電気設備の保安規程について 自家用電気工作物を設置していて保安規定を定めました、
電気設備の保安規程について 自家用電気工作物を設置していて保安規定を定めました、 そこで疑問に思ったのですが、例えば、真空遮断器の取扱説明書に精密点検は3年に1回で行うと書いていたとしても、保安規程で6年に1回行うと定めていたら3年目で試験をせずに6年周期で試験をすることとしても大丈夫なのでしょうか?
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>...例えば、真空遮断器の取扱説明書に精密点検は3年に1回で行うと書いていたとしても、保安規程で6年に1回行うと定めていたら3年目で試験をせずに6年周期で試験をすることとしても大丈夫なのでしょうか? 上記のような例では大丈夫です。 取扱説明書に記載の精密点検周期とは、メーカーの推奨であり、拘束力や法的責任はまったくありません。 これに対して経済産業省に届け出る保安規程は、法的責任を伴い、このとおりにしなければ(たとえ設備事故等がなかったとしても)行政罰を受けることがあります。 つまり保安規程は、その電気工作物だけに適用される法令と考えて支障ありません 取扱説明書に載っている精密点検周期は、一般には短いものが多いようですが、これはメーカーとしての責任の範囲もあるからで、激しい使い方をしていることを想定して短い周期としているようです。 質問で例にあげられた、真空遮断器の精密点検周期ですが、6年でも問題ないでしょう。 (注:規定として書くのは問題ないという意味であり、故障が6年間起きないという意味ではない。) 経済産業省の担当者にもよりますが、この件について説明を求められることは、まずないと思います。 ヤフーから「自家用電気工作物保安規程」で検索すると、保安規程がたくさん表示されます。 点検周期は、保安規程の最後の方に別表として記載されることが多いです。 これら保安規程を見ると、真空遮断器の精密点検(内部点検と表現しているものもある)は3年が多いようですが、2年、6年、が少しと、真空遮断器の精密点検の規定自体がないものが、かなりあります。 これは自分の経験ですが、高圧(6.6kV)用の真空遮断器の精密点検周期が保安規程では3年で、実際にも3年周期で行っていました(製作メーカーによる精密点検)が、毎回どれも異常がないため、保安規程を3年から6年に変更し、経済産業省に届け出をしました。このとき経済産業省からは問い合わせ等はなにもありませんでした。この保安規程改正から十数年経過しています(6年ごとにきっちりと点検している)が、問題とか故障等は1度もありません。真空遮断器はおよそ100台あります。この点検周期の延長により、点検費用が大きく削減できました。 この例は ①真空遮断器が設置されているキュービクルはすべて建物屋内にある。 ②真空遮断器が設置されているキュービクルの周囲は有害なガスや塵埃がほとんどなく、良好な環境にある。 ③真空遮断器の動作頻度が少ないものが多い。 という状態のものです。 環境や条件が良かったので、精密点検周期も延長できたのかもしれません。
質問者からのお礼コメント
みなさんご回答ありがとうございます。
お礼日時:1/24 13:54