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「世論」という言葉ですが、辞書を引くと「せろん」「よろん」両方の読み方があり...

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ID非公開さん

2020/1/806:52:55

「世論」という言葉ですが、辞書を引くと「せろん」「よろん」両方の読み方があり、そこに載っている意味もほとんど変わらないのですが、前後の文脈などによって、読み方の使い分けというのはあるのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

2020/1/911:13:27

「世論」の読みの変遷に関しては、先行回答に書いてありますので省略します。

なお、使い分けに関してですが、もともとは、「よろん(輿論)」と「せろん(世論)」は下記のように区別されていました。
「輿論(よろん)」=世間一般の人に共通した意見のこと。
「世論(せろん)」=世間のうわさ、議論、風評など。

従って、今でも「世論(せろん)」を”一般大衆の気分や人気”という意味で、「世論(よろん)」を”社会的な合意”という意味で使い分ける場合があります。

<例>
○ネット世論(せろん)
×ネット世論(よろん)

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    質問者

    ID非公開さん

    2020/1/911:25:54

    簡潔、かつ分かりやすい説明ありがとうございます。

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ベストアンサー以外の回答

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2020/1/814:58:44

「輿論(よろん)」「世論(せろん・よろん・せいろん)」

「輿論(よろん)」は、世間の意見の意で古くから使われていましたが、明治時代にpublic..opinionの訳語として定着しました。
..戦後、「輿」が「当用漢字表」に掲げられなかったことから、言い換え語「世論(せろん)」が考案されましたが、「世論(よろん)」と誤読されて、「輿論」の書き換え語としての地位を占めるに至りました。
..現在、「世論」には「せろん」と「よろん」の読み方がありますが、「よろん」は湯桶(ゆとう)読み*で、正式には「せろん」だとする説が一般的です。
..これと似た意味で「世論(せいろん)」もあり、「軍人勅諭」に「正論に惑はず」と出ていますが、もはやこれは死語でしょう。
・・・・・・『続弾!問題な日本語』(北原保雄編著・大修館書店)より
<*湯桶読み=漢字の熟語で、上の字を訓、下の字を音で読む読み方>

「常用漢字表」の「世」の語例にも「世論」は掲げられていませんので、皆さんどう読むのだろうかとお悩みのようですが、
公的な資料として、≪文部科学省で公用文を作成する上での参考にするため、「常用漢字表」、「公用文における漢字使用等について」に基づき、一般に留意を要する用字用語の標準を示した≫
「文部科学省用字用語例」があります。
これには、下記の項目で、50音順に用字用語例が列挙されていますが、
「せ」の項目には「せろん」はなく、「よ」の項目に下記のように掲げられています。
見出し………………………よろん
表外漢字・表外音訓等……▲輿論
書き表し方…………………世論
備考…………………………(「世論」は「せろん」とも読む。)

..「文部省用字用語例」の表記から判断すれば、学校教育の元締めが「よろん」という読み方を第一としているのに、学校で逆に「せろん」と教えているということは考えられませんね。

≪注≫
①「同音の漢字による書きかえ」(昭和31.7.5、国語審議会報告)
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/shoiinkai/iink...
②「公文書作成の要領」(昭和27.4.4、内閣閣甲第16号)
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/series/21/pd...

....これら①,②ともに「輿論」の書きかえの例示はありません。

③「文部省用字用語例」(昭和28.11→最新:平成23.3)
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/series/21/pd...
昭和28.11(上記URL)には、「よ」の項目に、[言いかえ・書きかえ例]として、【輿論→世論】と書かれています。

最新の平成23.3にも、「よ」の項目に、【よろん-輿論-世論】、備考欄に≪(「世論」は「せいろん」とも読む。)≫と書かれています。(残念ながら、この「文部科学省用字用語例」の最新版はネットでの検索はできませんが。)
したがって、文部科学省の用字用語例では、「世論」は「輿論(よろん)」の書きかえとして、「よろん」と読むことにしているとも考えられます。


【補足】
『言葉に関する問答集』(文化庁編集)--「世論」は「よろん」か「せろん」か--より抜粋・要約

..公用文関係の文書を見ると、上記の①にも②にも、「ヨロン(輿論)」を「世論」と書きかえることは、掲げられていません。③には、「輿論」の項の「言いかえ・書きかえ例」に「世論」が掲げられていますが、これを「セロン」というのか、「ヨロン」というのか、あるいは「セイロン」というのかは、読み仮名を付けていないので、わかりません。
..漢字制限の結果「輿論」に代わる語として広く用いられるようになった「世論」は、「セ」という音をとって、「セロン」と読むのがかなり一般的であると思われますが、「ヨロン」と読むことも湯桶読みではありますが、できないわけではなく、殊に、用字用語辞典の類いなどで、「輿論」の項に言いかえ語として「世論」と掲げるようになってくると、編集の意図としては「セロン」というつもりであっても、一般には、言いかえか書き換えかについてそれほど深く厳密に区別して考えず、耳慣れた「ヨロン」と読むようになります。「世論調査」などという場合には、なおさら「ヨロン」と読まれる傾向にあるといえるでしょう。
..このような傾向に対しては、なお是認しかねるという人もあるでしょうが、現在では、「ヨロン」を「世論」と結び付けることは、無視することもできないほど普及していると言えるでしょう。
..結局、「世論」は「セロン」とも「ヨロン」とも読まれてどちらとも決めかねることでしょう。

『NHK用字用語辞典』の変遷を見ても明らかで、世論という言葉は65年の第1版では「せろん」がまずあり、「よろん」そして「世論調査」という用字が続いていた。それが74年の第3版になると「せろん」が消えている。さらに92年になると『NHKことばのハンドブック』において「せろん=放送では、原則として使わない発音」と明記されている。
http://www.kyoto-up.org/archives/899

「国立国語研究所報告28-類義語の研究」(国立国語研究所・1965)
Ⅲ類義語の問題点---3.3使い分けの種々相 P208
∞∞∞∞∞∞∞∞∞
..当用漢字の実施とともに、制限漢字によって表記されていた語を、当用漢字の範囲内で表記できる語で代用するやりかた、たとえば「輿論」を「世論」で代用するような方法が行なわれるようになった。しかし、この例で言えば、「世論」という語は、従来から「セロン」または「セイロン」の読みデ「世の中の人々の議論・意見」という意味を表わし、「世論の統一をはかる」「世論に惑わず」のように用いられてきた。一方「輿論」という語は、近代では「puburic opinion」に当たる語として「世の中の人々に共通の意見、世間一般の大勢となっている意見」の意味で使われてきた。「輿論」を「世論」で代用したため、「在来の世論」と「輿論の代用としての世論」との間に、混乱が起こりがちである。それはまた、「世論」の読みの問題ともからまり、意味の使い分けを意識して「セロン」「ヨロン」あるいは「セイロン」と読み分ける人もあるし、「世論」と書いて「ヨロン」と読むのは不適当だという意見もあるといった状態である。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞

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2020/1/807:25:39

本来は神輿の様に担ぐ輿論と世間で言われる世論とで意味は変えて扱われていた様ですが、戦後、輿論の輿が字として学校で習わなくなって、戦後世代すぐの我々は世論と書いてヨロンと読むのだと偉そうに教えられました。
それでも世の中の意見だとか世が世ならという言い回しがあるので、正当性がある様に見えますね。現在はセロンとかセイロンと読む人が多くなり、また世間で言う大多数の意見と言う意味も強いのでセロンで良いかと思います。輿論だと政党が大切に担ぐ政治的思想の様な意味合いですね。

foobarさん

2020/1/806:58:44

元々は「輿論(よろん)」という漢字だったそうです。戦後に、漢字の制限ができたために、「世論(よろん)」という漢字に変わって、「せろん」と読む人が増えたようです。
辞書を見る限りは「せろん」は誤用ではなさそうです。

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