ID非公開
ID非公開さん
2021/1/21 20:09
4回答
慶長三陸地震では地震動から津波到達までに何故2時間以上もかかったのですか?
慶長三陸地震では地震動から津波到達までに何故2時間以上もかかったのですか?
地震・56閲覧
ベストアンサー
震源が遠かったということでしょう。 慶長三陸地震についてはまだまだ分からないことが多くあります。一般的に考えられてきたのは、昭和の三陸地震と同様、アウターライズの地震ではないかということです。アウターライズの地震というのは、陸から見て海溝よりも外側の海底ふが少し浅くなっているところでおこる地震で、正断層で起こることが多く、揺れのわりに津波が大きくなりがちな地震です。この地震は海溝でおこる地震より震源が遠くなるので、地震発生から津波がやってくるまでの時間も長くなります。 最近出てきた考えは、この地震は東北沖の地震ではなく北海道沖の地震ではないかという考え方です。そうだとすると東北より北海道のほうがより大きな津波に襲われていたということになるのですが、この時代の北海道の記録は残っておらずよくわかりません。アイヌ民族の伝承に大津波に襲われたというのが残っているのですが、これが対応するのかもしれません。 ということで、はっきりしたことはわからないのですが、津波到達まで2時間以上かかっているということは、この地震の震源は東北の日本海溝より遠いところだったということです。
2人がナイス!しています