俳優が売れるかどうかというのは個人や事務所の力だけではどうしようもありません。 それこそ昔のアイドル事務所なんて何億も掛けても売れない人は全く売れないし売れる人は金を掛けなくても売れる。 けど正解が分かってたらとっくに事務所はスターばかりになってるでしょうよ。 でも現実にはどこの事務所でも売れるのは大勢いる中のほんのひと握りだけ。 どれだけ実力があっても売れない俳優はごまんといるしその中の何人かが何かしらのきっかけで売れるだけでこればかりは努力やお金ではどうしようもない話です。 偶々ここ最近仮面ライダー俳優が売れてますがそれも長い歴史ではある意味奇跡のような話であり結局は本人の努力と運としか言いようがありません。 エンケンこと遠藤憲一さんのような遅咲きの俳優さんも多い事を考えても売れるかどうかなんてぶっちゃけ分かりません。 しかも今と違って当時はまだ社長の千葉さんが現役バリバリの頃に真田さんも共演してた延長で売れた訳でこの頃はまだスタントが今ほど専門職になってはいなかった頃でもあります。 更に時代的にもアクションより俳優の知名度が優先的なドラマも多かったですからね。 とくに当時はまだ大御所俳優や大手事務所が少ない主役の席を取り合ってた頃でもあるためJACのようなまだ小さい事務所の俳優がみんな売れるような時代ではなかったという事でしょうね。 それが大御所俳優や事務所俳優の番組が減ってバブルが崩壊し、更にドラマが下火になって予算も減りこじんまりとしたドラマが増えたことで小さい事務所にも光が当たり更にイケメンブームで特撮が注目されて今に至った訳で時代的にライダー俳優が売れやすい土壌ではあった事も大きいかと思います。 なので彼らが売れなかったのは「時代(運)が悪かった」という事になるかも知れませんね。