回答受付が終了しました

ギターのフルチューブヘッドアンプ15wに組み合わせるキャビネットについての質問です。

回答(1件)

0

定格出力は、パワーアンプ部の出力で、音響エネルギーではありません。全段真空管アンプでもソリッドステートアンプでも同じです。 電力を音響エネルギーに変換するには、かなりの無駄が生じ、ギターアンプ用高能率スピーカーユニットの中でも、10%の効率ならかなり高能率ということになります。 「 全段真空管アンプとソリッドステートアンプでは、真空管アンプの方が同じ出力でも大きい音がする。 」 と言われますが、これには二つの理由があり、決して片方が電力でもう一方が音響エネルギーだというような話ではありません。 【 理由1 】 全段真空管アンプに使われるスピーカーの方が高能率 ソリッドステートアンプでは、さほどコストを掛けずに大出力が得られますから、ソリッドステートアンプには、高効率のスピーカーユニットは必要ではないんです。十分なストロークが確保できる構造で、低音から高音までアンプからの電気信号に忠実に動くスピーカーが好まれますが、概してそういうスピーカーの能率は高くありません。 【 理由2 】 全段真空管アンプでは、終段で歪ませた音が耳障りではない 定格を超えた出力を出そうとすると、ソリッドステートアンプでは、波形が鋭く頭打ちになってしまいます。この時には、かなり不快な音になる傾向が強いんです。 それに対して全段真空管アンプは、滑らかな波形のつぶれ方をしますから、やや定格を超えた出力を出しても、それがかえって真空管らしいサウンドだと言われることすらあります。 【 理由1 】、【 理由2 】とも、例外がありますから常に成り立つわけではありません。 それまでのギターアンプが、コンボ型(スピーカー内蔵型)で、そのスピーカーの能率が高くない場合には、高能率になるスピーカーキャビネットを用意することで、音量を上げることができます。 外部スピーカーキャビネットを使う このとき、内部のスピーカーを使わないようにする方が高能率になります。 直径の大きなスピーカーを多数使うと、それぞれのスピーカーからの音波の重ね合わせによる干渉縞ができ、中心部ではかなりの音圧になります。また、同時にコーン紙と呼ばれる振動版が動くと、振動版の前後の圧力変化が大きく成り、結果的に「重い音響負荷となった」ことによってそもそもスピーカーユニット単体の能率以上の能率となります。 リンク先は、プレイテックという低価格路線のプライベートブランドのスピーカーキャビネットです。 https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/109004/ 感度105dBというのは、スピーカーキャビネットの中央から1m離れた距離で、1W入力の時の音圧です。99dBの感度のスピーカーユニットを使ったコンボアンプに比べ、6dBアップですから、パワーアンプの出力を4倍にしたのと同じような音圧が「真正面では」得られます。ただし、音波を放射する面積が大きく成ると、音波の直進性が強まり、斜め方向では音量が下がります。 このことをご理解いただきたいと思います。