分割そのものには賛成ですが、不祥事が多いから、といった懲罰的な分割であるなら反対します。
懲罰的分割は問題の本質的改善にはならないからです。
また、以前のように厚生省と労働省に分割しようという安直な考えであるなら、これも反対します。
組織が小さくて非効率だからという理由で統合されたものを、今度は組織が大きくて非効率だからという理由で分割するのは都合が良すぎます。
分割するならするで、分割のやり方はよく考えなければなりません。
例えば、年金と労働を統合する、保育園行政と幼稚園行政を統合する、科学技術部門は経済産業省と統合する、などです。