ミックスボイスは音域に関係なく筋肉の緊張を緩めた状態で歌う柔らかな声質の歌声です。それとは別に筋肉を使って強く発声するヘッドボイスもミックスボイスに含めてしまう人もいます。こちらはその声質上裏声には繋がらず限界までだす地声です。 張り上げで歌うときこれ以上は出せないところで壁にぶつかったようなイメージがあると思います。そのままだと喉ではなく声帯を痛めてしまいます。 喉を開くのは声帯の奥行きを確保するためなんですが、そのためには口のかたちは変えずに喉仏を前に突き出すと共に声帯の下が膨らむようなイメージで発声するといいです。 日本人は喉を開いて喋る習慣がないために声帯を喉が塞いでいるような状態で歌っているようです。→画像の右側 外国の人の声帯を撮影した動画に喉が開いている様子が映っていました。 https://youtu.be/-XGds2GAvGQ 動画では声帯を覆うことなく発声が出来ているのが確認できますね。 上の動画に共鳴させる鼻腔の部分が声帯の真上に、軟口蓋と口蓋垂もその手前に見えていてそこまで息に乗せた声が届くと響く声になります。 鼻腔共鳴は鼻の穴に息を通すとか鼻を意識しすぎる人が多いですが、それを示した動画がありました。 https://youtu.be/J3TwTb-T044?t=69 soft palate=軟口蓋が閉じたり開いたりしている部分の上部が鼻腔です。 light mixと表示されている発声では軟口蓋が開き鼻腔での共鳴が響きを出していることが分かりますね。 https://youtu.be/J3TwTb-T044?t=110 この感じで声が出せていれば大丈夫です。 長々と失礼しました。