テンシロンは医師が患者の様子を見ながら注射で薬剤を入れていくだけの検査です。 効き目は数値で測るようなものではないので、例えば眼瞼下垂が見た目で劇的に回復しているとか、複視で斜視になっている眼球の焦点がピタッと合ったとか、上がらなかった腕がピンと上がるようになったとか、そういうことで判断します。 私のときは、医師が「これ以上入れると危ないかな。ギリギリかな。」と言っているうちに劇的に複視が治り、焦点がピタッと合ってビックリして診察室でうおーっと叫びました。普段は一人で立ち上がれないぐらいでしたが、そのときは腿上げも出来ました。 でも、その効き目は数分間で消えます。 これだけのテストなので、注射を打ち始めたら数分で終わる検査です。 ただ、私は治療しながら他にも色々な検査が控えていたため、長期入院している最中に検査しました。 で、検査する病院ですが、特定疾患認定証の診断書を書ける資格のある医師が検査しないと意味がありませんし、脳神経内科医でないとテンシロンなんて検査はやったことがないかもしれません。薬剤を入れすぎると、クリーゼの正反対のような状態になって危険なため、匙加減をわかっている医師でないとなりません。 そのため、大きな脳神経内科に行くのが正解だと思います。 小さくても重症筋無力症の治療実績が多いのでしたら大丈夫だと思います。