答えとして正しいかどうかわかりませんが、私は母方の家系に糖尿病の遺伝があります。糖尿病がどれほど残酷な病気かを見ております。現在、普通に食事を摂りますと食後血糖値スパイクです（軽く200越え）。 昨年、自己計測できる機械を購入して、食事の方法をどのようにすれば食後血糖値が140以下(正常値）に抑えられるか実験しました。ご飯などの炭水化物（総量は当然少なめです）を食べる時に、一口と次の一口の間をどれだけ空ければ、血糖値の上昇カーブが緩やかで、しかも140以下に抑えられるかを300回以上測ってデータをとりました（費用が1回100円を超えますのでお金がかかります）。 炭水化物一口一口の間隔を1分から30秒刻みで時間を空けて食べてみたところ、私の場合には一口一口の間が2分半（150秒）で食後血糖値が緩やかに上昇して（30分、1時間、1時間半、2時間と計測）140以下に抑えられることを確かめました。 （病態の個々の軽重により、一口一口の間隔は当然、異なると思います。） よく、時間をかけて食事しなさいと言われますが、私は食事の際にはタイマーを横に置いて、時間を計りながら（2分半ごとにアラームが鳴る設定）食べております。最初に野菜を食べなさいとかいいますが、私には期待するほど効果はありません。 最初の一口は炭水化物を食べます。そのあとの2分半の間に、分けてお菜を時間をかけて食べるのが良いと思います。2分半したら炭水化物を一口、またお菜と、その繰り返しです。（せっかちに一口の量を多くしてはいけません。） 時間をかけすぎて、食べる楽しみは薄れますが、よく噛んで胃には良いでしょうし、血糖値の上昇を抑える確実な方法と考えます。（米、パン、麺類などそれぞれ、自分に効果的な間隔を試し、確かめるとよいでしょう。） どこでも言われているような、ありきたりの通説より、自腹を切って試した実験結果のほうがよほどマシと実感しておりますので回答させていただきました。科学的エビデンスはなく、誰にでも当てはまるかどうかも不明ですが例としてご留意いただければと思います。現在、朝昼食は水溶性食物繊維の豊富なオートミールです。 2019・10月 空腹時血糖値/105 HbA1c/5.4 医師に頼るのは当然ですが、少しでも自己管理で克服したいという方には、試す価値があると思います。 参考になさってください。