ここから本文です

現代思想みたいなファジーな事や曖昧さを扱う哲学が流行したのは、それまでのはっ...

tgt********さん

2020/4/723:42:20

現代思想みたいなファジーな事や曖昧さを扱う哲学が流行したのは、それまでのはっきりした論理とか二元論とかみたいな哲学が一通り落ち着いたというか行き詰ったみたいな事が関係してるんですか?

閲覧数:
86
回答数:
1

違反報告

回答

1〜1件/1件中

mur********さん

2020/4/920:12:41

そうです。特にフルシチョフのスターリン批判で、米ソ、アメリカとソ連の対立の構図自体が曖昧になったことが非常に大きいでしょう。

それに加えて、毛沢東の死後、毛沢東の妻の江青ら四人組が逮捕され、中国共産党が文化大革命の失敗を認めたことも非常に大きい。

まず名誉革命や、フランス革命以前は、論理とか善悪二元論よりも、貴族と庶民とかいうような世襲の階級、血統、伝統、慣習というようなものの方が重視されたわけです。

モンテスキューの三権分立とかいう概念もなく、つまり立法・司法・行政は一体であり、社会自体が全世界的に近代的ではなかった。

それがアメリカ独立戦争や、フランス革命、明治維新で民主主義、選挙制度が普及して、庶民の間にも、議論や弁論、政治記事などが広まるようになりました。

ビスマルクや、伊藤博文のような君主主義者は立憲君主主義を掲げ、ビクトル・ユーゴーや中江兆民などは、立憲民主主義を掲げ、さらにマルクス、エンゲルス、レーニン、片山潜などは、社会主義共産主義を掲げ、北一輝やヒトラー、ムッソリーニなどは民族主義的社会主義を掲げ、政治思想、イデオロギーの対立が激化したのです。

日本も、帝政ドイツに倣って、大日本国憲法や、帝国議会を作り、政治的議論、哲学的議論が非常に盛んとなりました。高校大学のような高等教育機関も江戸時代よりずっと増えました。

もちろんキリスト教も初めに言葉ありきといい、仏教でも真言、念仏、題目というように言葉を重視するのは同じです。

しかし特に、マルクス・レーニン主義は、ヘーゲルの弁証法を基本とすることを自称し、弁証法、つまり弁論、言語による社会改造、人間改造、自己改造、変革、革命を実現できると主張したのです。

それは植民地帝国主義に対する階級闘争、反体制運動であり、植民地の独立闘争でした。

これはつまり、イギリス・フランス・アメリカ・ドイツなどの欧米列強による植民地支配がほとんど完成していたからこそ、マルクス・レーニン主義の普及も容易になった、単純化したのです。

日本も太平洋戦争の敗北で、結局アメリカに占領され、一時期は独立を失ったのです。

欧米列強による植民地支配という現実に対して、マルクスレーニン主義は、弁証法、弁論、宣伝、プロパガンダによる抵抗、闘争、勝利を目指しました。

それで、まずロシア革命が成功し、ソ連はナチスドイツに勝利し、イギリスでも労働党が政権を取り、中国では毛沢東が勝利し、朝鮮戦争は休戦の引き分けで終わり、ベトナムではホーチミンがフランスに勝利し、エジプトではナセルがスエズ運河でイギリスとフランスに政治的に勝利しました。キューバでもカストロやチェゲバラが勝利しました。

これらの社会主義共産主義の勝利は、ヘーゲルの弁証法によるものとされ、日本共産党、全学連全共闘もそれによって勝利し得ると確信していたのです。

日本の大学や労働組合でも、ヘーゲルの弁証法による理論武装、自己批判、総括、アジテーションなどで学生労働者諸君が社会を支配し、完全に平等で平和な社会を実現し得ると確信していたのです。

それにまず水を差したのがフルシチョフのスターリン批判です。

フルシチョフはスターリンの支配するソ連が粛清で大量虐殺されたり、収容所列島になったり、計画経済失敗で餓死者が続出したなどと暴露したのです。

それでまず中国とソ連が対立して国境紛争となり、中国とベトナムも対立して国境紛争となり、ソ連は同じ社会主義国家のハンガリーやチェコスロバキアを武力で制圧し、チェゲバラもカストロと仲が悪くなってキューバを去りました。

全学連も中核派、革マル派、解放派などに分裂し、赤軍派も内ゲバで壊滅しました。

左翼同士の内紛はヘーゲルの弁証法では勝敗がつかず、結局武力や暴力で政敵を倒す他なかったのです。

フランスでも、なぜソ連がハンガリーやチェコスロバキアを弁証法で支配できなかったかが研究されました。

その結論は、中間を排除して過度に単純化し、善悪、敵味方を厳格にしないと成立しない、ヘーゲルの弁証法自体、高圧的な断言口調にあるとされたのです。

わかりやすく説明しようとするあまり、わかりにくいものまでもわかりやスイカのように単純化して説明しようとしてします。

5分でわかる、サルでもわかる、とかいうのもそれです。無理やりなワンフレーズ化の弊害です。

本当は5分ではわからないものまで、5分でわかることにしてしまう。マニュアル化の弊害です。理想の目的のために現実を歪曲しているのです。

結果的にどんどん画一化が進み、無個性になっていく。統一や集団化を目指すからです。

こうなると各個人の思考力はどんどん衰え、退化してきます。

それを避けるには、無理やりに単純化、ワンフレーズ化しない。統一しない、画一化しない、集団化しない、中央集権化しない、一極集中化しない、そういう努力や工夫が必要になります。

マニュアル的でなく、時間をかけて理解することが重要になる。言葉で全てを説明しようとしない、それがフランスの現代思想になっていきます。

現代思想的には読んだだけで理解できないのは当たり前ということになっていく。字や文章だけで思想を理解しようという読者を想定していないのです。

思想=文章という理解ではない。読んだだけで完全に理解できる思想はウソという前提なのです。

  • 質問者

    tgt********さん

    2020/4/1001:01:25

    ありがとうございます!

    単純化しない画一化しないとかは凄くわかります!

    今は個人の時代っていう風潮があたったり、複雑系の科学が出てきたり、そういう事なんですね!

    こういう画一化しないものの見方を論立てて説明するのは多分だから、言葉にすると曖昧な表現になってしまうんですね!
    (複雑系っていう一言でまとめて表現してしまうとか)

    となってくると、
    ((現代思想の曖昧な言葉がバーっと沢山登場してきて、ある程度の量が登場してきたら、その言葉に傾向とかパターン分けとかが可能になってきて、次には再び二極化や画一化する言葉が登場するのかな~、とか思いました。))←めっちゃ思い付きですみません。

    こんな感じでしょうか?
    長文ですみません。

  • その他の返信(3件)を表示

返信を取り消しますが
よろしいですか?

  • 取り消す
  • キャンセル

この質問につけられたタグ

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる