国連の常任理事国(5カ国)は戦勝国からなっているとの事ですが何故中国が理事国になっているのでしょうか? 中国は戦勝国なのですか??
国連の常任理事国(5カ国)は戦勝国からなっているとの事ですが何故中国が理事国になっているのでしょうか? 中国は戦勝国なのですか??
国際情勢・60閲覧
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現在の国際連合は第二次世界大戦後の1945年に創設されています。それまでは国際連盟でした。世界大戦の長期化により国際連盟としての機能がなくなり解散しています。その後に国際連合が創設されます。 1945年に国際連盟から国際連合へと新しい組織ができあがります。その際に戦勝国側の5カ国が中心となり設立したのが国際連合です。また当時の戦勝国が世界の安全保障を担うとして制定されたのが国連安全保障理事会に於ける国連常任理国です。 戦後の戦勝国側がこの国際安全保障理事会常任理事国の5カ国に決定されました。 この5カ国には決議案に対しての拒否権が認められています。 安全保障理事会常任理事国での決議案に際してこの5カ国の中から1カ国でも拒否権を発動すれば決議案は採択されません。 なぜ中国。中華人民共和国が国際安全保障常任理事国なのか 戦後の国際連合での常任理事国はイギリス、フランス、ソ連邦、アメリカ、そして中華民国でした。 現在の中華人民共和国ではありません。 これは、1960年代に国連で採択されたアルバニア決議により 中華人民共和国が常任理事国として認められ、それを不服とした中華民国が国連を脱退した事で変わりました。そもそも なぜあの大陸地域の国が国連安全保障理事会常任理事国なのかについて。 第二次世界大戦とは 連合国側(イギリス、フランス、アメリカ、ソ連邦そして中華民国)と相対する枢軸国側(ドイツ、イタリア、日本)という事になります。 ヨーロッパで始まった第二次世界大戦はドイツ,イタリアと諸外国であるイギリス フランス、ソ連邦、アメリカの戦争です 日本はアメリカとの間で太平洋戦争を行いましたが、その前にユーラシア大陸に於いて中華民国との間でも戦火を交えていました。 戦勝国側と敗戦国側とに分離した時、戦勝国側の相手と戦った国も戦勝国として認められました。 同じチームとして枢軸国と戦火を交えているからです。 この大戦の終結の落とし所は枢軸国側の敗戦を明らかにする事にあります。 よって戦時中にドツ軍により占領されたフランスや日本により一部の地域を失った中華民国(現在は中華人民共和国)も戦勝国とされています 国際連盟から国際連合への変遷について リンク紹介します。 https://www.yotsuyagakuin.com/b_geneki/renmei-rengo/ また中国について、 中華民国から中華人民共和国に常任理事国が変わる経緯。 アルバニア決議についてもリンク紹介します。 https://www.y-history.net/appendix/wh1701-033.html
質問者からのお礼コメント
回答有難うございました。
お礼日時:2/28 21:24