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故宮博物館のことを調べていて、「王羲之」に行き当たりました。書の良さと王羲之...

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tam********さん

2019/12/2216:16:08

故宮博物館のことを調べていて、「王羲之」に行き当たりました。書の良さと王羲之について、最初に読むべき入門書または映画などをご紹介いただけないでしょうか?

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ste********さん

2019/12/2400:43:08

王羲之の評伝はいくつかあります。
このあたりはウィキペディアでも紹介してありますので、
割愛します。

>最初に読むべき入門書

それほど詳しくないということであれば、
王羲之の生きた時代背景あたりから知っていくと
よいかもしれません。
王羲之は東晋の超が付く名門貴族でした。
「書聖」と呼ばれ、書道の達人として知られていますが、
職業的な芸術家ではありませんでした。
(というより、書家だけで暮らしている人など存在しませんでした)
王羲之は、琅邪王氏(琅邪郡出身の王氏)と呼ばれる門閥貴族の一員でした。

東晋は、五胡十六国時代の中国南部を支配していた
漢民族の王朝でした。
東晋は、中国の貴族制の時代でした。
生まれによってすべてが決まってしまうと言ってよい時代でした。
王羲之は、その中でも最高の名家の出身の貴族でした。
家柄が良ければ、どんな無能な人間でも出世できる世の中でした。

王羲之も本人の意思と関わらず、名門出身ゆえ自動的に
高い地位に上りました。
しかし、本人は政治的な出世に関心が無かったようで、
中央政界での大臣のポストなどを蹴って、
風光明媚な会稽という地方の長官に就任して、
そこで隠遁生活を送りました。

https://kotobank.jp/word/%E7%8E%8B%E7%BE%B2%E4%B9%8B-38607

中国史について、ほとんど初心者ということであれば、
このあたりの入門書から始めてみるのも手です。

『故事成句でたどる楽しい中国史』(岩波ジュニア新書)
https://www.iwanami.co.jp/book/b269145.html

王羲之のエピソードも軽く紹介してあります。


『魏晋南北朝』(講談社学術文庫)
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000151186

『分裂の時代―魏晋南北朝』(中公文庫)
https://www.chuko.co.jp/bunko/2000/05/203655.html

こちらの二冊は、王羲之が生きた魏晋南北朝時代の概説書です。
魏晋南北朝時代とは、三国時代(その中心が魏)・西晋・東晋
(東晋の時期が五胡十六国時代ともいう)・南北朝時代
までを含めた時代の区分です。


『柳絮』(中公文庫)
井上祐美子先生の歴史小説です。

王羲之の次男の王凝之に嫁いだ謝道蘊
という女性を主人公とした小説です。
この時代の雰囲気を知るにはちょうど良い作品なので
オススメしたいところですが、残念ながら絶版のようです。
図書館に置いてあればラッキーかもしれません。

https://kotobank.jp/word/%E8%A9%A0%E9%9B%AA%E3%81%AE%E6%89%8D-15093...

質問した人からのコメント

2019/12/24 08:31:30

丁寧なご案内ありがとうございます。
井上さんの小説あたりから齧ってみます。
今のところ、書の良さと、書の価値と、書の美しさが分かっていません。ただ、それが分からないのは、とても残念なことであることは理解しています。冬休みの宿題ができました。

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