もともと早稲田大学のみが私学の雄でした。慶応義塾大学が続き双璧となりました。もちろん早稲田大学は今も堂々の双璧であるとともに、早稲田大学医学部ができれば、医学部においても双璧となります。なぜならこれまでの伝統と歴史は早稲田大学が上であり、現在も早稲田大学が上です。以下、その証拠例です。
まず、人材の輩出では経済界(社長など)は慶應、でも地方を含む政界、文化、文学、スポーツ、芸能等他の分野への人材輩出は早稲田大学が圧倒的しています。
1.著名人の輩出(HP)-早稲田2177人>慶応大1270人。
2.大学情報誌「大学ランキング2010」-1.東大16126人、2.早稲田7122人、3.京都大7098人、4.慶應4555人
つまり、早稲田大の卒業生は慶應の1.5倍、でも、人材は約2倍輩出しているのです。しかも、全分野です。
現在は大学の評価も早稲田大学が圧倒しています。
直近の研究力、国際力、教育力の総合評価(東洋経済)でも、早稲田2位、>慶應は6位。日経トレンディの調査で早稲田3位>慶應20位。日経調査のブランドイメージ調査(首都圏)で早稲田2位>慶應3位。日経調査の地域別大学ランクでも早稲田3位>慶應6位。
世界大学ランキングでも、THE(日本版)も、QS就職に強い世界大学ランキングでも1位東大、2位早稲田、3位慶應。研究力を重視するQS世界大学ランクでも早稲田>慶應です。
医学部があるから慶應優位なら、なぜ早稲田が圧倒的に日本でも世界でも評価が慶應より高いのでしょうか。医学部は学部の一部にすぎず、総合評価が高い方が上なのです。
また、偏差値も最新のデータで、医学部は慶應だが、理工系は早稲田理工が高い。文系は例えば進研ゼミで、早稲田政経78>慶應法77等早稲田政経が慶應法より難関でトップであり、遜色ない(サンデー毎日最新号)。
不祥事、犯罪は早稲田大学にもあるが、ここ数年、圧倒的に慶應が多い。逮捕されて、マスコミをにぎわしているのは慶應の方である。
慶応義塾大が東京歯科大を吸収合併したが、他のほとんどの大学は汗水流して努力してブランドを作っていくのに、慶應大は理工学部は藤原工業大学を、薬学部は共立薬科大学を吸収したもので、もともと出来上がった学部をいただくだくのは、有名大学としては残念な気もするし、ブランド向上には関係しないはずです。