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2020/9/22 23:20

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十訓抄 10 の77の現代語訳教えてください!

十訓抄 10 の77の現代語訳教えてください! 白河院の御時、九重塔の金物を、牛の皮にて作れりといふこと、世に聞こえて、修理したる人、定綱朝臣、事にあふべき由、聞こえたり。仏師なにがしといふ者召して、「たしかに、まことそらごとを見て、ありのままに奏せよ」と仰せられければ、承りて、上りけるを、なからのほどより、帰り下りて、涙を流して、色を失ひて、「身のあればこそ、君にも仕へ奉れ。肝心失せて、黒白見分くべき心地も侍らず」と言ひもやらず、わななきけり。君、聞こしめして、笑はせ給ひて、ことなる沙汰なくて、やみにけり。 かの韋仲将が、凌雲台に上りけむ心地も、かくやありけむとおぼゆ。 時人、いみじきをこのためしに言ひけるを、顕隆卿聞きて、「こやつは必ず冥加あるべきものなり。人の罪蒙るべきことの、罪を知りて、みづから、をこの者となれる、やんごとなき思ひはかりなり」とぞほめられける。まことに久しく君に仕へ奉りて、事なかりけり。

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