うのですが、自分はこう思う、などでもいいので何かあれば教えて下さい。

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ベストアンサーに選ばれた回答

sap********さん

2019/11/1701:30:31

ご質問にある「ser,estar+過去分詞、3人称複数形で表す、se+3人称」には,「鵜受け身」と言えるものと,「不特定主語」と言われるものとが混在しているようです。とはいえ,日本語にすると同じような形で訳せるので,以下にその違いを,私の知り得る範囲でお答えします。

1)ser+過去分詞
「受動態」と言われる「受け身」表現です。以下のポイントが挙げられます。
[ポイント①]能動態の目的語が受動態では主語になるため,<動詞は他動詞のみ>になる。
[ポイント②]過去分詞は「補語」として働いている「形容詞的用法」なので,主語の性/数に応じて語尾変化する。
[ポイント③]"por + 動作主" の形で,「動作主」を表すことができる。
[ポイント④]主語は<人>でも<物>でも良い。
[ポイント⑤]主語が<物>の場合,現在完了形や点過去形などの完了相とは一緒に用いられやすいが,現在形や線過去形などの未完了相とはあまり一緒に用いられない。

さらに,もう少し細かいことを言えば,次のようなポイントも挙げられます。

[ポイント⑥]他動詞であっても,amar や respetar などは動詞の影響力が小さいので,原則として「受動態」の形をとることができない((×)María es amada por Juan.)。しかしながら,動作主が todos(皆)のような語の場合には,「特徴づけ」が為されるため,「受動態」の形をとることができる((〇)María es amada por todos. → 「皆に愛されている」ということは,「それだけ María が良い人なんだ」という「特徴づけ」になる)。
[ポイント⑦]我々は,原則として,「旧情報 → 新情報」の順に発言している。他方,「代名詞」は「既に出た名詞の代わりをする詞(ことば)」なので,原則として「旧情報」を表している。そのため, 「動作主」の部分に,3人称の人称代名詞は,原則として用いることはできない((×)María es amado por él.)。


2)estar + 過去分詞
ser の代わりに estar を用いると,「動作の結果生じた状態」を表します。たとえば,次の文は,

Las obras están terminadas desde la semana pasada.(それらの作品は先週から出来上がっている)

「それらの作品が終わらせられた結果,<それらの作品が出来上がっている>という状態が生じた」ことを意味している。


3)再帰受身
再帰代名詞seを用いた「受け身」表現。次のようなポイントが挙げられます。

[ポイント①]通常,"Aquí se venden los coches de segunda mano." のように,主語を表す名詞句は再帰動詞の後ろに来るが,動詞の活用はこの主語を表す名詞句に合わせて決定する。
[ポイント②]この se は「受身形のマーカー」として機能している。
[ポイント③]「受身形」であるわけだから,<動詞は他動詞のみ>になる。
[ポイント④]<人>は主語にはなれない。つまり,主語になれるのは<物>のみ。
[ポイント⑤]"por + 動作主" を付けることはできない。


4)再帰動詞の不定主語用法
再帰代名詞seを用いた「不定主語用法」。そのため,「受け身」表現とは異なる。これには下記のポイントがある。

[ポイント①]特定の主語を持たず,代わりに,se が「不定主語のマーカー」として機能している。
[ポイント②]動詞は常に<3人称単数形>になる。そのため, "Aquí se vende los coches de segunda mano." のようになり,再帰動詞に後続する名詞句は「目的語」の役割をしている。
[ポイント③]"por + 動作主" を付けることはできない。

そして,この再帰動詞の「不定主語用法」と「再帰受身」との境界は曖昧で,"Aquí se vende el coche de segunda mano." のように,どちらの用法としてとってもよい場合も存在する(el coche de segunda mano を主語とすると vende と人称と数とが一致している → 「再帰受身」と考えられる/vende が3人称単数形 → 「不定主語用法」と考えられる)。


5)3人称複数形
主語を特定しない「不定主語用法」である。4)と同様に,「受け身」表現とは異なる。これには下記のポイントがある。

[ポイント①]主語を特定しないために3人称複数形を用いて表す。英語で "They ~" を用いるのと同じようなものだと考えればよい。なお,日本語の「受け身」表現には,「被害の受け身」と言われるものがある。たとえば,「私は財布を盗まれた」などがその一例です。この文をスペイン語にする場合,「誰かが私から財布を取った」と考え, "Me robaron mi cartera." のように,この3人称複数形が用いられます。

以上,お力になれたでしょうか?

質問した人からのコメント

2019/11/19 22:57:43

とてもわかりやすかったです。なんとなくでわかっていたことも、ここまできちんと掘り下げて頂くと、納得して理解できます。
特徴づけとかも知りませんでしたし、再帰受け身と再帰不定主語もいまいちよくわからなかったのですが、これでよくわかりました。
旧情報もなんとなくでしかわかってなかったので、例文もわかりやすくてこれで間違えずに済みそうです。
素晴らしい情報を有難うございました。

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