ID非公開
ID非公開さん
2020/11/21 16:45
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いわゆるマッカーサー証言について、少し古いですが、産経新聞の捏造ではないかと疑っている記事があります。
いわゆるマッカーサー証言について、少し古いですが、産経新聞の捏造ではないかと疑っている記事があります。 https://www.sankei.com/smp/politics/news/151224/plt1512240001-s.html 上記記事において、マッカーサーが、日本が戦争を始めた動機について「大部分が安全保障上の必要に迫られてのことだった」と議会で証言をした際に、「会場がどよめいた。」、「この発言は共和党の期待を裏切り、激しい怒りを買った。マッカーサー人気はこの後急速にしぼみ、大統領の夢は潰えた。」と書かれております。 私は、マッカーサー証言は、日本で騒がれているだけで、アメリカでは今も昔も話題になったことはないと思っていました。そもそもマッカーサー証言は、インターネット上で指摘されている通り、「security」の意味を渡部昇一氏等が拡大解釈しただけで、日本の戦争が正当だという意味ではないと思われます。まして、マッカーサーはこの少し前に、日本の対中政策について、「日本の目的は、中国全土を征服し、占領し、支配し、搾取することでした。」と発言しているのですから。 しかし、産経記事にある通り、マッカーサー証言がアメリカにおいて騒ぎを巻き起こしていたのであれば、前提が覆ります。 ところが、私は、マッカーサー証言がアメリカで騒ぎになったという情報を探しているのですが、見つけることができておりません。 ・もしマッカーサー証言が日本の戦争を肯定したかのようにアメリカの議員にも聞こえたのであれば、委員会に出席していた議員から、発言の真意を質すような質問が出そうなものですが、議会の議事録からは、そのような記録は確認できません。 ・1951年5月4日のニューヨーク・タイムズは前日のマッカーサーへの質疑を全文掲載しており、全文なので、日本の戦争を「security」といった部分も当然掲載されてはいますが、その発言が騒動になった旨は書かれていません。また、この日以後のニューヨーク・タイムズの過去記事を調べましたが、マッカーサー証言に関する記事は見つけることができませんでした。 ・マッカーサー本人の回顧録にも記述はありません。 ・「老兵は死なず ダグラス・マッカーサーの生涯。」(ジェフリー・ペレット著、鳥影社、2016年)という1200ページにもわたる膨大なマッカーサーの伝記にも言及がありません。 ・マッカーサー証言について英語でインターネット検索をかけても、出てくるのは日本人により書かれたと思われるサイトばかりです。 マッカーサーの大統領への夢が潰えるほどの発言だったのに、これだけ情報が出てこないというのはおかしな話です。アメリカで騒ぎになっていないことを騒ぎになった旨書いたのなら、産経新聞は捏造をしたことになり、大問題です。 そこで、マッカーサー証言がアメリカで騒動になったという証拠をご存じの方はご教示お願いします。
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ベストアンサー
「会場がどよめいた」? 「講釈師、見てきた様なウソを言い」と言うのがあるけど、これを書いた産経の記者は講釈師並みだね(笑)。 当時は日本との大戦争が終わってまだ6年弱。その戦争を主導し、連合国を代表して日本の占領統治を行ったマッカーサーが日本の戦争目的を正当化したら大変な騒ぎになっていたと思う。しかし質問者さんが言う様に、アメリカではこれはまったく問題になっていない、当時も今も。 securityには数十の意味があって、それだけでは国家の存亡を賭けて戦争しなければいかんと言う様な安全保証は意味しない。 まあこれも元祖ネトウヨの渡部昇一あたりが言った数々のウソの一つじゃないかな?(笑)
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質問者からのお礼コメント
ありがとうございました。 平気で嘘を書けるなんて、恐ろしい新聞社ですね。
お礼日時:2020/11/28 7:45