大会組織委員会の森会長が「オリンピックをやる」という意気込みで批判されていることに若干の違和感を感じています。
大会組織員会は、オリンピックが開催されることを前提で東京都と日本オリンピック委員会が作った団体。
そもそも、やる、やらないの判断の権限はないのでは?
(裏で進言する権利は当然あると思うし、そうしてほしいが)
森会長は「絶対にやる」という姿勢でなく「我々は開催される前提で動いている」という発信をすべきであったが、いつのまにか「森会長がやるといっている」というイメージになっている。
そこは森さんの発信の仕方も悪かったと思う。そもそも開催の可否を公として言う立場じゃないのに、それっぽく言ってしまったから・・・
やるやらないの判断は、招致した東京都、または日本オリンピック委員会がまず言い出すべきでは???
延期した時に、東京都知事が「正直ほっとした」という言葉は非常に不快だった。結果的に日本政府がIOCに相談して了承をとれた、という形であったが、本来は、東京都が延期を言い出す、または日本政府が東京都を説得して言い出させるべきでは?(今回の中止も)
だれが言い出すか、言い出しっぺが負け?というイメージでもあるのか、昨年3月の延期の時もそうであったが、政治的なチキンレースのために、国民の生命、税金が軽んじられている気がしてならない。
森さんは、「開催の是非は我々が言及すべきことではない」という立場を保ちながら、裏で東京都に中止を進言・提案してほしい。
東京都知事・日本オリンピック委員会は、ぜひ、今回は自分たちで判断してなるべく早めに中止の決断、または中止判断の条件・時期を明確にしてほしい。
チキンレースにつき合わあされるのはまっぴらごめんだ。