大規模な市中感染(現状では札幌市がこの状況にあると考えます)に至っていない限り、感染するかどうかは家族や会社の同僚からのとばっちりを除いて意識の問題であるということがわかってきています。したがって、以下の「新しい旅のエチケット」を遵守した旅は十分に安全です。
旅行者が守るべき「新しい旅のエチケット」
・旅先の情報確認を忘れすに。
状況が悪ければより慎重に行動し、場合によってはキャンセルする勇気も必要です。
・マスクつけ、私も安心、周りも安心。
熱中症のリスクのない時期ですから、宿の自室内(※)と食事中を除き常にマスクを着用してください。
(※)同居家族以外と同室する場合は飲食時、睡眠時と部屋の中の浴室・洗面所に1人でいるとき以外は常に着用!
・楽しくも、車内のおしゃべり控えめに。
マスクでも全ての飛沫をカットできません。飛沫の発生を最小限にするためにも節度を持ってください。
・旅ゆけば、何はともあれ手洗い・消毒。
食事前には必ず消毒、ホテルの自室に着いた時やトイレの後には石鹸できちんと手洗い、人混みに行った後にもできるだけ消毒をしてください。
・混んでたら、今はやめて後からゆっくり。
3つの密の1つ、密集は危険要素で、密集環境では屋外でも危険です。できる限りのピークシフトに協力してください。
・握手より、笑顔で会釈の旅美人。
・お土産は、あれこれ触らず目で選ぼう。
新型コロナの感染経路は飛沫感染と接触感染です。必要のない接触をいかに減らすかが重要です。
・おしゃべりをほどほどにして味わうグルメ。
食事中は無防備になるので通常以上に厳重な警戒が必要です。特に同居家族以外とは一緒に食事しないというレベルでも決して過剰ではないくらいです。
・間あけ、ゆっくり並べば気持ちもゆったり。
他人との距離はできれば2m以上とりましょう。距離を取ることで感染リスクは大きく減らせることがわかっています。
・こまめに換気、フレッシュ空気は旅のごちそう。
3つの密の1つ、密閉も危険です。飛沫は密閉空間ではその場に止まってしまいます。換気すればその場にとどまらず外へ行き、無害な濃度にまで薄まります。
・毎朝の健康チェックは、おしゃれな旅の身だしなみ。
新型コロナは感染症ですから、潜伏期があります。出発時は発症していなくても旅先で症状が出ることがあります。その変化を迅速に把握し、被害を最小限にするには毎朝の体調チェックが重要です。体温計を持っていくことを忘れないでください。
・COCOA入れ準備完了、さあ出発。
あなたと周囲を守るため、普段お使いのスマホに新型コロナ接触確認アプリ(通称:COCOA)を入れることも絶対に忘れないでください。
・旅行の属性にも要注意。
複数人の同居でない若者の団体による旅行、感染時にハイリスクな高齢者の団体旅行、同居家族以外との宴席を伴う旅行は上の対策の遵守が困難になる場合があるなどリスクが上がります。また、自分が発症した際に社会的に影響が甚大になりうる医療関係、介護関係、教育関係、保育関係、重要インフラ関係に従事している場合は旅行の是非についてはお勤め先の指示に従ってください。
これらを守れそうにない旅行は中止を強く求めます。一方で、これらを遵守できるなら止める理由は全くありませんから積極的に行って、経済を回す手伝いをしてください。