飛行機は基本的には風に向かって離着陸を行います。 飛行機の性能は風に対する速度で計算しますので、向かい風で 離着陸を行えば地面に対する速度は向かい風の分だけ 小さくなりますので、運動エネルギーが小さくなり離着陸距離が 短くなります。 日本の殆どの空港では北西からの風が多く吹きますので 北や西へ向かって離着陸を行う事が多く有りますが、 夏場や今年のように11月になっても暖かくて南向きの風が 多い時には南へ向かって離着陸を行います。 伊丹空港では、地上への騒音を考慮して風速3m/sec程度までの 南風ですと追い風でも離着陸を行っています。