世界の国々は、 それぞれの国民の税金で、それぞれの国民の為に運営されています。 勝手に入国され、そのまま住みつかれると 元々住んでいる国民から仕事を奪ったり、 その国で稼いだお金や物を元の国にバンバン送られるとかで 経済的にも悪い影響がでます。 また、自国にいられなくなった犯罪者が、逃げてくるばあいもあります。 なので、それぞれの国は、 他国の人が入ってくることを原則禁止しています。 でも、禁止するだけでは、国際的な経済活動、文化交流などの邪魔になってしまうので、 他の国からの入国を許可制にしています。 その許可を出す際の資料として それぞれの国が、自国の国民である事を認めた証明書であるパスポートが必要です。 なお、一般的には、パスポートだけでは他国へ入る事はできません。 その国へ行く前に、国内にある大使館･領事館といったその国の出張所で、｢ビザ｣と呼ばれる入国許可書をもらう必要があり、パスポートとビザが無いと、国に入れてもらえません。 ただ、それぞれの国に不利益が発生しない観光旅行などは、ビザをとらなくてもパスポートだけで、入れるように、２国間で条約が交わされている事が多いです。 ちなみに、日本人は、 ビザ無･パスポートのみで、１９１ヵ国に行くことができます。(世界最多だそうです。)