将棋について質問です。
将棋について質問です。 2ヶ月前くらいに将棋を本格的に始めてみようと思い始めだしました。ピヨ将棋というアプリをダウンロードし、今レベル12(6級と記載あり)に勝てづ躓いてます。一つの戦法をやり込んだ方がいいと言うことで、四間飛車を打ち続けています。ですがなかなか棋力があがりません、3手詰めはそこそこ出来る様になってきたのですが、5手詰めもやったほうがいいのでしょうか?ネットの情報では色々四間飛車について独学ですが勉強してみましたが、やはり藤井猛さんの本なども読んだほうがいいのでしょうか?目指す所はピヨ将棋の初段に勝てるくらいになりたいと思っています。対人でないからなんとも言えないと言ってしまえばそれまでですが、将棋に強くなりたいです。アドバイスお願いします。
将棋、囲碁・42閲覧・250
ベストアンサー
◆まず戦法についてです。私自身、四間飛車を使う高段者ですが、初心者に四間飛車は必ずしもお勧めできません。初段までですと四間飛車側を持って勝つのは結構大変な印象があります。ただし一般的に初心者に四間飛車がお勧めされる理由もちゃんとあって、それは「待ちの戦術」に対する理解を深めるためです。相手の仕掛けに対して適切に反撃することで優位を築くというスタイルに触れることで、必ずしも棒銀のような「先攻逃げ切り」だけが全てじゃないと言うことを理解するためです。つまり長期的に見て強くなるために・・という意味で、四間飛車がお勧めされているのだと思います。勝つことだけを考えれば棒銀(原始棒銀や角換わり棒銀)、右四間飛車、または振り飛車ならば石田流系統などの攻撃的な戦法を指すのが合理的です。特に質問者様の場合は明確に初段という目標を持っておられるので、四間飛車よりかはもっと攻撃的な戦法を選んだ方が目標への近道だと思います。もし仮に今のうちから二段三段四段と上がっていくことを想定するのならば四間飛車の経験は上達において効率的に働くでしょう。 ◆次に詰将棋についてです。詰将棋の重要性やトレーニングとしての効用については、いくら有段者や高段者と言えども結構意見がわかれるところです。私なりの一意見としては、詰将棋は初段になるのには必須ではありません。①一手詰みは見逃さない、②簡単な三手詰みなら見える、③時間かけて頑張って読めば五手詰みが見える、くらいで十分だと思います。これくらいならば詰将棋をせずとも対局の経験を積むことでできるようになると思います。また初段帯では終盤力よりも基礎的な定跡や実戦経験(現場でのアドリブでの対応力)の方が圧倒的に大きなウェイトを占めていると思います。というのも、初段までだと序盤や中盤で殴られて(or 殴って)、終盤では既にかなり形勢差が付いていることが多い印象があるからです。 もちろん、終盤を鍛えるか鍛えないかなら、鍛えた方が強くなるのはそれは当たり前です。しかし効率を考えれば序盤(戦法)や中盤(定跡)の勉強の方が優先順位が高いと思います。初段までに限っては。 ◆最後に棋書についてです。これは一般的には読むことが強くお勧めされています。私も同意見ですが、私自身はまともに棋書を読まずにネットで勉強して強くなった人間ですので「棋書を読まないと強くなれない...わけではない」とだけ付け加えておきます。初段二段三段レベルの四間飛車ならばネットに十分な情報が載っていますし、四段や五段の筆者が書いたブログも稀にあったりします。棋書を読むなら、王道は藤井猛さんの棋書「四間飛車を指しこなす本」あたりです。
質問者からのお礼コメント
ご丁寧な回答ありがとうございました。棒銀は初めに少し指したことがありますので、右四間飛車を一から勉強して指してみることにします。
お礼日時:3/3 16:56