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アメリカでは『I love Lucy』の頃までは皆、テレビを見ていましたが、今、テレビを...

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ID非公開さん

2019/12/315:22:20

アメリカでは『I love Lucy』の頃までは皆、テレビを見ていましたが、今、テレビを見ているのって『ビバリーヒルズ青春白書』や『ハンナ・モンタナ』など主にティーンです。また、出演者もマドンナやレディー・ガガ

といった超一流どころこそ、しょっちゅうは出ません。ところが日本では皆がテレビを見、全盛期の浜崎あゆみのようにテレビに出まくるアーティストこそ第一線のアーティストだと見なされます。アメリカと日本、何故ここまで文化が違ってしまったのでしょうか?

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2019/12/723:30:36

申し訳ないですが、まずご質問の内容について確認/私の意見を書きます。その後回答します。

●1● アメリカでTVが家族単位で、全米の人々が、同時に一つのテレビ番組を見ていた時代について
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”アメリカは かつては家族単位で多くの人々が同時に一つのテレビ番組を見ていた”、の箇所ですが、質問の ”I Love Lucy”は3大全米放送局の中のひとつ、CBSが1951年10月から1957年5月まで放送していた番組です。

アメリカの家庭への白黒TVの普及が90%を超えたのは1960年ごろです。”I Love Lucy”はたしかに平均視聴率が67.3%という大ヒット番組で TVが全米に普及するきっかけとなった「大功労者」です。

ただ3大全米放送局が本格的な商業放送を始めた1948年から1950年代は テレビが爆発的に売れ始めた時代だったが、まだ中流家庭のどの家にも必ずTVが1台あるという状況ではありませんでした。

TVが”家族単位で、全米の人々が、同時に一つのテレビ番組を見ていたのは、上記の1960年から1970~71シーズンまでがひとつの区切りとなります。

このころまで アメリカのTVで視聴率が重要視されていたのは、プライムタイムと呼ばれる夜7時半~夜23時まで放送されるドラマ、コメディ、音楽、スキット(簡易な舞台芝居)の番組でした。

上記の時代は、1シーズン通して3大ネット局で製作される番組数は約60~70個ありました。そして当時のTV局幹部、さらに当時のTVメディア評論家は、
・平均視聴率率がトップ20に入った番組は「合格で来シーズンも放送続行」
・平均視聴率率が21~40位の番組はテコ入れするか、もう1シーズン我慢して様子を見るか、あるいは打ち切るか洋々な検討を重ね放送続行は「いったん保留」
・平均視聴率率が41位以下の番組は 「容赦なく打ち切り決定」
という3つの判断をしていました。

そして上記に書いた1970~71シーズンのころまで、平均視聴率率がトップ20に入った番組はみなほぼ視聴率が20%を安定して超える人気番組でした。
そのため、これらの番組はたとえば学校や職場、ご近所つきあいがあれば 少なくても翌日には数人に1人とはかならずその番組のネタで盛り上がれる、という’のどかで幸せな’時代でした。
---

●2 ● アメリカでTVが家族全員で同時に楽しむ「絶対王者」から転落したきっかけとその後について

アメリカでTVが家族全員で同時に楽しむ「絶対王者」から転落したきっかけは、1971~1972年シーズンからということができます。以下に説明します。

(1) アメリカが1950~1960年代に大繁栄し、物やサービスがあふれたことで、人々の趣味が1970年代になって多様化し始めた。

(2) ベトナム戦争の影響で「保守的な放送を楽しむ大人」と「反抗的なもの、刺激的でもっと新しいスタイルの放送を楽しみたい子供・青年」の間で断絶がおきた。
典型例として 歌番組はアメリカでは1967年ごろまでは鉄板の人気だったが、1970年代に入ると視聴者/視聴率が二分化してしまい、ほとんどの番組は放送終了に追い込まれた。

(3) 当時のニクソン大統領が打ちだし、1971~72年シーズンから適用が開始されたPTAR(プライムタイム・アクセスルール)が3大ネット局に打撃を与えた。

PTARとは、プライムタイムがはじまる最初の1時間(19:30~20:30、もしくは19:00~20:00)の間は、3大ネット局は自社製作の番組を放送してはいけない、というルールである。

表向きのニクソンの説明は、(小さい子供を含め)家族がもっともTVを見やすいこの時間帯は、地元州のローカルTV局が製作・放送する番組を流すこと。まず州民にとって重要なプログラムを優先して放送するほうが、TVを見る家族により望ましい。またこれによって、経営規模が小さいローカル局でも3大ネット局の圧力を受けることなく、番組製作能力を向上できる、というものであった。

しかしニクソンの本当の狙いは、ベトナム戦争を終結に追いこむことができるほど権力が大きくなりすぎ、番組の製作・著作をすべて独占できる3大ネット局のパワーを弱めることにあった。

家族がTVを見始めたい19時帯の番組は、3大ネット局の番組に比べれば 資金力・体力で劣るローカル局が ”さあ自由に番組を放送していいですよ!” と言われたところで いきなりまともな人気番組が放送できるわけがない。

すると家族全員でいったんこの時間にTVを見るのをやめてしまう。するとその状態は自然と家族全員が就寝する時間(23:00ごろ)まで続き、結局プラムタイムのTVの多く、もしくは全てを見るのをやめてしまう習慣をなるべく多く作ることにあった。

これは一定の成果をあげ、1970年代中盤にさしかかるとベトナム戦争の敗戦、アメリカ経済の不況なども重なり、トップ20に入る番組でも下のほうは視聴率が10%代まで落ちることがめずらしくなくなった。
またトップ5でさえ、視聴率が安定して30%代を叩きだせる番組も消滅した。

(4) いわゆる’田舎エリアの切り捨て’(ルーラル・パージ)。PTARによって打撃を受けた3大ネット局すべてが対策を検討しはじめた。そして3局が共通して採用した政策がルーラル・パージだった。

アメリカの3大ネット局は、1971~72年シーズンごろまでは 全米の洋々な視聴者にあまねく番組をみてもらうため、都会ものもあれば、郊外を舞台としたもの、田舎を設定としたもの、あるいはこれらをごちゃまぜにして、相手の価値感の違いを笑いあう。でもエンディングでは、価値観や祖先が違う我々アメリカ人だけど、ともに手をとりあって今後のアメリカの繁栄のために手をとりあえばうまくやっていけるよ、というスタイルがとられていた。

しかし洋々な番組の視聴率が以前ほど数字がとれなくなれば、当然当時の番組スポンサーは怒りだし、なんとか改善案を出せ、さもなければ我々はスポンサーから撤退すると言い始めた。

そこで3大ネット局は、いろいろなマーケット調査を行った結果、コマーシャルで放送される新製品や新サービスに手を出すのは圧倒的に都市部・一部の郊外に住む住民であるとの結論を得た。

そこで、当時全盛期の勢いはないものの、まだまだ数字は取れていた価値感のごちゃまぜを楽しむ田舎ドラマを次々と打ち切り、新番組はほぼ大都会だけで起こるドラマ・コメディ路線に切り替えた。
この製作はTV局の衰退を一時的にゆるやかにしたものの、結果的には田舎に住む住民の長期TV離れをまねく副作用も引き起こした。

(5) 地上波放送局数の緩和、ケーブルTV、そしてインターネット動画配信。
1981年にアメリカ大統領に就任したレーガンは、70年代の不況から脱出するため 「新自由主義」を打ちだし、地上波放送局数を4つ以上に増やしてもよい。ケーブルTVもかつてのような電場が届かないエリアの特別用ではなく、有料だが地上波より規制が緩い専門局を多数新設することを許可した。

かつてCBS、NBC、ABCの3社が寡占していた地上波は、一時FOX、WB、UPN、そしてローカルUHF局、そして1970年に新設された公共放送のPBSを加えて8社まで増加した(WBとUPNはその後合併して the CWとなった)。

またケーブルTVは、CNN(24時間ニュース)、ESPN(スポーツ専門局)、MTV(音楽専門番組)、UniVision(スペイン語だけによる放送局)、FOXニュースなどが大成功をおさめ、その後も数は増加。現在では中流家庭なら60局程度からよりどりみどりで選択可能までなった。

最近だと、Netflix、Amazon Prime、Hule、さらにストリーミングを開始したばかりのDisney+などが群雄割拠をなしている。

最近の若者(自分でお金を稼ぐことが可能で、もっとも購買力が旺盛な年齢層;18~49才)は日本と同様TV離れが激しく、なにか面白い番組を探すときは、もっぱら ”ストリーミング・ファースト”になっている。

一方伝統的な地上波のプライムタイム・ドラマはかつては家族全員で同時に見るものだったが、2017年9月スタートの地上波の新ドラマの視聴者の平均年齢は56才(!)と、すっかり「(TV全盛期を知っている)老人だけが楽しむ娯楽」と化している。

●3●
> 日本では皆がテレビを見、(中略)テレビに出まくるアーティストこそ第一線のアーティストだと見なされます。

日本ではTV以外のメディアの力が弱すぎることと、従来の価値感から変わろうとしない保守的な人口が増加したため、と推測しています。

アメリカだと、TV以外にも、映画出演、ソーシャルメディア投稿だけでもスターとして認知されている人はいっぱいいます。

また日本だとTVに出ず、田舎のドサ回りをしている芸人は格下に見られる傾向があります。でもアメリカだと、
・ラスベガズのホテル・ショー
・ミズーリ州・ブランソンに多数あるステージのショー
・ニューヨーク・ブロードウェイでのステージ・アクター
・LAに多いスタンドアップ・コメディ・アクター
あるいは日本では全く報道されませんがUSO(退役軍人だけが入場可能な慰問ショー)で、1960~80年代に人気を博したセクシー女性シンガーがUSOのショーに出るだけで世間にちゃんと認知され、それだけでかなりの稼ぎを得ているなど、人気を得るための手段は多様化しています。

おばさんいじりの芸で有名な、綾小路きみまろ さんが

”全国の劇場ではいつも満員御礼の入りなのに、単にTVに出ていないという理由だけで、周囲の人から、最近は落ちぶれてますね、と誤解されやすく困っている。しょうがないのでマネージャーに頼んで時々・イヤイヤ、年に数本TV番組に出ている。”

とコメントしていたことがありました。

申し訳ないですが、まずご質問の内容について確認/私の意見を書きます。その後回答します。

●1●...

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質問した人からのコメント

2019/12/9 21:49:41

日本は文化が貧しいですね。

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